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2006年2月 3日 (金)

混合診療について

日本の保険診療では、自由に薬が使えなくて、もし患者さん自身が使いたい薬を個人輸入して使用したいときには、医療費全体を自費診療にしなくてはならない・・・

だから、混合診療と言う形態にして、保険診療は極ベースになる部分だけをカバーし、残りはプライベートな自分ではいる保険にして自由にお薬など治療方法を選べるようにした方が良いのではないか。

特に、癌治療の現場でそのような議論が起きました。

そのため、現在では制度の緩和が行われ、多少改善されました。

そうであれば、混合診療が良いのでしょうか?

一見、患者さんの自由が増すように見えます。

でも、もう一度、再考する必要があります。

日本の医療は、あまねく受診できるような事を目標に組み立てられたシステムです。

また、ベースになる医療もそれ程酷いものではありません。


これは、世界でも優れたシステムです。

福祉的な側面の強いシステムとなっています。

私は、その良さを失ってはいけないと思っています。

たとえショーウインドーに並ぶ商品の選択肢が広がり、その自由があったとしても、手に入れられなければ意味が無いのです。

もし、混合診療になり、国民健康保険や社会保険でまかなってくれるベースになる医療が非常に制限したものになったらどうでしょう。

選択の余地が広がっても、プライベートな保険料が高かったり、負担金が高価だったらどうでしょう。

自分の入っているプライベートな保健が使えない病院に運び込まれたらどうしますか?

混合診療で使える『薬剤』の安全性の保障をだれがしてくれるのでしょうか。
患者さんが自己責任で薬剤から、保険の選択まで全て管理するのでしょうか。

日本の医療システムには、この優しい福祉的な側面が色濃く残っています。
逆に言えば、医療提供システムに厳しい経済的な制限が加えられているともいえます。

私は、どのような経済状況にある人でも、一定水準の治療が行える現行の保険システムを改良しながら進んで行くのがよりよい道筋だと思っています。



今日も地震がありました。

えらい!へびりちゃん。
 

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