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2007年3月16日 (金)

次を見つめる事/先読みの脳・その2

当院のスイカのクリニックでの活躍の続きです・・・
珍しいのもあるのだと思うのですが、今では数多くの患者様が利用されています。

なにより、お待たせしない御支払い方法で、とても時間のかかるクレジットカードより数段スマートです。クリニックでの初期設定の時点に少し時間かかるのですが、患者さんの御支払いの時には通信の時間がほとんど無いからです。

子供たちのためにチタン食器や、こどものおいしゃさんの絵本を書いた時も同様でした。

金属アレルギーやケミカルアレルギーなどの方々の、軽くて落としても大丈夫なチョイスになる食器は余りありません。当時は、チタンというと、魔法の金属のようなイメージでしたが、私はエコロジカルでクリーンなその実用性にこそ意味があると考え、ホリエ社と高性能食器を世に送り出しました。今では、高級食材店やパティシエさんが『匂いが全く移らないし、軽くて疲れないし丈夫』と好評です。

また、いきなり子供達を病院に連れて行くのは良くないかもしれないと思っていました。
消防自動車やパトカー、救急車の絵本は沢山あるのに、診察風景の本はほとんどありません。あったとしても診療をスムーズに進めるための『大人の都合』で描かれた本がほとんどでした。
つまり、受診前に子供たちと眼を通しておいて、心の準備を促す本が無かったのです。
『この絵本を読んだ後に、ワクチンを接種しに行ったら、あまり泣かなかったんですよ。とてもよかったです・・・』とお母さんからの感想を御伺いした時にはとてもうれしく思いました。あらかじめ、クリニックを知っていれば子供だって怖くありません。それでも、ちょっと痛いから泣いてしまいますが、覚悟ができていればいきなり打たれるより、心の準備が全然違うでしょう。
お孫さんのプレゼントに・・・と言う方もいらっしゃいました。
2歳ぐらいですと、『おはよう』とか『さよなら』とか『おくすり』という言葉には反応するけれど、真ん中へんの内容は読み飛ばしています・・・とおっしゃっていたお母さんもいらっしゃいました。それも良いと思っています。お医者さんの仕事について、ちょっとだけ親子の会話が増えた訳ですから。大満足です。

海外のお母様のご意見を入れて、5カ国に翻訳しました。国連大学のUNLシステムを用いました。今後、翻訳エンジンがブラウザに搭載される様になるとの、先読みから取り入れた物です。そのため、この絵本はチュニジアの国連系会議でプレゼンテーションされる栄に浴しました。

これらはやっと今になり、少しずつその真価が理解されるようになってきて、取り上げられるようになりました。ちょっとホッとしています。

また、DHAの初めての臨床論文をまとめたのですが、それは、いくつかの意味を持ってのことでした。
今、お薬として処方されているEPA製剤、特定保健食品のリサーラ、サプリメントのEPAやDHA、お魚そのもの。
これらは質や量の厳密さが異なるだけで、シームレスにつながっているものです。
もちろん、医薬品の品質をサプリメントに要求はできないのですが、医薬品に処方箋薬と非処方箋薬があることも事実です。
厚労省がある日突然、ある医薬品をスイッチOCTにしたとしましょう。
すると、その医薬品はサプリメントとの境界が突然あいまいになります。
そうやってガスターやウルソも薬局で買えるようになりました。
漢方薬や湿布も同様です。
つまり、保健収載薬というのは、厳密に医師がコントロールすべき薬剤の他に、実は境界が非常にあいまいなものもあるのです。

さらに言うなら、私は生活習慣や体重コントロールで薬バイバイを目指しています。高血圧や高脂血症のお薬の内服を止めたいと思っている患者さんがとても多い事を実感しているからです。
そのため、メタボリックシンドローム対策のために幾つかの計画を練っていますが、どちらも保険診療クリニックに於いて、超えなくてはならないハードルがあり、調整を続けていますが、うまくいきそうです。

先読みの脳というのが、人として最も大切だと思っています。
そして、そこには、その場しのぎの方便や体裁は何の役にも立ちません。
人の心や体が癒えるから多少の嘘は良いというものは、有害であるため長続きせず忘れられていく運命にあるのでは無いかと思っています。


物理法則や人の体や心といった自然現象の事実の前では、人間の小ざかしい取り繕いは無意味だからです。なんらきちんとした良い影響を与えられない。
だからこそ、その場しのぎの方便はある時とてももてはやされたものの、すぐに捨て去られていくのです。テレビにはそういった功罪があります。

永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編
カント 中山 元

光文社  2006-09-07
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ゲーテも良いのですが、テレビの虚飾の世界が無かった頃のカントの言葉は心に響きます。難しい言葉が苦手な私にもこの本なら読めました。

子供のためにも、『嘘つき番組』になるとスイッチを切る様にしています。
気持ち悪くて、見続ける事ができませんし。ラジオにする事もしばしばです。
私は、テレビ局や制作会社よりスポンサーの方が先に『視聴率至上主義』から、『本物至上主義』、『嘘つき番組拒否』に変化していっている様に思えます。
先日のねつ造が発覚したときのスポンサーの対応はとても早かった。企業の方が、テレビ局よりも、嘘を嫌う本物志向に変化しつつある消費者にずっと近いからだと思います。
安っぽい『嘘つき番組』はこれから視聴率が激減し、地味だけれども極上の本物至上番組が台頭するのではないかと思っています。

良い事です。

どんなに、地味でも、きちんとした事実に従ったゆるぎないものを一つずつつみあげて、少しでも未来を先取りして、それを実現しようと思っています。

書ききれないのですが、医療制度についても同じです。
本を読んでも全然良く分らなかったので、寝ずにいろいろな飛行機に乗って、島崎先生が全国のいろいろなお医者さん方にお会いしてお話を聞かれる旅のお供をさせていただきました。

その結果をこのクリニックで果たそうとしています。いろいろな制度化に時間かかっているようですが、それを横目に、私と秋葉原駅クリニックと検査機関と患者さんの間では、近未来的な医療がすでに実現されつつあります。
大切な事は地域や企業の囲い込み型ではなく、草の根的な汎用システムの構築です。

スイカやチタン、DHA、エコロジクリニックやこうした可搬型EHRがどう育ってくれるか、とても楽しみです。

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