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2006年11月23日 (木)

新潟薬科大学の講座の講演/副作用の本

Photo_18これが私が描いた挿絵です。
息を一気に吹くと、その人の空気の通り道が狭くなっているかどうか解る、呼吸状態がわかる、ピークフローメータと言うものの説明です。

061122_09410002 こちらが実際の本に掲載された挿絵。

幾度もイラストレーターさんとやり取りをして、イラストに書き起こしてもらいました。

私は絵が大好きなので、自分で書いた絵をリファインしていただいたのですが、もし、絵を描くのが嫌いな著者だと、ニュアンスを書き起こすのはとても大変なのではないかと思いました。


こういった作業の繰り返しは、なかなか公表されないので、今日はそのシリーズで行ってみようと思います。

副作用―その薬が危ない 副作用―その薬が危ない
大和田 潔

祥伝社  2005-06
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イラストは講演会で用いるこの著書のものです。

Photo_19 脳は不思議な作りになっています。
表面に神経細胞の本体があり、そこから伸びた長い長い細胞の突起がまるで線維のように脊髄へ下っていきます。

その様子を描いたイラストがこちらです。
脳の大脳、小脳、脳幹などの場所もお話しています。
イラストにすると、こちら。
061122_09400002_1 細胞のあるところがグレーになっているのは、我々は細胞のある場所を『灰白質』線維の多いところを『白質』と呼ぶからです。

実際に解剖してみるとそのように色が異なっているのです。

私の希望で色づけしていただきました。

Photo_20
肺の間質を現すためのイラストの原画はこちら。

イラストレーターさんにその構造をお伝えするのは難しかったです。

061122_09410001_1 かなり綺麗にまとめていただきました。

肺が薄い膜でできた小さなブドウの房のような肺胞の集まりであって、それらを支える間質があることが伝わると思います。

このような微細な優れた構造体をタバコの煙で破壊していく悲しさが伝われば、と思っています。
壊されるとブドウの房が無くなり、ただの大きな袋となり、それが肺気腫と言う病気です。
もったいない。

Photo_21 花粉症の説明には、ヒスタミン、ケミカルメディエーターという概念が必須です。
この連鎖反応を上手く書きたくて、何回も書き直したイラストがこちら。
見るだけでくしゃみが出そうです。

061122_09400001_1 イラストはこちら。

より生生しくなっています。
もっとくしゃみが出そうです。

こんな風に、私の芸術的な絵が普遍性をもった新書用のイラストにリバイスされていったわけです。

医療というのは聞いて楽しいものであるはずです。

ブラックボックスで良いわけが無い。

インターネットのインフラが整備された今、PUBMEDなどでどの人も最新の論文に触れることができる。

例えば、私の胃瘻の論文はこちら。

 Adv Skin Wound Care. 2005 May;18(4):183-4, 186, 188-9.  

Use of a hydrofiber dressing to manage PEG sites.

Department of Internal Medicine and Rehabilitation, Aoyama Hospital, and Tokyo Medical and Dental University, Tokyo, Japan.

カンデサルタンによる片頭痛予防効果の論文はこちら。

1: Hypertens Res. 2004 Jun;27(6):441-6. 

Efficacy of candesartan in the treatment of migraine in hypertensive patients.

Department of Internal Medicine, Aoyama Hospital, Tokyo, Japan.

と言った感じです。

情報公開が24時間、365日行われています。

私は新潟薬科大学さんでそんな事をお話しようと思っています。

久々にイラストの原画のファイルを開いて楽しかったです。
こういった手描きイラストの医学書もよいかもしれませんね。
イラストレーターのベクター曲線にない温かみがあります。

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