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2015年1月 9日 (金)

クローズアップ現代 / 子供の頭痛と睡眠障害 / 素晴らしい番組

クローズアップ現代で、子供の睡眠リズム障害の事が取り上げられていました。

以前より、「血圧が低いから起きられない」といって大量の薬を処方されていた子供たちがいることに警鐘を鳴らしてきました。10年近くになります。
睡眠リズム障害を崩し不眠と頭痛を悪化させる昇圧剤は、逆効果の事もあります。

医学会でも繰り返し発表してきました。
学研のガクセイト
などでも、そのことをお話してきました。
とても重要。「そうそう」と思って下さるク「元患者さん」のクリニック卒業生も沢山いらっしゃるでしょう。近隣の小児科やメンタルの先生とも昇圧剤などの薬剤が不要になった事を一緒に目の当たりにして喜んできました。

最初は寒いのに早起きして、陽の光を浴びて、肩こり体操をした皆さん・・・
その後、早寝をして、睡眠時間を確保。始める時には「早起き→日光→体操(運動)→早寝」の順番が大切です。早寝しても早起きはできないけれど、スパルタでも早起きをすると(昼寝しなければ)、眠くなるからです。習慣化すれば、それはミラクルに変わります。

お正月明けにいらした患者様が、私が書いた新聞のコラムをお持ちになり色々話しました。今でもクリニックには、患者さんがお書きになった「早寝早起き」の書き初めを貼っています。

人間の体は、時間と共に動く精密機械です。どんなに高性能なパソコンでも、内部の小さな内蔵電池が消耗して、時計が狂うとソフトが全て不調になってしまいます。人間も同様。

根本を放置して、不調になったソフトひとつひとつにパッチを当てるような大量の薬剤を内服するのは得策とは言えません。内蔵電池を交換するように、習慣を改良して、自分に備わった時計を整えると薬剤から解放されます。全国配信された共同通信社のコラムでもお書きしました。

「寝る子は育つ」は、「良眠できる子は、自分の体と精神を自分でコントロールしてフローを感じながら健やかに育てることができる」と言い換えてもよいでしょう。

親や大人の欲張りで子供の睡眠時間を削らない。登場した先生は、薬物のことに一切触れませんでした。そういった主張のクローズアップ現代。大切な点にフォーカスを合わせた良い構成の番組でした。本当に素晴らしい。古代から続く生き物としての人間の生理こそが真実で、あらがうことができない法則。喝采を送ります。

見逃した方は、オンデマンド・ウエブで見るべき価値があります。

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