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2006年10月 8日 (日)

RNAiにノーベル賞

RNA干渉、RNAiの業績にノーベル賞が授与されました。

私の所属する医局の横田先生も、C型肝炎の治療における
RNAiの治療法などで、大きく前進しています。

それらのことについては昨年の9月にブログにお書きしました。


ヒトを作るための情報は遺伝子という図書館にすべてDNAと言う形でしまわれています。

そして、そのDNAはRNAというものに写し取られてタンパク質などに作られていきます。

RNAはそれだけではなく、遺伝子の発現を調節したり、一部のRNAはそのものが酵素の働きを持ったり、様々なダイナミックな働きを持つ事が明らかにされてきました。

Natureのこちらのページに、RNAiの仕組みの良い動画が在ります。

RNAはこれまで、遺伝子の運び屋であり、静的なものだと思われていました。

数年前、横田助教授から『RNA干渉』のお話を聞いたとき、何をお話されているか良くわかりませんでした。

『うまくRNAを設計して、細胞に入れると、ターゲットにした遺伝子の活動がおさえられるんだよね。特定のRNAを切断する酵素の働きを持つものもあるんだよ。』



理解できなかったのは、私の頭がそれまでの科学の授業で教わった概念に固まってしまっていたからです。

ところが、生物はもともとRNAワールドから生まれたのではないかと言う事を含め、様々な驚くべき発見が相次いでいます。

創薬でも、抗体というタンパク質であり化学物質ではないリツキシマブの様な、ある特定のものをターゲットにした新たな戦略が練られており、全く新しい世代に突入しています。


新しいものは、全く新しい概念が必要で、脳を柔軟にする必要があると言う事を示しています。

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