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2013年9月 7日 (土)

Midkineの思い出 / 今は無き3研、5研 / 若き先生方へ

Midkine 大学にいたころ、神経細胞死を一生懸命に調べていました。

そのころ、指導していただいた道川誠先生が『Midkineミッドカインという物質が、神経細胞死を防ぐ』ことをアッセイしようと仕事をはじめました。

primary cultureというマウス胎児脳から取り出した特定の神経細胞に、Midkineを投与して細胞死が抑制されるかどうか調査を始めました。

細胞培養室はクリーンベンチとインキュベーターがあり第3研究室、3研と呼ばれていました。ケミカルなアッセイをしたり、液体窒素による細胞保存ができる部屋は5研でした。

窓ガラスがところどころ壊れているような古い建物でしたが、多くの優れた先生が在籍されていました。私は、ものを育てるのが好きだったので、細胞培養にのめりこんでいきました。神田先生(現山口大学)や山脇先生(現京都府立大学)とのちょっと前の接点。

久しぶりにMidkineのことを調べてみると、がん細胞とのつながりや、その後のことがつづられていました。

こちらの建物は壊され、駐車場となりました。研究室は耐震構造を持つ医科歯科MDタワーと呼ばれる最新の建物に移動しました。強固なガラスで守られています。

懐かしい思い出。
ラボでの思い出は、臨床医となった今でも基礎研究論文を読破する力となり、『ベンチから臨床へ』、基礎と臨床の連携を模索する原点となり私を支えています。
メタボの生理学の基礎論文もなんなく読み進められます。
たとえば、AJINOMOTOさんで講演会では、ノザンを利用したRNAの発現を基にしたPPARγのサーカディアンリズムをかみくだいてお伝えしました。

与えられたものに実直に全力を尽くすこと。
未来は予測できないのだから、それしかないこと。頭でっかちになりがちな若者(先生)へ少しだけ伝えたい事がらです。

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