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2007年3月20日 (火)

ACP memberについて/お詫びと訂正/正しい表記はこちらです/ウエブデザインを変えました

Screenshot_1_6 非常に有用なAnals of Internal medicneの翻訳を非力ながらご協力申し上げている事は先日もお話いたしました。
これが今月の翻訳の部分です。アメリカで内科専門医の行う手技が数も種類も減少しているという大切な記事です。

ACP(American College of Physicians)は世界に多くの会員を擁する内科専門医の医師の集まりです。こちらに、専門医が集まるという点でいわゆるsocietyとは性質が少し異なるという事が記されております。

数年前に作成した時点でのブログ上のライセンスの日本語訳が正確でない部分がございました。それを元にした、『今日の健康』のライセンスの部分が『米国内科学会会員(あるいはメンバー)』という正確な和文表記になっていない事をここに謹んでお詫びと訂正を申し上げます。 

少しだけ補足します。医師の専門医制度に分かりにく点があると思ったからです。

まず、私は救急病院から大学へ異動した年に内科認定医を取得しました。
その上で、日本内科学会認定内科専門医を取得し、その後、神経内科専門医を取得しました。神経内科専門医は合格率が3割位の厳しい試験でした。

医学博士は平行して大学院で4年、研究を続けて取得しました。東京医科歯科大学大学院の審査は、決められた期間内に海外の決められたジャーナルに論文が掲載される事、幾人もの教授の先生の厳しい審査に通過する事が最低限必要で、大変に厳しい物でした。この経験があったからこそ、大きな論文が2つ(一つは全面書き直しでしたので実質上3つ)と開業が重なっても、1月の私は生き延びられたのだと思っています。現在の連載や論文作成のエンジンともなっています。私の卒論はこちら。

Owada K, Sanjo N, Kobayashi T, Mizusawa H, Muramatsu H, Muramatsu T, Michikawa M.Midkine inhibits caspase-dependent apoptosis via the activation of mitogen-activated protein kinase and phosphatidylinositol 3-kinase in cultured neurons.
J Neurochem. 1999 Nov;73(5):2084-92.

(今でも、特に癌の分野で、MAPK(マップキナーゼ)やERK(エルク)という言葉を聞くと懐かしくなります。細胞内のsignal messengerの仲間達です。)

ところで、認定医はまるで呪文の様です。
これはどういう事でしょう。

内科認定医が無いと、神経内科専門医は取得できません。つまり、内科認定医が1階だとすると、神経内科専門医は神経内科学会に所属する医師達の専門医で2階に相当します。循環器、消化器、呼吸器など他の専門医も同様です。この2階建ての部分の専門医を領域別専門医と呼びます。

また、日本内科学会認定内科専門医はやはり2階に相当します。内科全般の専門医です。認定医とは全く別に数多くのサマリーなどの書類をそろえ、さらにその試験は内科全ての分野に渡る物で、私は苦手分野もあり、とても難しいものでした。つまり、認定医の上に、様々な専門医が乗っているわけです。

一方、数年前、長年の多くの先生方のご尽力により、日本内科学会の中に、ACP日本支部が設立されました。そのご苦労は大変な物で、上記の記事に掲載されております。ひとえに日本の内科医のレベルアップのためのご尽力です。

内科専門医(日本内科学会認定内科専門医)に合格していた私は、自分の研鑽のためにもぜひともメンバーになりたいと考え、一つずつ手続きを踏み、この日本支部を通して、このACPのメンバーに加えて頂きました。本国のACPに準拠したCV(略歴 :Curriculum Vitae)を作成し、上位医師の先生方の推薦と認定を受けるという厳しい審査でした。

数年前にライセンスの和文への翻訳をお願いした事がありその記載が残ってしまっており、それを引用された様です。私のチェックミスが原因ですのでお詫び申し上げました。

また、他にも私が見過ごしている表記が残っている可能性もございます。
万が一誤記がございましたら、ご容赦お願い申し上げます。
(多くの場合、こちらの様に、ACPに関するライセンスを省略した記載で載せて頂いております。)

実は、患者さん方にとって、ライセンスは全然重要ではありません。
クリニックに各種免状は現在、一枚も飾っていません。
純チタン性のツェッペリンは飾っていますが・・・
再診のリピーターの方や、ご家族、ご友人をご紹介してくださる方が増えています。診療そのものが正確で治療効果が高く、お話ししていて楽しい事が全てです。

現在、幾つかの英文論文を診療後に引き続き作成しております。胃ろうや脊髄小脳変性症の英文論文のように引用される良い論文を作成したいと思っています。

がんばってよりよい臨床を日々行うことで、患者さんの喜ぶ姿を拝見し、さらなる資格試験に合格を頂ける様に研鑽を続けて行きたいと思っております。今日もきちんと診断がなされたため、地元で治療を受けられる事になった方にお会いできました。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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