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2007年4月28日 (土)

肩こりは緊張性頭痛ではない可能性が高いです/メカニズムを知ろう!

沢山の方々が肩こりという事で緊張型頭痛との診断で治療を受けられています。

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大和田 潔

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拙書にも記しましたが、肩こりがすなわち緊張性頭痛では絶対にありません。

今日はその辺りのお話を本の内容をひきながらお話ししてみます。

私は、ミオナールやテルネリンといった筋弛緩薬もあまり用いません。
それはなぜなのでしょう?

3端的にいうと、病院を受診しなくてはならない肩こりの多くは、片頭痛に続発した物が多いからです。(p.96)

旧来からの“混合型頭痛”という病名も一人歩きしていますが、私は片頭痛の治療だけで酷い肩こりから沢山の方々を解放してきました。

トリプタンという片頭痛の特効薬は脳の血管(および一部の神経細胞)に働くだけのお薬ですから、筋肉に直接効くはずがありません。

11たしかに、 緊張型頭痛と片頭痛を行ったり来たりされる方もいらっしゃいますが(p.87)、別なメカニズムが働いているのです。

それが、アロディニアというものです。
クリニックで“痛み過敏脳”というお話をして、図を用いてご説明しているものです。
脳が悪さをする痛みがあるのです。

こういった痛みは特別な治療でその連発の火を鎮火させる必要があります。
片頭痛のメカニズムは連発するからです。(p.62)

7_1適切な治療は、その連発を止め、内服の回数を減らします。
私の外来では、市販の痛み止めを含め、内服回数が大幅に減った患者さんが続出しています。

がんこな頭痛後の『芯が残る様な』首や肩の痛みのお手伝いをしてきました。

そのためには、頭痛のメカニズムを知り、内服薬の違いを知る必要があります。
トリプタンは効果が高い薬ですが、“良く効くので強い薬”あるいは、“脳に働く怖い薬”ではありません。
(続く)

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