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2007年6月23日 (土)

頭痛専門治療の実際

頭痛はつらいものです。
軽いときは市販の頭痛薬でよいかもしれませんが、連日内服しなくてはならない方々もとてもたくさんいらっしゃいます。

頭痛専門外来にいらっしゃり改善した方々の日記をお示ししようと思います。診療の実際が伝わるのではないかと思います。
(頭痛が治って、喜んでくださった患者さんのご許可をいただきました。)

こちらがその日記です。左上、右上、左下、右下と日にちが経過していて、赤の四角で囲ったところは頭痛がほとんど無い日を示しています。
3_3 次第に頭痛が遠のいていくことがわかります。

連日の解熱鎮痛薬内服を止めることができました。
頭痛がするため、負う必要がない罪悪感にさいなまれながら、痛み止めを内服せざるを得なかった事を察すると、胸が痛みます。

彼女にとっては過去の話になったことは喜ばしいことです。

私は、頭痛外来にいらっしゃった方々に、必ず日記をお渡ししています。

どのような頭痛が起きているのか・・・
どういった内服をおこなっているのか・・・
その結果良くなっているのか・・・

適切なタイミングで適切な薬剤を選択する必要があります。

ある頭痛薬の注意書きをこちらにお示しします。
Photo_24
よくある注意書きです・・・

たくさん書いてあります。

でも重要なことが書かれています。
『してはいけないこと』に、
4.長期連用はしないでください
と明記されています。

さらに・・・

『相談することと』にPhoto_23

5,6回内服して改善しない場合
と書かれています。

結構見落としてしまいがちです。
でも、ここがすごく重要なのです。

解熱鎮痛薬は体の痛み物質を作る酵素を阻害することで、痛み物質の生成を抑え、痛みを和らげます。
でも、その酵素は体に必要なほかの機能も持っているため、連用すると臓器障害が出てくるのです。
また、痛み止めの薬そのものによる臓器障害や、免疫異常がかかわってくることもあります。

メタボリック症候群の治療もそうですが、できるだけ少ない薬剤できちんと症状を治める。
メカニズムに沿ったドンピシャの治療を行う。
内服しないでも頭痛が起きない、連発しない体へ持って行く。
そこが重要です。

もう一度、先ほどの方の日記を見てみましょう。
4 横に重要な点を書き加えました。

連発している頭痛にブレーキをかけるにはある程度の時間が必要です。
また、そのためには適切な内服薬の使い方を覚える必要があります。
でも、一度学んでしまえば、一生ものです。
クリニックの卒業生の方々は、そうやって頭痛の波を力強く乗り越えていっているでしょう。

ブートキャンプ風にいえば、ビクトリーの日に向かって練習を繰り返すようなものです。
日々の工夫で頭痛の連発を食い止めることができるのです。(つづく・・・)

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