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2005年10月24日 (月)

HGFと森下竜一先生

先週月曜日に森下竜一先生にお会いしました。

morishitaDR
肝細胞増殖因子(HGF)のお話でした。

閉塞性動脈硬化症の治療にHGFが治験中であるとの事でした。

恐い先生かと思いましたが、やさしいソフトな感じの先生でした。

HGFはもともと肝細胞を増殖させる因子として、日本人が発見しました。

その後、森下先生がさまざまな血管増殖作用があることを発見し、ベンチャーとして育ててこられました。

講演会では、高血圧における内皮細胞の重要性がまず説明されました。

実はHGFは肝臓だけではなく、血管や心臓の細胞にもあり、その重要性についてお話されました。

ついで、現在は治療法が限られている閉塞性動脈硬化症についての治験の進み具合についてお話がありました。

私も何人かの患者さんを東京医科歯科大学にこの治験のためにご紹介してきましたが、こういう背景がある、ということを詳しく初めてお聞きしました。

とても良い治療法です(現在は治験のため参加出来る方は専門医による診断を経て、治験を行うべき方だけに限られています。まだ、患者さんを募集しておりますので、ご興味のあるかたは、東京医科歯科大学血管外科にお問い合わせください)。

(岩井先生のこの教室が歯周病菌と足の血管の異常の関連を報告し注目されていることを先日おつたえしました。面白いお話です。)

現在では、世界中でさまざまな分野の特許を取得中で、脳梗塞の治療にも応用できそうです。

私は、このように産学協同で日本の医療が進んでいくことはとてもすばらしいことだと思っています。

現在の多くの薬剤は、海外で開発されたものです。

日本発の良いお薬が増えることはうれしいことです。

片頭痛の予防にもなる高血圧のお薬も日本発のものでした。

このように、資本と治療法の進化は両輪として進んでいきます。

産業界の方々と会える自由を手に入れられて、勉強が沢山できて、本当にうれしいです。

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