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2006年7月17日 (月)

妊婦さんと頭痛

女性は頭痛に本当に悩まされます。

これらの頭痛は片頭痛という頭痛がほとんどだと思っています。
だから、解熱鎮痛剤はあまり効かない。

妊婦さんになっても、頭痛が続く方も多いです。

あるいは、妊婦さんになってひどい頭痛が出てきて困る事もあります。

トリプタン製剤という片頭痛の特効薬が使えるようになり、女性が頭痛から解放されるようになりました。

こちらに、妊婦さんの片頭痛についての考え方が載っています。

基本的には妊婦さんはどのお薬も飲まない方が良いのですが、様々な症状によって日常生活が著しく障害されている時は治療も必要という考え方です。

以前使われていた、エルゴタミン製剤は子宮の平滑筋も収縮させてしまうので、妊婦さんには禁忌(絶対使ってはいけない)でした。

イミグラン、レルパックスやマクサルトといったトリプタン製剤はセロトニンのアゴニストであり、直接的な平滑筋収縮薬ではないので妊婦さんにも使用可能です。

私は、女性は頭痛から解放されるべきと考えていますので、あまりにも酷い頭痛の時には、妊婦さんにもトリプタンを使うことがあります。

妊娠しても女性には待ったなしの様々な仕事が待っていて、それに追い討ちをかけるように頭痛がやってくるのは本当に辛いものです。

無事に赤ちゃんが生まれて、遠方からわざわざ来院してくださり、「先生、あの時、頭痛を救ってくれてありがとう」という言葉を聞いたときには、とてもうれしい思いをしたものです。

赤ちゃんもかわいかった。

彼女はあちらこちらの病院に行ったのですが、「脳腫瘍も脳出血もないから、大丈夫」といわれて治療薬も無く様子をみていたのです。

「大丈夫」と言われても頭痛は残っていて、困ってしまった彼女は私のところにやってきたのでした。

頭痛からの開放の大切さ。

日本はQOL(生活のクオリティ)を保つ余裕のある国です。

まだまだ頭痛への理解が進んでいないと思いました。

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