« 初めてサッカーをした日 / 走ることの大切さ | トップページ | 三平方の定理 / NEW弁ゼミ /  素晴らしいことの再生産  / メトリジンからの離脱 »

2016年10月19日 (水)

自律神経は狂わないし疲れない / 医学的に正しい事を伝えるために

メディアの方から問い合わせがありましたが、内容をおうかがいしてお断りいたしました。

神経内科医や総合内科専門医は、「自律神経失調」という言葉や病名は使いません。

なぜなら、自律神経は狂わないからです。
今では、不安神経症の症状を自律神経失調と呼んだりする、精神科領域で用いられているだけです。純粋な、自律神経失調症状は、神経内科医でもほとんどお目にかかることはありません。命にかかわるものだからです。

自律神経は、脈拍、血圧、体温、呼吸数から、消化管の動き、瞳孔の大きさなど、からだの隅々まで張り巡らされている神経網です。

大切なことは、命を守る基幹のシステムであるため、『自律神経は狂わない』ということです。さらに、働き続けるように設計されているので、『自律神経は疲れることもない』システムです。

今日は、自律神経が乱れるということについて、メディアからの取材の申し込みがありましたが、お断りさせていただきました。医学的に正しくないことに賛同することはできません。

気圧の変化が自律神経に影響をあたえるという理論も?で、やはり、取材を断ったことがあります。台風の中心でもわずか940hPaぐらい。600mの高尾山の上と同じぐらいの気圧。1000mの高原の気圧は、それ以下になります。

小中高校生が走って登っていって、頂上についたら自律神経失調? 
あるいは、八ヶ岳のふもとに気持よく高原にハイキングに行くたびに、自律神経失調になってしまっては困ります。そんなことは起きません。

逆にダイビングでは、カラダを押す水圧がかかります。そんな時にも自律神経失調は起きません。皆さん、気持よく、写真を撮ったりしています。

正しいものだけをお伝えする人間でありたいと思っています。
明日の午後は頭痛学会で京都。
頑張って、お仕事をしてこようと思っています。ひとつずつ。

|

« 初めてサッカーをした日 / 走ることの大切さ | トップページ | 三平方の定理 / NEW弁ゼミ /  素晴らしいことの再生産  / メトリジンからの離脱 »

01.神経内科」カテゴリの記事