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2006年11月28日 (火)

新潟薬科大学で講演会/朱鷺メッセも教員も素晴らしい(その2)

本当は、メディカル朝日の振るえの記事を書かなくてはならない、新潟発ときの中でこれを書きました。

練りに練った沢山の講演会のエッセンスを新潟薬科大学さんの生涯教育講座でお話してきた帰りです。

最後まで変更を重ねたので無理言って自分のパソコンでやらしていただきました。ごめんなさい。

このスライドは本当に今年の全ての集大成。

新潟薬科大学の卒業生さんが少しでも前に一歩踏み出せるように、博報堂の南部さんと渋谷の片隅の焼鳥屋さんで話した、coevolutionできるような魂をこめたお話をしてきました。

質問も的を得ていました。

すばらしい。

質問したそうな方々、答える方が結構しんどいのです。

どんどん質問すべきです。

時間が遅かったため、若林先生、渡辺先生、高中先生からお話を伺いながら美味しい新潟の御食事を頂戴いたしました。

お食事会は決して接待なんかじゃなく、激論になりました。
新潟の味覚も素晴らしかったのですが、その姿勢にとても好感が持てました。

楽観主義が通らない薬科大学と薬剤師さんの置かれた今の現状。

薬学部が6年制になったことの功罪。

『薬剤師さんがいる事は社会のウエルフェア(社会の利益)につながる。だから、インセンティブも生まれるだろうし、信頼も生まれる。絶対に後悔しない職業だ。』と私はそれでもゆずらなかったのですが

高中先生は絶対にうわべの話をしない本当の事を話していらっしゃいました。

こういった意見、大好きです。

足立区でケアマネさんや鍼灸士さんのご意見と一緒。

現場で起きている事は皆同じものを見ているわけです。

そこから軸足がずれなければ、意見に大きな隔たりがあっても大丈夫。

普通の医師だったら、きっともっといじめられたかもしれませんが、なんとなく、みねうちのような真剣でないやさしさを感じました。

でもぼこぼこに私の弱いところに刺さった。

よかったです。

こういった真剣勝負が大切です。

 

いじめの自殺があったときにワインパーティーを開いていた教育者が報道されましたが、私は、こんな風に薬剤師教育に一生懸命教育に命をかけている方々に接し、本当に感動しました。

もし彼らが同じ立場だったらパーティーを中止し議論の場にするでしょう。

生徒を愛しているし、今後の未来のために真剣。

私の中を何かが通り過ぎた気がします。

沢山の人々にお会いするというのはこんなにも豊かなものなのでしょうか。

彼らには何とかしたいという真摯さがある。

新潟薬科大学の学生さん、卒業生さんは幸せだと思いました。

一方で、なぜ社会は社会に役に立つ人々を育てる力が弱いのか疑問に思いました。
薬剤師さんの実習先にも困られています。

 

『情けは人のためならず』と言うことわざがあります。

『役不足』と言う言葉同様間違えられる頻度が高いものです。

『情けは人のためならず』は、最近、情けをかけると甘えてその人のためにならない と言う意味だと間違えられることが多いそうです。

それじゃ、情けをかけてはいけなくて、競争社会を生き抜く強さを持てということでしょうか?

まったく違います。全く反対です。

自分の人生や命から搾り出す情けの一滴がその時は意味が解らなくても、やがて人々に還元され、(もう死んでしまっているかも知れないけれど)やがて大きくなって自分たちや仲間達に戻ってくるという意味です。

『情けとは、近視眼的利益のために直接その人のために尽くすものではありませんが、まごころを尽くす事は筆舌に絶するほど大切です』ということです。

今、BGMに中島みゆきの地上の星を聴いています。

まさにこの曲は、そういう生き方をした人々を詠った歌です。

 今日お会いした新潟薬科大学の先生方はまさに『地上の星』だと思いました。

 

朱鷺メッセの35階からみた夜景は忘れられない。

私も、医療のためにこの先生達のように地上の星となりたいと思いました。

彼らのようにカッコよくなくても。

彼らは信念が揺るがない。

彼らのよい薬剤師を育てるという信念は、経済的な問題と渡りをつけながらも揺るがない。

こんな立派な先生方に、一年も前から礼を尽くしてお願いされた甲斐があったのだろうか。

私は不安になりました。

嘘八百な人々が放たない真実の光を本物は放っている。

できるなら、私は星になるときにはメタボリックなアンタレウスでなく、真っ白なシリウスになりたいものです。

 
沢山の事々を教えてくださった先生たち、講演会に来ていただいた数百人の方々、東京に向かう新幹線の中で感謝の念が絶えませんでした。

 

薬剤師さん、これからです。

ぜんぜん、まだまだ。

めんどくさい事は後回しです。

目の前の患者さんが何を求めているか見れば、自分の居場所わかるでしょう。

私も一緒です。

リノリウムの床の場所、わかるでしょう。

私もよく、自分のブースの床見ます。

ここだなっと。

ここから始めようと。

あるいはステートの事もあります。

寝れない医局の長いすに寝転んで、くるくる回して反射する蛍光灯をみて、ここからだなっと。

誰もいない。

自分だけです。

 

がんばっていきましょう。

ウエルフェアがどこにあるか。

なぜ、我々はこの職業なのか。

人々は何を望んでいるのか。

薬剤師さん、すごい仕事じゃないですか!薬のエキスパートです。

日本で信頼される職業です。

消防士、エンジニア、看護師、裁判官、薬剤師さんと続きます。

最近では四位にランクアップされていました。

医師は悲しいことにランク外です。

ファーマシューティカルコミュニケーションの井手口先生のような方もいらっしゃるのも心強い。

 

久々に感動した講演会でした。

ありがとうございました。

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