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2010年1月10日 (日)

欲しい携帯がありません/未来無き日本の携帯/アップルとグーグル

ここのところ、日本のキャリアが発表する携帯電話に欲しくなるものが全くありません。
一方、海外勢ではノキアのシンビアンに続き、UNIX由来のiphoneが浸透し、グーグルのアンドロイド携帯も登場しました。

日本の会社が作っている携帯はどうでしょう。

1.カメラ
2.防水
3.ワンセグ

プラス デザインまたはゲームだけです。

基本になる土台のOSの画期的なものは何一つありません。

上記の『おもちゃ』はOSの上に載るものです。
家のリフォームにお金をかけている間に、その土地、国全体が他人のものになるようなものです。

ため息がでてしまいます。
私は5年前の防水型Gショック携帯を今でも使っていますが、画期的機能の追加や進化ありません。
落としたうえに思わず蹴ってしまっても、水につけてしまっても、壊れなくて頑丈なので、買いなおす必要性をまったく感じません。

つくづく、日本の携帯電話会社はビジョン無き小手先の改良に終始していたということへの証左です。
もちろんカメラの解像度も上がり、動画も美しくなったでしょう。
でも、今の解像度で困ったことが無いですし、テレビで電池を消費したくないので、あまり関係ないです。

近い将来、日本の携帯のガラパゴス島ごと、アップル、ノキアとグーグルの地図に置き換わるのではないでしょうか。
コンピュータに頼らない情報の保持ができるクラウドの楽さを味わってしまっているので、お気に入りのアンドロイドが出たら買いかえるつもりです。

アップルのタブレットPCもマイクロソフトのスレートも同じです。
NECや富士通から似たものも出るでしょうが、所詮オリジナルはあちらです。
日本のメーカーが基本設計を練り直すことはできません。
どうせ、外側の色を変えたり、ボタンの配置のデザインを変えるぐらいでしょう。

日本は外側の絵図らを描くことしかできず、基本設計はすべて海外というわけです。
マシンの速度が上がり、ウエブのインフラだけで動画と音声が通信できるようになりました。
NTTはデータ圧縮、通信、伸長の技術とアンテナ、通信機に多大な投資を行ってきました。
しかし、世界規模で『無料で進んでいる』インフラに乗る全く新しい概念の競争者には勝てないかもしれません。

人間のコミュニケーション、ウエブには国境は無いので、鎖国化はもう無理です。アイフォーンやアンドロイドで動画の通信できれば、FOMAの技術もレガシーなものになるかもしれません。
すでに非力なネットブックでも可能なインターネット会議は、フリーソフトでも実現されてしまっています。携帯のCPUも一時代前のコンピュータに迫っています。
直にFOMAの技術を用いずにも、簡単にインターネット会議ができるようになるでしょう。
ウエブを用いれば、動画インフラ代がいらないので、別料金も必要ありません。

アップルやグーグルの携帯はウエブと通信の融合端末です。
それぞれ、OS-X+サファリ、GOOGLE OS(アンドロイド)+クロームがスケーリングされて動いています。
BREWの外界からの孤立や、通信互換性の乏しいFOMAと比べると違いがよくわかります。

日本の携帯は、電話にカメラを足しただけのように、通信OSにウエブソフトを載せただけです。インターネット網は日本の携帯にとっては、付属する『おもちゃ』の一つにしかすぎません。とりあえず、キャリア内で通信ができる、ということだけで満足してきました。
そのため、インターネットの技術進歩があるたびに、それを動かすソフトを開発し、上乗せして対応しただけでした。コンピュータの技術をそのまま載せることは全く興味なかった。
日本の携帯とインターネットには深い溝が横たわっています。
細かい機能追加という袋小路に入ってしまっていました。

日本のメーカーの『ウエブも見れる(ブラウザやメーラーが動く)携帯』とは概念が違うのです。
彼らのは、『インターネットの仕組みを組み込んだ携帯』なのです。
そのうち、相手がコンピュータなのか、携帯電話なのかあるいは、別のデバイスなのか全く意識しなくなるでしょう。
コンピュータと携帯の境目はもう無いのです。

ふろ場で日本のワンセグが綺麗な液晶で見れる、というのは、なんの自慢にもなりません。あちらでは湯船につかりながら世界中のニュースをリアルタイムで見ながら、テレビ会議も同時にしている様になってしまっているかもしれませんから。

お風呂の壁に映すプロジェクタ搭載でも良いわけですから、綺麗な液晶、カメラ、ワンセグ、防水なんていう、あとからいくらでも追加できる『おもちゃ』など意味がありません。

今後の技術立国で生きていく上で、良い経験を積んだのではないでしょうか。
日本の携帯は、ウエブやクラウドを利用するアップルやグーグルか、通話や絵文字+おもちゃのガラパゴスにするのかの選択になることでしょう。
パソコンぽいのが楽な人には、マイクロソフトも選択に入るでしょう。

ポケベルが携帯の通話で衰退したように、もうすぐ絵文字もリアルタイムな何人でも参加出来る動画にとってかわられ、衰退するとは思いますが。
iTunesと何とかフルを比べるまでもありません。

悲しいことですが、日本は別な分野での発展を期待しましょう。

Lunascape Orionの様に、トリプルエンジンの素晴らしく速い、星のように輝く技術もあるわけですから。
OSはLunascapeに任せちゃえば良くて、日本の携帯キャリアは彼らに合ったハードを作るだけに専念すればいいんじゃないかと思うぐらいです。
きっと、軽くて機能美をまとった携帯となるでしょう。

まず、概念ありき、であることを認識するべきでした。
大切なここ数年を、パイを広げずに囲い込みに汲々としていた国内のキャリアメーカーは収縮に転じることでしょう。
インターネットと携帯電話通信が、人間のコミュニケーション手段ということにおいては、なにも差が無いという概念を具現化できなかった。
もう、追いつけません。
残念なことです。

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