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2014年2月 5日 (水)

睡眠リズムの重要性 / 意思と生理的なメカニズムの合作

Circadianrhythm先日、早寝早起きの重要性をお書きしました。早起きできるようになって、お正月に行うことができた、書き初めは、クリニックの宝物です。

睡眠と覚醒のリズムは、自分の努力と生理的なメカニズムの合作です。学研のガクセイトさんにも、サーカディアンリズムのことをお書きしました。

この図は、学研さんが作られた、かわいらしい図です。光とメラトニンを中心として、体内ホルモンの事を考慮しながら編集しました。

Cell脂肪細胞などの体の細胞の遺伝子の発現にもサーカディアンリズムがあることが科学雑誌CELLに掲載されています。かみくだいて、市民講座や中学校の講演会でお話ししたりしてきました。

彼女は昇圧剤から離脱しました。血圧が覚醒度に影響を及ぼすことはほとんどありません。逆に、睡眠リズム障害が血圧のサーカディアンリズムに影響を及ぼすことがほとんどです。

つまり〝低血圧で起きられない〟というのは錯覚で、〝起きられるような体のサーカディアンリズムが整っていないので、結果的に起床時に血圧が上がらない〟事が多い。血圧上昇ホルモンがサーカディアンリズムを失っているわけです。

血圧が上が90の低血圧気味でも、上が160ぐらいの高血圧の人でも朝が苦手な人はいます。逆に、降圧剤で血圧が正常化したら眠くて起きられない、という人もいません。スポーツマンで朝ランニングしている女性たちは、血圧が上90ぐらい脈拍数50ぐらいの人たちはざらにいます。彼女たちは寝起きがとても良い。血圧低下を言い訳にはしません。

血圧を維持して起立性低血圧を防ぐのは、運動とサーカディアンリズムを整える作業。血圧上昇薬は血圧の底上げをするだけで、血管反射の応答速度や覚醒度を治すことはできません。

寝るためには、早めの夜の視覚的な光や情報の遮断。
早起きして、光を浴びて乾布摩擦は良い智恵でした。皮膚刺激と寒さは、交感神経を刺激して覚醒度を上げます。外で日の光を浴びればメラトニンがストップする。
日本の伝統がサーカディアンリズムを守り、人々を救います。

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