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2009年9月19日 (土)

健康エコナ回収/グリシドール分子はトライアングル/DHAとの違い/人工的なものの危うさ/お勧めはグレープシードオイル

以前、DHAの話をお書きしたときに、人工的な油脂は良くないのではないかということをお書きしました

人間の体は、自然界に昔からあるものを分解して利用して暮らすように出来ているからです。
新たに人工的に作られた食物の振る舞いは予想しないものがあります。

その当時は、商品名を出すことは良くないと思ったので、何もお書きしませんでした。
身の回りの方々にはお話していましたが。
先日大きく報道されていて、やはりそうだったのか。 と思いました。

私たちが、台所で揚げ物をすると、油は酸化して使えなくなってしまいます。
でも、ファーストフード店では、繰り返し一日中揚げ物を続けています。

油が違うからです。

油は、炭素の鎖が直線状に並んだものですが、その鎖の途中に酸素が結合しやすい場所があります。

あらかじめ、そこに、水素をくっつけてしまっておけば、酸素がくっつくことが出来ません。
つまり、酸化しない油になるワケです。トランス脂肪酸が便利なのはそこです。

エコナの場合は、脂肪酸を人工的にチョイスし、2つの分子をグリセロールと反応させて、DAGを合成したものです。そういった脂肪酸2つの脂質は、もともと自然な食品にはほとんど存在しません。〝不自然な形のオイル〟なわけです。

私たちの体は、そういった自然界に存在しないものの吸収分解経路をもともと持っていません。エコナはそこを逆手にとって、吸収利用されにくい点を利点にしていたのですが、今回は足をすくわれてしまいました。
DAGそのものではなく、加熱により生成された 副産物(グリシドール(glycidol)脂肪酸エステル)の分解産物のグリシドールの発がん性の可能性が言われています。まだはっきりしていないようなので、心配は無用かもしれません
ただ、そういったものが混入されてくるという不安定さは人工のものだからだとも考えられます。

グリシドールはC(炭素)3の分子で、C2個とO(酸素)原子でトライアングル(環)を作っている分子です
その環を水分子で開裂させると、グリセロールが合成できます。そういった際の中間化合物として(chemical intermediate)用いられることもあるようです。この酸素原子はラジカルの性質を持つので、そこが細胞やDNAの障害性を持つのかもしれません。

このグリセロールに3つ結合している自然界のものとは異なり、2つだけ脂肪酸を結合させたもの(DAG)がエコナです。
そこから脂肪酸が外れたり外れなかったりして、グリセロールがグリシドールに変化したものが、発がん性を持つと問題になっているグリシドール脂肪酸エステルであると考えられます。
脱臭のため過熱したところ、グリシドール脂肪酸エステルが生成されたとのことでしたが、
もともと、脱臭加熱前の原料には、グリシドール脂肪酸エステルが、どれぐらい含まれていたのか、存在しなかったのか。
◎グリシドールは発がん性があるが、グリシドール脂肪酸エステルは安全なのか。
◎そもそも脂肪酸が2つなので、グリシドールが生成されやすい分子構造だったのか。
◎エコナ(DAG)の家庭での加熱ではグリシドール脂肪酸エステルは生成されないのか。
◎体内でDAGや
グリシドール脂肪酸エステルが代謝されて、グリシドールが生成されないのか
など、疑問に思うところは沢山あります。

もし、グリシドール脂肪酸エステルが加熱前には含まれておらず、加工方法を変えれば混入を防げて、DAGが体内で代謝されにくく、代謝されても、グリシドール脂肪酸エステルやグリシドールにならないのであれば、食品として存続できると考えられます。
検証するためには、グリシドールの性質が分からないので、不確かですが、エコナのグリセロールの炭素原子を放射線ラベリングしたものを用います。グリシドールあるいは、グリシドール脂肪酸エステルはグリセロール分子から生成されるからです。
ボランティアがラベリング・エコナを摂取後に採血。
血液中の成分をクロマトグラフィや質量分析機などで分析すれば直ぐに分かることではないかと思っています。あるいは開裂されやすいグリシドールの酸素原子を検出する系を用いても良いかもしれません。
組織への蓄積したものについては、動物を用いざるを得ませんが。

残念ながら、先ほどの、酸化したり、分解されたりしないトランス脂肪酸は体内に蓄積され、動脈硬化などを促進するため、有害といわれています。
アメリカでは使用禁止になっています。EUでも制限されています。日本では制限はありません。

酸化して短期間で使えなくなってしまう油が正常なのです。
便利さとコストダウンの代償を健康で支払うのは得策ではありません。

コスタドーロ グレープシードオイル1000ml

アンデス産 グレープシードオイル

私は、グレープシードオイルがよいのではないかと思っています。
酸化しにくいオレイン酸が多く含まれているからです。
イタリア産、アンデス産のグレープシードオイルです。

オリーブオイルよりさらっとして、癖が少ないので、サラダや白身魚、貝などとよく合います。薄味のパスタにも良いです。
色もグリーン色が美しい。

ワインのぶどうの副産物(種)だけ合って、ポリフェノールも含まれています。
1mlのオイルのために1kgのぶどうが必要といわれています。
昔はポピュラーでなく、高価でしたが、今は良い品質のものが安価(1ml=1-3円)になっています。

人工的なものや、単一のあるものを精製して大量に摂取するなど、非自然的なものには危険が潜んでいる。
今回の話題も、その延長線上にあるのではないかと思っています。

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