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2005年12月 7日 (水)

タミフルの副作用<FDAの見解>

FDAはタミフルと小児の幻覚、死亡例は今のところ因果関係はなさそうだという発表を行いました。

ただ、日本が、世界有数のタミフル消費国であり確率的に副作用を引き当てた可能性は否定できないため、今後、米国でも注意していくという風にも読めます。

これを受けて、日本小児科学会もタミフルの安全性についての報告を行いました。

タミフルは人間にない、インフルエンザウイルスの酵素を阻害する薬ですから、特別大きな副作用のない良い薬だと考えてよいと思います。

ただ、前回もお話したように、血液脳関門という脳を守るバリアが未成熟な場合、高濃度のタミフルが脳に蓄積し、神経抑制作用を有するということは事実として報告されています。

幼弱マウスで呼吸抑制がくるメカニズムを有するお薬であることは知っておいて良いと思います。

成人に使う分にはほとんど問題ないでしょう。

今後の症例の蓄積が待たれます。

FDAの見解、小児科学会の発表を拝見するとまず一安心かもしれません。


でも小児や高齢者の場合は、意識レベルの変容をよく注意してみていくことにしましょう。

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