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2007年3月 2日 (金)

病気腎移植/議論が大切/きわものに新たな医療の芽が

病気腎移植について、米国移植学会と米国移植外科学会の総会で取り上げられるとの報道がありました。

私は幾つもの問題を抱えているけれども、行われた事に眠る様々な可能性まで封印することは意味が無く、議論する事自体に意味があるとの思いをお話しました。

プロセスを無視した行いはよくありませんし、逆にそういった独走は物事を後退させてしまうかもしれません。
でも、不妊治療もしかり、移植医療もしかり、そこに患者さんを救いたいという切なる思いがある事は確かです。同時に、患者さんを救いたいという事を金科玉条にプロセスをないがしろにする事もよくありません。

大切な事は、議論をする事です。

この記事の最後の部分は注目に値するので、転載します。

『米シンシナティ大学の報告では、移植のために摘出した際に腎臓がんがみつかり、切除後に移植したケースが14例あり、追跡調査の結果、がんの再発は無く、1、3、5年の生存率は100%、100%、93%だったという。』(産経新聞3月2日付け)

これが、どういう結果なのかは、これから議論すべきでしょう。病気腎移植は米国でも行われ、分析されていたのです。

◇とりだして癌が完全にとれたなら、病気腎ではなくなったのだから、本人に戻すべき。
◇本人の中なら癌は育つけれど、他人では育たない(かもしれないので)移植すべき。
◇でも、免疫抑制薬を飲んでいるから癌はできるだけ移植しない方が良い。
◇病気の腎は、病気で摘出したのだから、移植医療とは切り離して必ず破棄すべき。

など、幾つもの議論がなりたつでしょう。多角的に議論する事が大切です。

病気腎移植は、通常、破棄されてしまう腎でも移植を待ち望む人々を救えるかもしれないという所から生まれた苦肉の策でもあります。
とりあえずプロセスを大切にするために、一度冷静に戻る事は大切だと思います。でも、そこに新しい治療法の芽が宿っているかもしれないという事だけは忘れてはならないと思います。

米国で議論がまず深まり、日本でも議論が深まる事を願います。

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