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2005年12月24日 (土)

選択の自由と開放性

黒岩さんの講演会で面白かったのは、開放性ということです。

温泉手形というものを黒川温泉では発行し、どの旅館に泊まっても、それぞれの旅館
の温泉に入れるというシステムを考えました。

その結果、黒川温泉を訪れた人は、いくつもの温泉を経験することができ、活性化が行われました。

それに比して、ボーリング場、カラオケ屋までつくり、囲い込みを図っているところはどうでしょう。

温泉にそのようなものを求めるでしょうか。

クリニックにも同じ事が言えるかもしれません。

私は色々な相談を受けて、最適と思われる病院へ積極的にご紹介申し上げてきました。
また、診療科もむやみやたらに広げることはやめています。
父親と私の専門医を持っている範囲に絞って特化してきました。
それが、うちのクリニック
らしさ」を示すものであると思ったからです。

黒川温泉も、その自然の豊かさを強調した、黒川「らしさ」を追求し、突破口としたのでした。

また、私は患者さんに受診の選択の自由があると思います。

そして、それぞれのクリニックはそれぞれの特徴を生かし、そのクリニックらしく診療を行い、御互い連携をとっていく。

そういったシステムが求められているものと思います。

実際、幾人もの患者さんがたを専門医にご紹介してきましたが、ある程度良くなられた後、またうちのクリニックに戻ってきています。

私は、治療法を限定しません。
相談して、交互に幾つかのクリニックを回られる方もいらっしゃいます。
本当は入院だけれども、在宅を希望された、超高齢者の方もいらっしゃいました。
医学的に正しい事を実現するだけではできない、総合力が求められています。
毎日が、修練の日々だと思っています。

医療体制については、東京での地盤に加え、千葉での医師同士の交流も深まってきました。

千葉の総合病院に勤めたことの無い私は、少し不安でしたが、より良い医療をもとめ、誠実に御話すると、どのお医者さんもきちんと対応してくださいました。

千葉県の柏での研究会で談笑できるところまでこれて、本当にホッとしています。

神経内科的専門治療を求めて、紹介されてくると言う、逆のパターンもできてきました。

頭痛治療のために訪れる患者さんも増えてきました。
皆さん、頭痛無くクリスマスパーティーにいけて、年を越せると喜ばれています。
パーティーでは赤ワインが必須ですから。

僅かな診療のために長時間待たされるよりも、とりあえず、信頼できるクリニックにかかると言うのは良い知恵だとおもいます。

クリニック同士の横のつながりも努力して作っていく必要があります。

選択の自由と、こういった開放性を患者さんに提供していこうと思っています。
そういった風潮は、患者さんにとってすごくいいことだと思っています。

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