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2006年10月17日 (火)

奇跡の出会いとタイミング2

『あした御茶ノ水に行くんだけれど、先生、時間ある?』と國本先生(名古屋大教授)から留守電が入っていました。

会議で電話を切ったままだったので、昨日の夜の電話です。

急いで、今日のスケジュールを留守電に吹き込みました。

なんと秋葉原近くで会議と言う事です。

『こんにちは!』

『すごい偶然だねぇ。僕は今日ぐらいしか秋葉原にこれないんだよ。』

『僕もです。たまたま、内科学会地方会があったので、御茶ノ水に来る予定だったんです。』

こういう偶然もあるものです。

一緒にいらした國澤好衛(首都大学東京教授)先生にもご挨拶しました。

日本デザイン学会が私が開業するビルの裏のダイビルで開催されているそうです。

私がお待たせしてしまった、僅かな時間の間、BOSEのノイズキャンセラーのヘッドホンを先生はゲットされていました。

わずか30秒歩いていただいて、クリニック開業予定の場所を実際に見ていただきました。

『ふーん、ここなのかぁ。面白い場所にあるね。』

実物を見ていただいて、様々な懸案事項を一緒に話し合いました。

國本先生のアイディアは尽きるところがありません。

素晴らしい。

國本先生も私も、一旦散会しそれぞれの用事をすませ、カフェでお会いしました。

クリニックのコンセプトと目指すところのすりあわせをしました。

『先生、この後のご予定はどうなさるんですか?』

UDXビルの地下に車を止めていたので、近くならお送りしようと思いました。

『東京駅から新幹線に乗るだけだよ。』

『エエーッ!?私もこれから、東京駅八重洲のIP20のショールームで最後のデザインの話し合いをするところなんですよ!』

何という偶然でしょう!

待ち合わせも何にもしないのに、

國本先生が学会のときに、私は内科学会で本郷(御茶ノ水)。

秋葉原のクリニックを一緒に見て、次は、

國本先生が東京駅に向かうとき、私は八重洲で会議。

こんな偶然ってあるんでしょうか?

天を仰ぎました。

『それじゃ、先生、一緒にIP20に行きませんか?』

『行こうか。』

この無謀とも思える私の申し出に先生は快く答えてくださいました。

素晴らしい。

IP20に到着し、小山さんと話し合います。

建築士さん同士のいろいろな話し合いには、とてもためになる話が沢山ありました。

すごいなぁ。

私と、滝田さんは、小山さんと國本先生のやり取りを横で眺めているだけです。

クリニックがどうこうというより、より良い社会インフラをどうするかと言う議論になっていっています。

そうなんです。

そう来なくっちゃ。とてもうれしくなりました。

激論を戦わせ、気持ちよい疲労につつまれて、IP20を出ました。

いいクリニックになるでしょう。

我々は、國本先生の提案で蕎麦やに行く事にしました。

『この辺は加賀藩のお抱えの土地だったんだよ。でも、この建築は全くダメだなあ。駅の中心部に向かって明るくなるようなタイルにすれば、だれでもどこにいるか分るのに。これじゃ全然ダメ。』

日本中で統一したそういったデザインがあれば人々も迷わず〝アフォーダンス〟されるでしょう。

本当にデザイン、ダメです。

御蕎麦屋さんでは、先生が作られた補聴器の話から、耳の生理学、〝クニモトハンド〟とよばれる、人工手のお話までいろいろお聞きしました。

補聴器と鼓膜の間の反響が無い、画期的システム。

音の位置が分る補聴器。

レーザー光を液体の樹脂にあてて立体模型を作るシステム。

クリニックのプロジェクタを使ったアドシステム。

先生はアイディアの湧き出す泉です。

そして、僕らはその概念を実現していく。


滝田さんとコーヒーを飲みながら、ため息をつきました。

今週起きた新橋の奇跡。

今日の秋葉原駅から東京駅の奇跡。

沢山のブラウン運動のように自由運動をしている分子が、なぜか、今、奇跡的にクロスロードしている。

何か新しいものが始まるときにはこういった偶然や奇跡が積み重なっていくのでしょうか。


思えば、ボーネルンドさんに親学を7月に書き、それをセルガレージの八村さんが見つけ、夏にグッドデザインプレゼンテーションが行われるので、そのパネリストとして招かれ、メディカルデザインプラットフォーム立ち上げのタイミングと開業のタイミングが一致し、来週はアジアへ飛び立つ先生と僅かな時間を秋葉原でお会いでき東京に一緒に移動。

すべては〝見えざる手〟に導かれているように思います。

私は、必要なメディカルコンセプトはお話していますが、自由な議論のなかから生まれたものがクリニックを生み出している。

電子機器では一流の、フクダ電子さんも大きな協力を申し出てくださいました。

この包まれるような一体感に感謝の念が絶えません。

時間、空間、人々。

それらが海流やうねりを作っています。

ダイビングのときを思い出します。

海流に乗って流されながら、海を通してみた太陽はキラキラ輝いていました。

無理せず、次のステップに進むときには、こういった流れが生まれるのでしょうか。

その中でも、一歩ずつ、誠実に確実に仕事をしていく事が基本です。

今日、メタボリックシンドロームの高血圧治療のスライド、仙台で行われる健康化学会のスライド、難病とケアの論文をやっと仕上げました。

新潟の講演会の準備やω3の論文、著書の準備が残っています。

一つずつ です。

ちょっと疲れていたのですが、山岸伸さんから、米米(コメコメ?)クラブや眞鍋かおりさんのお話を伺い、また元気がでました。

がんばってやっていきましょう。

(10月14日 テトリスノカケラ)

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