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2010年3月

2010年3月30日 (火)

はやぶさが戻ってきます/JAXAの大成功

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診療後、電車を乗り継ぎ、タクシーで会場へ急ぎました。
上野精一さん (宇宙航空研究開発機構(JAXA)有人宇宙環境利用ミッション本部 事業推進部長 / JAXAチーフエンジニア)のお話をお伺いするためでした。

三菱をはじめとした日本製の宇宙モジュールの素晴らしさや、オリジナリティあふれる実験内容についてお話をお伺いしました。さすが。

膝を突き合わせるぐらい近くでお話ができて、「どういった方々がJAXAに入られているんですか?」など、たくさん質問をさせていただきました。
傷だらけになっても、必死に飛行を続けてるところが大好きだった、はやぶさの質問もさせてもらいました。

そのお話を戴いていた、先日、『はやぶさ』を帰還させることに成功したという報道がなされました(ウェブ魚拓)
天才軌道計算研究者を擁するJAXAが成功したわけです。スピンや惑星の重力の影響すらも制御して真っ暗闇の宇宙の中から、地球へ戻る事を可能としたのです。
素晴らしい技術力です。おめでとうございます!

満身創痍であり、まともに動くエンジンが無い状態で、何度も危機を乗り越えて、本当の意味で“奇跡的”に帰還できるわけです。
イオンエンジンの素晴らしさも世界中にとどろいたことでしょう。

東京駅前の丸善の中には実物大のHIIロケットのエンジンが展示されています。
配管の巧妙さなどは、ロケットファンならワクワクするものでしょう。

国民の夢や希望をつなぎ、子供達に夢を与えるこういった日本の研究に、もっともっとお金を使うべきです。
もちろん、厳しい監査の眼の元にといったことは重要ですが。

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2010年3月28日 (日)

低髄液圧症候群と慢性頭痛

慢性的に頭痛がつづいているとき、「低髄液圧症候群ではないですか?」と尋ねられることが多くなりました。

低髄液圧症候群は慢性頭痛を鑑別する上で忘れてはならない大切な病気ですし、鑑別した多くの方を山王病院さんで良くしていただいてきました。

でも、頻度的には余り多くなく、また、「体を起こすという体位の変動により頭痛が悪化する」といった大切な特徴が無い場合、その診断はとても難しくなります。
低髄液圧症候群の場合、一旦調子悪くなると頭痛にあまり変動が無いことが多いです。

通常の慢性頭痛の場合は、きちんとした通常の治療で頭痛から脱出が図れる人がほとんどです。そして、女性の場合は、月経関連片頭痛へ収れんしていくのが普通です。
治療方法の見極めは、患者さんによく説明すると納得してもらえます。

数回、低髄液圧症候群について、産経新聞のサンケイエクスプレスに連載する予定です。明日、月曜日に続きが掲載されます。ご参照ください。

先週は忙しかったです。
フジテレビ系の方から「コード・ブルー」の医学用語校正の急なお仕事がありました。
また、院内の順番取りシステムをグレードアップして、クラッシュしにくいシステムを作りました。事務方のスタッフと看護師さんたちと確認作業を行いました。
参考事例をお知らせしてくださった方々に、改めてここでお礼を申し上げます。

小児の片頭痛治療の治験もずいぶんと前進しました。

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2010年3月22日 (月)

オープンなシステムであること/透明性と明瞭性

今、その片頭痛治療薬の治験がすすめられています。
クリニックに与えられたエントリー数が一段落して、ホッとしているところです。

この治験では、クリニック外の治験監査の方や看護師さんが、クリニックにいらっしゃって作業を行います。
彼らは、私とは全く関係がなく、もちろん製薬メーカー系の方とも関係が無く、全くの第三者として選定された方々であり、とても厳しい人々です。

私はカルテを日本語で、できるだけわかりやすく患者さんの目の前で記載してきました。
お会計もその場で算定されるので、明瞭です。

そのため、彼らはなんの問題も無く、私が行う医療作業の妥当性と正確さを確認しながら、ご自分の作業を進められています。
こういった、透明性が大切なのではないか、と考えています。
クリニックの診療を第三者の目でお伺いできる、彼らの存在をありがたく思っています。

こういった治験ですので、医師の私的な感覚や、製薬メーカーの思惑が全く挟まれる余地なく、薬剤の意義が明らかになることでしょう。

様々な立場のスタッフに支えられて、仕事が進むというのは、大変だけれども意義深いことだと感じています。
これからも、よろしくお願い申し上げます。

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2010年3月21日 (日)

アップルの打つ手/ビジョンの重要性

アップルがなぜiPadを出すのか、ということについて面白い記事が掲載されていました。
やがて起きるだろう変化を先取りし、未来を自分たちで切り開いていくという気概が、アップルには感じられます。

魅力的なSIMフリーの携帯電話は、こういったハードメーカーが作ることになることでしょう。
パソコンも一番お金が儲かるOSやソフトの部分には参加できず、ハードメーカーに専念せざるを得ない状況とまったく同じ構図になってしまいました。

さすがです。

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2010年3月17日 (水)

市販の花粉症の薬と処方薬の違い

OTCと呼ばれる薬局などで直接購入できる薬剤は、急ぎの時などに便利です。

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OTCでは、ザジテンのようなお薬も購入できるようになりました。 だいたい、1錠100円ぐらいです。

その他、マレイン酸クロルフェニラミンなどの初期の頃の抗ヒスタミン薬や、鼻の血管を収縮させる交感神経刺激薬、カフェインなどの合剤が市販されています。

医薬品の選択肢はずっと広く、その方に合った薬剤が処方できます。
また、保険診療なので安価です。

こういった薬は眠気や、動悸が起きやすいので、OTCで改善しないときには、医療機関を受診すると良いでしょう。

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2010年3月11日 (木)

花粉症の季節/インフルエンザ終わらず

東京では春一番のような風が吹いています。

花粉量も多く、本格的なシーズンになってきました。

猛威を振るう急性胃腸炎に混じり、インフルエンザB型が流行り始めている印象があります。
先週は高熱の方でもインフルエンザ陰性の方ばかりでしたが、今週に入り、陽性の方が増えています。
突然の38度を超える発熱の場合、注意が必要と考えられます。

花粉症も早めに手当てすると、早く良くなります。
インフルエンザが完全に鎮火していないことに注意が必要です。

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2010年3月 8日 (月)

脳脊髄液減少症のコラム/青森からの贈り物

頭痛診療をしていると、脳脊髄液減少症の方にもお会いします。

連日の頭痛には、いろいろなものがあります。

これまでの経験を通して、今連載しているコラムに記事をお書きすることにしました。

きちんと治療に進まれ、治られると良いと願っています。

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2010年3月 7日 (日)

切り取られた永遠の命/ありがとう、スタッフのみんな

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この素晴らしい本の表紙を飾っている写真家さんに興味がわきました。 植田正治さんという写真家さんです。

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宮沢賢治を彷彿とさせる、美しい写真です。 何回見ても飽きないすばらしさ。
一瞬の太陽の透明な輝き、命の輝きを閉じ込めています。

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2010年3月 6日 (土)

今週のニューズウイークは必読/温暖化論争のでたらめ

Newsweek ( ニューズウィーク日本版 ) 2010年 3/10号 [雑誌] Newsweek ( ニューズウィーク日本版 ) 2010年 3/10号 [雑誌]

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今週のニューズウイークは必読だと思いました。
まず、温暖化現象に対する疑義。
大切な私たちの税金が、大量に海外へ流出しそうになっている現状をもう一度振り返る良いチャンスです。

もうひとつは、薬の意味。
Newsweek
抗うつ薬は大切な薬です。
その薬効について面白いことが書かれていました。

また、顔の筋肉の収縮を抑えるボトックス注射。怒り顔ができないようにすると、怒りの感情自体が抑えられるという、不思議なことが掲載されています。
顔の表情が感情へ逆にフィードバックされるというのです。
健全な肉体に健全な精神が宿る という体と心の連携の不思議を感じます。

週刊誌には、こういった当たりの週があるものです。

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2010年3月 4日 (木)

NTTデータのカエルのバタフライ/ 大切なメッセージ

いつも不思議に思っていたCM、NTTデータのカエルのバタフライは、こんな風に作られていました。

すごいです。

iPadに夢を見たミネベアさんのキーボードといい、日本の技術進歩に期待がかかります。

人は、未来を切り開くものに夢を描くものです。
そして、それを実現することが大切です。

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2010年3月 1日 (月)

つかのまの晴れ間/寒いときにも一歩ずつ

Akibahare_2寒い東京には冷たい雨が降っていました。

つかの間の晴れ間の日が秋葉原に射しました。

クリニックに到着して、届いていた封筒を開封しました。
いつもご紹介している山王病院さんから、患者さんの紹介結果がとどいていました。

小児科や精神科の加療を1年以上行っても、ぜんぜん良くならなくて途方にくれていた患者さんのものです。
起立性調節障害や自律神経失調なんてまた言われていたわけですけれども、診察の結果から低髄圧症候群であることは明らかでした。

実際、シンチグラフィにて髄液の漏出が確認されたそうです。

専門加療(ブラッドパッチ)により頭痛が治り、学校へ行けるようになったとのことでした。
良かったです。
この数年で、たくさんの方が良くなっています。
東京医科歯科大学や三井記念病院さん、地元の先生をはじめとする、数多くの連携してくださる病院には感謝の念が絶えません。

どんな寒いときにも、丁寧に一歩ずつを忘れないようにしたいと思っています。

暗く寒い日に戻りましたが、つかのまの晴れ間が見えた気持ちでした。

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