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2006年5月31日 (水)

先読みの脳

物事を進めるためには、先読みが欠かせません。

それは、生き馬の目を抜くという事だけでなく、新しいものを創っていくためにはどうしても必要な事なのです。

そういった物事を処理するのには、脳の中でも前頭葉が重要であるという事が報告されました

先読みというのは、オカルトの予言のようなものとは一線を画すると思っています。

人は世の中にあふれる沢山の事象に囲まれています。

そういった事象を結びつけたり、改良したりして、新しいものを創造して行くというのはまさに先読みの技術や能力だと思います。

先日、ある私的な会合で高血圧の薬のなかのカルシウムチャンネル拮抗薬の御話を聞きました。

結構 『古いタイプ』 の降圧剤です。

ところが、その先生は何か知っている感じで御話されていました。

そのため、なぜ「いまさら」そういったものが必要か? と質問しましたが、中々良い返答は得られませんでした。

たぶん会場でこの雰囲気を察知したのは私だけだったと思います。

ところが、先日、最も新しいタイプのARBと呼ばれる降圧剤とカルシウムチャンネル拮抗薬の合剤が発表されたことを別な報告で知りました。

この情報は公開されていますが、日本の医師で知っている人はまだホンの一握りでしょう。

もともと競合相手だった製薬メーカーが手を結び合剤を出すというのです。
読み方によっては大ニュースです。
このページで、Exforgeの項をご覧ください(4ページ目)。

こういった合剤の流れがあるから、この前の話があったのかもと私は思いました。

翌週の学会で、私は、ARBとカルシウムチャンネル拮抗薬の併用の有用性についての論文を紹介しました。

そうであれば、次はこういった事が話題になるだろうと先読みする事もできます。

たとえば、言葉を組み立てる天才の人、言葉の訓練をする優秀な教官、医師、この組み合わせで何ができるか先読みする事。

はっきり分らないけれど、重要な人に出会っていく事。

後から考えると、そのモヤモヤした良く分らないものが実を結ぶ事が沢山あります。

意識下に脳が先読みしているとしか思えません。

広告業界の方と、医師と、農家の方々や大手食品メーカーの方々。
この組み合わせから何が生まれるか。

先読みというのは、沢山の事実の認識と組み合わせの中から、未来のあるべき結論を引き出す能力なのではないかと思っています。

中々奥が深いものです。

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