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2006年4月18日 (火)

チームバチスタの栄光

チームバチスタの栄光を読み終わりました。

チーム・バチスタの栄光 チーム・バチスタの栄光
海堂 尊

宝島社  2006-01
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医療者側から見てもとても面白いものです。

なんといっても、個人的には、冴えないようで冴えている優しい神経内科医が主人公なのが良かったです。

現在の医療事情の苦しさを、登場医師の『これじゃ医者も壊れる』の一言でまとめきるところが素晴らしい。

医療者と家族との関係や、医療問題を紋切り型の問題意識で済ませるのではなく、さらりと切り抜けているところも素晴らしい。

実在しない厚生労働省のエキスパートがやってくるところも良いです。
実際、厚労省のお役人さんで、白鳥さんのような方を拝見した事があるので、とても面白かった。

でも、一番感動したのは、より良い医療のためにがんばるという姿勢が、
院長先生
厚労省の御役人
病院の片隅でひっそりとのんびりとやる神経内科医
看護師さん
チームバチスタの胸下の先生方
外科の教授 たちに皆に共有されていたという事です。

通常こういった小説は、悪徳な医師や老練な医師の権力争いなどに終始して、読んでいて不快になってくるのですが、この小説は『全力で治療しているのに、不可解な事故が起きる』と感じるところから始まります。

院長先生もその謎を解き明かす事に全力を尽くす。

オートプシーイメージングにより殺人の全貌が明らかになる。

今現在の医療の風を受けた小説として評価すべきでしょう。
こんな小説の中に、医療問題の解決策のヒントが隠されていたりするのかもしれません。

こういった時は、海に行きたい気分です。

きれいな貝をゆっくり拾いながら歩くと、俳句や詩や言葉や絵のヒントが生まれるのですが・・・

忙しくて悲しい。

忙しい中にも美しい写真をとり続けている職人さんいるのがとってもうらやましいです。

いろいろな環境の中で、貝あわせを人生の中で繰り返している事を普遍化した形にしたいものです。

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