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2008年3月 8日 (土)

新型インフルエンザとタミフル耐性2

タミフル耐性というのは、このこととは全く別なことです。

たとえば、昨年はやった従来型のインフルエンザウイルスであっても、今年はタミフルが効かないということがありえます。

それは、インフルエンザウイルスのノイラミニダーゼというタミフルが働く酵素の形をインフルエンザウイルスが変化させていく力を持っているからです。

かつて、アマンタジンという薬がインフルエンザウイルスに使われた時代がありましたが、今では90%以上のインフルエンザウイルスがアマンタジン耐性とされ、使用しないような勧告もなされています。
タミフルで同じことがおきつつあるわけです。

つまり、型は従来型であっても、タミフルが効きにくいインフルエンザウイルスが増加しているということです。
重要なことは、ある人の中で、タミフルを内服していたからタミフル耐性になった、ということではなく、すでにタミフルが効かないインフルエンザウイルスに最初から感染する可能性があるということです。
これが、今回の横浜での小規模集団発生報道の大切なところです。

さらに、危惧されていることは、全く違った型をもつ『新型インフルエンザウイルス』も最初からタミフル耐性なのではないか?ということです。
新型インフルエンザウイルスであっても、ノイラミニダーゼの変異がなければタミフルは効くでしょう。
でも、そのうち、従来の型のインフルエンザウイルスが経てきたように、タミフル耐性を獲得するのは時間の問題といわれています。

すると、従来のワクチンは効かない、発症してもタミフルは効かない、といったインフルエンザが大流行する可能性があるわけです。
これが、新型インフルエンザのパンデミッククライシスと呼ばれるものです。

それではどうしたら良いのでしょう。(続く)

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