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2013年9月 2日 (月)

気象病 / 天候と病気の特異性 / 竜巻 / ニュースウオッチ9でも

A Human Health Perspective On Climate Change A Human Health Perspective On Climate Change
The Interagency Working Group on Climate Change and Health National Institutes of Health Centers for Disease Control and Prevention

  2011-12-15
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今年は「異常気象」の年。今日も猛暑や豪雨、突風について報道がなされました。

気象病という概念があります。
「今日も、夕方雨が降りだすとケガをした後頭部がきしむように痛くて、
毎日暑過ぎるので、うつっぽい」
という患者さんが見えられました。

夏の暑さも、反転して急に寒くなった時も、頭痛や神経痛、
喘息発作、うつなどの精神症状をきたしやすくなります。

突発的な竜巻や嵐のような気圧変化が体調をくずす原因になるのではないか、という調査が沢山なされてきました。色々な側面からの蓄積があります。
クモ膜下出血は季節には少し影響を受けるけれども、気圧や気温変化にはあまり関連は無い、という報告もあります。

NHKのニュースウオッチ9でもレポーターさんにお伝えしたとおりです。
気温の変化では神経痛が多い。

このように気象の変化と疾患の関連は、いろいろな特異性が存在します。
よく見かけるのは、うわべだけ単純に気象の変化と症状を結びつけるもの。
解決策や予防方法に結びつかないので、さえない話題になりがち。

vulnerableな人がかかりやすい、と「vulnerable」という形容詞がよく使われます。
カラダに気候に敏感なところを抱えているので、病気になりがち、という意味です。
日本語にはあまりない、適切な言葉です。

もともと気候変動に敏感な方もいらっしゃいますが、
同じ人でも、気候変動で体調を崩しやすくなることもあります。

仲良しの獨協医大の平田教授の論文に
「Influence of barometric pressure in patients with migraine headache.」
というものもあります。
どの程度の気圧変化があると頭痛が増えるのか?というものです。

冒頭の著書は世界的な気候変動と、様々な病気について記載されています。
人の体は自然の中で生かされています。
環境の変化への敏感性が持ち続けることは、生き物として自然なこと。

昨日は朝から午後まで、臨床栄養学会で貴重なご講演をいただきました。
メタボー食事(栄養)ー運動ー疼痛治療ー天候、気象。
自然の片隅で生きる人間が健康に暮らす知恵。
みなつながっています。

大切なことは生理学を理解して、快適に乗り越えて行く術を磨くこと
それをお知らせすることです。

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