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2008年7月 7日 (月)

TKCさんの取材/診療所は修行の場

TKCさんが取材に見えられました。
有名な公認会計士会の方々です。びっくりです。

小さな診療所の現状についての事でした。
質問は非常に鋭かった。

私は二つのメッセージだけを送りました。
一つ目は、経済的な事についてです。
現在の保健医療は余裕が無く、従って診療所は黒字にするのが難しい。
私は、逆に禅の修行のようなものだと思って楽しんでいる。

二つ目は、このクリニックで改善すべき点があるとしたら?との質問についてです。

それは、私自身です。 と答えました。
余裕が無くて、スタッフにつっけんどんに答えてしまったり、患者さんに早口で話してしまったり、人間としてまだまだです。
お金の面でもそうだけれども、勤めながら、修行を積んでいるようなものだとお伝えしました。

何が楽しくてやっているのかと言えば、多くの人々とお会いできることと、自分の不十分さをより強烈に自覚し続けられるからです。
そこに興味が湧かなければ続けられません。

彼らは、私がTKCの顧客にはなれない人々の一人だと確証されたようです。
でも、話の終わりにはニコニコされていた気がします。
『私が廃業した後、この内装は保育園や幼稚園、必要な人に差し上げてリサイクルできるんですよ。』とお話したときも喜んでくれました。
物事の有限さを考えれば当然のことなのですが。
不思議です。
人が良いな、と思うものと、その人がやらなくてはいけない仕事の間にはいつも乖離があるのかもしれません。それも仕方のないことです。

老子にこんな言葉があります。幾つかのお話をまとめてみます。
『人は一でいればいい。
一は一番小さな数であるけれど、どんなものも一から始まった。
そして一は全てに含まれている。
一を忘れ欲望にかられて心が曇ると、ものがはっきり見えなくなる。
そうすると生きる道も見えなくなってしまう。
だから、いつも一の傍にいるといい。
みながバカにするような小さな物にこそ本物の困難は宿っている。
その困難を見つめることができるのなら、大きな岩を動かすことはより簡単だ。
だから、眼を曇らせることなく、一の傍にいるといい。』

私は小さな診療所で、これまでいろいろな方のお役に立った気がします。
同時に、不十分な事も沢山ありました。その時は自分の至らぬ部分を悲しみ、また勉強するしかありません。
無理はできないけれども、やれる範囲で沢山の人にインタビューを繰り返し、長い原稿を書き続けています。多くの人の役に立つ文章になることを願って。
詩人さんも訪れてくださり、『白くていいね』って言ってくれました。

ばんぶうさんや、TKCさんの質問を受けて、コアになる思想がさらに研ぎ澄まされた感じがしました。iTicketやSuicaはもてなしの気持ちの一つです。

いつも一の傍にいる生き方。のんびりとそうしていきたいと思っています。
今日はすこしでも涼しくなるように木彫りのペンギンを買いました。

一期一会。
取材の新たな効力を感じました。

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