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2006年4月30日 (日)

納豆の威力/7-O-Malonyl Macrolactin A(MMA)

私は、以前から納豆に秘められた力を認めてきました。

例えば、咋冬から大流行した、ウイルス性胃腸炎の患者さんにヨーグルトと納豆を組み合わせて食べてもらうと、治りが早かったり、入院患者さんの抗生剤性の下痢の改善によかったり、様々な点で納豆には助けられてきました。

納豆菌(Bacillus subtilis
)は最近、いろいろな新しい知見が重ねられています。

Antimicrob Agents Chemother. 2006 May;50(5):1701-1709.
7-O-Malonyl Macrolactin A, a New Macrolactin Antibiotic from Bacillus subtilis Active against Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus, Vancomycin-Resistant Enterococci, and a Small-Colony Variant of Burkholderia cepacia.

Romero-Tabarez M, Jansen R, Sylla M, Lunsdorf H, Haussler S, Santosa DA, Timmis KN, Molinari G.

私は、これまで、腸内細菌を整える作用が好影響を及ぼしているのかと思っていました。

なんと、納豆菌自体がMRSAなどの悪玉細菌を制する物質を作り、積極的に攻撃しているというのです。

マロニル マクロラクチン A(MMA)という物質が同定されたというのです。

納豆菌は腸内のビフィズス菌を増やす作用がある事は知られてきました。

相互的に腸内細菌を良い状況に持っていくのです。

人の寿命は腸や血管の様子で大きく変化します。

腸内細菌を整える食事を古来とってきた日本食は本当に良いものです。

納豆菌の様々な報告は今でも相次いでいます。

ナットーキナーゼという血液を固まりにくくするという作用もあるそうですが、まだ良く理解できていません。

納豆なら全て良いとも思っていません。

海藻やキノコ(真菌)の分解物もそうですが、そういったものを摂取して、そのもの自体が血液中に検出されるかどうかが大切です。

ほとんどのタンパク質は腸でアミノ酸やペプチドにまで分解されてしまうからです。

摂取したものが腸をすり抜けるかどうか、良く確かめる必要があります。

納豆の場合、腸内の様子を整えるという点は信頼して良いと思っています。

薬剤が薬効を現すのは、きちんと血中濃度が上昇し、的確に必要な臓器にデリバリーされるからです。

良くテレビに出てくるドロドロ血という表現も視覚的にはドラマティックですが、アウトプットの再現性に問題があり、使うべきでないと思っています。

『血液粘土』が高い、『血球同士の接着能が亢進している』など、エレメントに分解してきちんと数値化すべきでしょう。

こういった事を一つずつ、大切にしていく必要があります。

きちんと正しく理解を進めていくということが大切です。

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