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2016年8月24日 (水)

最高の休息法 / マインドフルネスと禅 / 冬眠する日

世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる 世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
久賀谷 亮

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診療が立てこんできて、しかも救急対応を迫られているときがあります。焦り始める自分を感じた時は、看護師さんに、「ちょっと待って」と言って30秒ほど時間をもらうことにしています。

目を閉じて、まず背筋を伸ばして深呼吸。靴を脱いで、足の指を曲げ伸ばしして、朝ランニングで見上げた木々から溢れる陽の光を思い出します。足の裏に伝わる、ランニングシューズの中敷きの感覚や、皮膚を流れる風の匂いを思い出します。時間にしたら、数十秒だと思いますが、脳の中では10分ぐらい経過した感覚。

目を空けて、大切なことからひとつずつ始めて処理していく事ができます。もし、焦ったままだと、外れたチェーンを一生懸命こぐみたいになって、事態が悪化するだけになります。

私は、こういった精神的にプレッシャーがかかった時に、禅の教えを実行していました。仕事が立てこんで来た時こそ、落ち着いて、目の前の仕事をひとつずつ行うこと。国家単位の精神にも、そういったものが必要だと感じています。

たまに、冬眠に成るのではないかとおもうぐらい、長時間寝続けられることがあります。食後少しランニングして、PPTファイルを開いたものの何もできず、昼間からまた少し寝て、夕方起きる。

体が要求しているようなので、自分で勝手に「冬眠の日/hibernation day」と呼んでいました。マインドフルネスの脳科学、『最高の休息法』の本では、実現すべきDAY1に無為に過ごすという方法が載っていました。

「積極的に他と係ることを何もせず、ひたすら自分の体に起きることに目を向ける」ことが、「他者に頼らない真実に近づく」ことだとされています。達磨大師が、洞窟の岩を何年も見続けて思慮に鎮んでいたことに似ています。

心を鎮めて、他者をいたわる(いわゆるメッタ)ことが、自分の心を護るという教えが臨床的に「マインドフルネス」という方法論で展開されるのは、うれしいことです。

人間の心には、社会的つながりにより脳が活性化し安定するというシステムが基本的に格納されていて、それこそがより良い人生を支えるということが明らかになってきました。禅は、人間の脳のシステムが明らかになる前から、どうやったら明晰でイキイキとした脳を継続することができて、良い人生を歩めるかを極めていたと考えています。

人間は、20万年前にアフリカにあらわれて、ほとんど変化せず、世界中に分散しました。世界中の人々は、同じシステムが走る脳というハードウエアを持っています。禅と(ピュア)マインドフルネス。意味するところは一緒です。

自分の体や脳を想い、緩急をつけて生きていこうと思っています。未来に思いを馳せる能力を備えたとしても、人間は他の動物同様、今を生きる生き物です。目の前の仕事を全力で。ひとつずつ。一歩ずつ。

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