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2007年2月26日 (月)

脳卒中と頭痛/脳梗塞と脳出血

2月の第一週目、独りの方の命を秋葉原駅クリニックが救ってくれたのでそのお話を少ししようと思います。

『頭痛には緊張型頭痛と片頭痛
』の2通りがあって・・・とお話しする事が多いのですが、それは、慢性の反復性の頭痛についてです。
医学的には、頭痛そのものが病気の本体なので、
一次性頭痛と呼びます。

それに対して、脳卒中、脳腫瘍や髄膜炎など他の病気からくる頭痛を、最初の病気に引き続いて頭痛は起きて来るので、二次性頭痛と呼びます。
日本では、tPAで加療できる様になった脳梗塞の方が頻度は多いのですが、脳出血も侮れません。

その方は、てくてく他の患者さんと同じ様に歩いていらっしゃいました。
埼玉の少し遠くの方から、筑波エクスプレスで元気にわざわざいらっしゃいました。頭痛もジワーッと痛くて、緊張型頭痛の様です。
診察しても、何も特別の所見はありません。なにより、笑いながらご自分の症状を話されています。『数日前、朝、ゴルフをしていて、具合悪くなり、一瞬座りこんでしまいました。その後、頭痛が続いているんですよ。風邪薬飲んでも良くならないんですよ。気のせいですかね・・・』とおっしゃいながら・・・

でも、普通の頭痛と少し様子が違っていると思いました。

1.それまで頭痛持ちでなかったのに、急に起きて来た。
2.頭痛が起きる前に座り込まなくては行けない位調子悪かった。
3.それからずっと数日頭痛が続いている。良くならない。
4.50代後半の男性、とやや高齢である。

私は、何よりも突然起きて、それが持続しているのが一番気になりました。
画像を撮っておいた方が良いと思いました。通常でしたら、お茶の水にある、近くのメディカルスキャニングさんで非常に美しいMRIとCTを急ぎで撮ってもらっています。撮ってきてもらって、その日に『大丈夫でしたね。』という事もよくあります。

でも、その時はいつも患者様をやり取りさせていただいている、東京医科歯科大学の脳外科さんにお願いしました。それは、幾つもの経験がそうさせたとしか言いようがありません。

結果として、その元気な方は脳卒中でした。命の危機が迫る状態でした。
私はホッと胸を撫で下ろすと同時に、いろいろな方が協力して作り上げてくれたこのクリニックが、患者さんの命を守ってくれた事に本当に感動しました。

どうぞ、このような症状の時には、すぐにCTの撮影できる病院を受診ください。

慢性頭痛の診療はまず、脳卒中(二次性頭痛)を除外する事・・・
その鉄則を教えてくださる方でもありました。日々、お会いする方に教えていただく事が沢山あります。

私は、エセ科学番組でない、こういった分かりやすい誤りの無い情報を共有できれば・・・と思い、この記事をお書きしました。
(大切な部分は失わない様に患者様に関する期日、設定については大幅に変えてあります。ご了承ください。)

本当に、よかったです。

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