速報!うわさのナノブロック(インフルエンザ マスク)詳細
こちらが箱の裏側です。
マスクの構造についての記載と、ウイルスを100%捕らえるものでは無い、本商品は雑品、雑貨類です、と注意書きがあります。
医療用マスクではないと言いたいのだと思います。
こちらに、その仕組みの説明があります。
なんと中を開けると、銀色の密封パック。
厳重な感じです。
手触りは重層アルミフィルムの感じ。
少し厚手のアルミホイルのようです。
装着の方法が載っています。
レトルト食品のようです。
中を開けると、こんな感じのマスクが7枚入っています。
実は、このたたまれ方は優れているのです。
こうやって、たたまれていると、裏と表を絶対に間違えません。
上が鼻側になっています。
でも、きれいにたたまれていて、つけた感じが想像できません。
これは、二つ折りにして、横から見たところなのです。
装着するときには、横に広げて使います。
左側に見える穴が耳に掛ける穴になります。
中を広げたところです。
一度装着しておいて見ました。
立体型に広がるので、苦しくありません。
フィット感もまあまあです。
それでは、内部構造はどうなっているのでしょうか。装着時右側になる部分を切断してみました。
それぞれの層にオレンジ色のポストイットをはさみました。
上から、
1.内側の不織紙、2.静電フィルター、3.ナノブロックフィルター、4.外側の不織紙の四重構造になっています。
全く図の通りです。
裏と表を間違えずに装着するので、外からのウイルスがナノブロックフィルターで不活化された後、吸い込んだ空気は静電フィルターへ導かれる事になります。
そこで、細かいチリや埃、カビなどが取り除かれると言うわけです。
うーん。上手い仕組みです。
一体型になっているかと思いましたが、本当に四枚のフィルターの積み重ねになっています。拡大したところです。
内側の層の次の静電フィルター(上から一番目のオレンジの上に乗っているフィルター)は目の細かい丈夫な紙と言った感じです。ナノブロックフィルターは逆に目の荒い構造をしています。
写真で、そのフィルターの目の細かさが判ると思います。
僕は、ウイルスを吸着すると言うナノブロックフィルター(うえから二番目のオレンジの上に乗っているフィルター)の方が目が細かいと思っていたので、これは驚きでした。
ナノブロックフィルターとは、こちらに説明がありますが、インフルエンザウイルスに対する抗体を固定したフィルターで、吸着と同時に不活化する作用があるそうです。
こちらにも判りやすい説明があります。
なんと吸着するだけでなく、加湿し、ウイルスを壊すと言うのです。
なんという技術でしょう。
フィルターに触れてもしっとりした感じはしませんが、呼気などの空気中の水分をある程度キャッチする能力を備えているものと思われます。
開発したダイキンのページはこちら。
かがくるでご一緒した、国立感染研究所との共同開発だったんですね。
しかも、チタンの話も載っています。
吸入するときのウイルスだけでなく、咳をして、放出するウイルスも不活化するので、感染拡大に役に立つとの事です。
ちなみに、この写真のバックに使わせていただいたのは、佐久間先生の立派なアトラスの本です。きれいな群青色です。
ナノブロックマスクは、一日に一枚交換が推奨されています。
でも、一枚200円位するので、ちょっと高価です。
でも、この構造を見ると、理解できるかもしれません。
フィルターが高価なのかもしれません。
結構上手にナノブロックマスクの構造が判りやすいモデルができたとおもいます。
クリニックに展示しました。
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