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2005年9月 3日 (土)

無駄な物はない

今、9月9日に行われる、衆議院会館での講演会の準備に追われています。

今朝、エキサイトな記事を読みました。
私は、医学生の頃から、「DNAはイントロンという翻訳されない大部分の所と、エキソンとよばれるわずかな重要な翻訳されるところからなる」と教わってきました。私どもの研究室でも、遺伝子異常がエキソンに無いと、「あーあ」と深いため息におそわれた物です。

ところが!

この、無駄だと思われていた領域もきちんとRNAに読み出され、遺伝子発現の調節を行っていると言うではありませんか!

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/genome_research/

タンパク質にコードされない部分は無意味と考えられていた時代とは、明らかに違う時代に突入したことを示しています。私の非常に優秀な上官のY先生もRNAを用いて、難病の治療に役立てようと奮闘しています。

http://www.tmd.ac.jp/med/nuro/study.html#3

最初は、「RNAでどうして治療できるの?」という疑問からでしたが、何回も講演会を聞いているうちに理解が深まりました。今も沢山の発見を重ねて、治療法が無いといわれる疾患の治療のために、前進しています。

このような、創薬につながるお話に、とても感動したので、同僚の発表会でお話ししたことがあります。喜んでくれると思いきや、「そんな治療法は大学の話で、私には関係ありません」と言われて深く失望した思い出があります。

医学は常に進歩し、患者さんのために知識を豊富にしなくてはなりません。
知識の進歩を望まない医師にかかられる患者様はとても不幸です。
無事にその病院も卒業し、クリニックをやれると思うと、非常にすっきりした気持ちです。

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