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2008年8月 2日 (土)

田口ランディさんのガンの話/週間文春のつながり

ガン治療の現場の話をお伺いしに、田口ランディさんの講演会に招待されて伺ってきました。
Ca340097 桜木町の会場に急ぐことにします。
既に10分遅れでしたが、なんとか間に合いました。

田口さんはご友人のメッセージを通して、ガン治療の間に揺れ動く心の問題を話されていました。さまざまな人々の思惑のもとに、人の命の尊厳が失われているのではないか、と。

私は、数日寝ていなかったせいもあって、様々な先生方のお話をお伺いしながら、ぼんやりと同じ事を考えていました。

人が人を癒す手伝いをする時の、立ち位置について、です。

「鈍感な親切、鈍感な誠意」についても触れられていました。
悪気がない、適切な事々も、人の心を傷つけてしまうことがある。
文学者ならではの、素晴らしい切り込み方でした。

行き帰りの車中で読んだ、週刊文春に同じ記事によく知っている方々が登場していました。

世田谷の井上病院の井上先生と、東大の救急医、矢作先生でした。
お二方とも、とても熱心な先生で、良い先生方です。コメントも良かったです。
「直ぐおいでよ。」井上先生のとりあえず診る、というスタンスが伝わる記事でした。(2008年8月7日号P.133-135)

もう一つ。
宮崎哲弥さんのコラム。(同P.117)
通り魔大量殺傷事件について、コメンテーターや社会学者は「言葉や理屈で因果律」をはめたがるけれども、彼らの分析とは、本質的なところで全く別な事として起きているのではないか。」という事について、石原裕次郎さんの本を引用してお話ししています。

キュア cure キュア cure
田口ランディ

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分析できない、現在生きている人々が紡ぎだすコンテクストは、作家しか描けない。

そう言うことだと思います。
ランディさんの言葉は率直で、一番僕の心にひびきました。文春を読んで、「ああそうか。」と思いました。kの本には、治療の間に揺れ動くさまざまな心の葛藤が描かれています。だから、私たちは小説を読む。
なぜ、私を含め、医者の言葉が上滑りしがちかと言うことも。
また、がんばって校正をすることにしました。

実は私は、土屋賢二さんのコラムの大ファンで、彼の洞察に満ちたペーソスを読むために週刊文春を購入しています。彼のコラムは期待を裏切らない。350円の価値では測れない奥深さ。土屋先生応援してます!
プラスアルファで、時々、文春はあたりの文章が満載のことがあります。

帰りの電車の中で、私の所属する医局教授から頭痛学会総会の抄録の校正が届きました。
私の提出が遅れてしまっていたのですが、ぎりぎりセーフ。

ラン ラン
森 絵都

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週間文春の他に、ランを読んでいて、泣きそうになるのをその都度こらえています。
桜木町から帰る湘南新宿ラインで思わず泣いてしまいそうになりました。
10時間以上文字を打ち続けている、メタボな私も、会いたい人に会うためなら走れるかも、と思えます。

キュアの中で亡くなって言った人も、優しく生まれ変わるのかもしれない。
日本の文化に根付く、こういった輪廻転生の気持ちは、科学的にも正しい。
自然を観察して生まれた哲学が、一番真理に近づいたのではないかと思っています。

今日は、がんばったけれども、残念ながら、中野総合病院の会合には時間切れで行けませんでした。小林先生、ごめんなさい。
聖路加で行われた読書会も行けなかった。ひたすら、今は、時間が欲しい。

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03.絵/詩/俳句/芸術」カテゴリの記事

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