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2009年9月30日 (水)

エコナ/グリシドールとグリシドール脂肪酸エステルの分子構造/ジ・アシル・グリセロール(DAG)/発ガン性の問題は難しい

よく外来で絵を描いて説明していましたので、同じ絵をお書きすることにします。
Fat 脂質グリセロール脂肪酸の分子3つが結合してできています。
脂肪酸にはいろいろ合って、その長さから、短鎖、中鎖、長鎖に分けられています。

リセッタはこの脂肪酸に中鎖をチョイスしたものです。
Risetta

一方、エコナは脂肪酸が2本の脂質を合成したものです。
2本を意味するジ(di)から、ジ・アシル・グリセロール(DAG)と呼ばれます。

Photo

ちなみに、一つはモノ(mono)、3つはトリ、トライ(tri)と呼ばれます。モノコックボディのモノ、トライアングルのトライです。

ちなみに、脂質は、脂肪酸が3つグリセロールに結合しているので、トリ・アシル・グリセロールとも呼ばれます。この、トリは3つと言う意味です。

グリシドール脂肪酸エステルはこんな分子構造をしています。
Photo_2C(炭素原子)2つとO(酸素原子)1つでトライアングル構造をしています。
面白い形ですね。こういった形の酸素原子は活性が強いものです。

Hatena
このエステルから脂肪酸が外れて、グリシドールだけになるかどうかが問題になっているワケです。

Jpg グリシドールは全ての脂肪酸が外れた、トライアングルを持ったCが3つの分子です。
脂質を作るときに必要なグリセロールは、グリシドールを経て合成されることもあるようです。

ジ・アシル・グリセロール(DAG)自身が不安定なのか、
脂肪酸・グリシドール・エステルは、グリシドールへ変化するのか、

発ガンに関係する濃度以上になるかどうか、

それが問題となっているわけです。絵に描くとわかりやすいですね。

発がん性の評価と言うのは難しい問題です。
たとえば、ワラビに含まれている発ガン物質プタキロシド(ptaquiloside)
通常では食べることができない量のワラビを食べると、そのときに初めて、発ガン性が問題になります。
なので、ワラビは『安全』なので規制されていません。

「全ての食品には大なり小なり発ガン性物質が含まれている」とお話される学者さんの発表を聞いたこともありますし、日光に含まれる紫外線も、私達の体で常に発生する活性酸素も全て発ガン性を有します。
全てを取り除くのは不可能です。
そんな環境の中で私達の体は、ガンにならないように、ガン細胞が生まれても見逃さない、ガン細胞がいたとしてもできるだけ長く共存できるように、けなげに戦ってくれているのです。

大切なことは、科学的な客観的な検証を行うことだと思っています。
消費者省が結論を早急に出すという報道もなされました。
こういった問題には、落ち着いて理系脳で対応すべき問題だと思っています。

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