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2005年9月19日 (月)

サンデー毎日さんに記事掲載

サンデー毎日さんに私の記事が掲載されているよと友人や家族から連絡がありました。

糖尿病の内服薬を飲まれている方にとてもお役に立つ内容になっていると思います。
思います・・・というのは、私は当直で、買いに行けず読めていないからです。

特に、高齢者の方やその他、気が付きにくい点についてお書きしました。
神経内科医は高齢者や中枢を診るので、糖尿病の副作用にも良く出会うのです。

友人の話では、『読んで面白かったよ・・・。実物はこんな奴なのになあ。』
という感じでした。みんなありがとう。

糖尿病の薬って複雑なんでしょうか?

実は、糖尿病の内服薬はそれほど複雑ではありません

詳細はサンデー毎日さんの記事を読んで欲しいのですが、

1.膵臓からインシュリンを放出させる薬
2.1.と一緒だけれど効果発現が早くて持続時間が短いもの

3.筋肉などの組織のインシュリンの効果を高めるもの

4.肝臓での糖の生産を抑制させるもの

4系統しかありません。4はあまり用いられないし、2は1の改良版なので、実はよく使われるのは2系統だけなのです。

その他に、腸での糖の吸収を遅らせるお薬がありますが、結局最終的には糖は全量吸収されるので、血糖値のピークの値を低下させる意味しかありません。
おなかが張ったりする副作用が主です。

ですから、本当の意味でのインシュリンに関わる積極的な糖尿病のお薬は上記2系統しかないのです

このように、物事をシンプルに説明したもの(すごく乱暴な理論ですが間違っていません)は、あまりであったことが無く、その意味でとても良いと褒めてもらいました。

もし、もっと知識を増やしたいのなら、そのシンプルな理論にさらに修飾されるべき知識を増やしていけばいいのです。

今の医療は最初から過剰すぎ。

お薬の開発というのはとても大変なものなのです。

新薬といっても改良版が多いのです。

ですから、百花繚乱の様に見えても、それは、咲き誇る枝先の花を見るからそうなのであって、そのは実はシンプルだったりするわけです。

そして、副作用は、その幹の性質を必ず引きずっている。
これは、抗ヒスタミン薬と抗アレルギー薬の点で拙書(今日見たらアマゾンで残り一冊になっていた・・・)でも触れたことです。

副作用の観点からは、インシュリンの分泌促進薬はやはり低血糖が主の副作用になりますし、インシュリン感受性改善薬は心臓の筋肉への影響が最も注意すべき副作用です。

また、糖の生産を抑える薬は、乳酸アシドーシスという希にしか起きない、でも一旦起きると重篤な副作用を持ちます。

これらは、『幹』が違うので、副作用の性質が全く違うのです。

でも、いつでも基本は食事と運動。

それぞれの系統の中の色々な種類のお薬は、みんな似たり寄ったりです。
どうぞ、記事をご参照ください。
サンデー毎日、平成17年10月2日号です。9月20日発売。

よろしくお願い申し上げます。

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