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2017年9月15日 (金)

有機リン殺虫剤 / ビビットの取材 / 小学校の校庭

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TBSビビットの取材がありました。
小学校の校庭での殺虫剤散布のニュースについてでした。今朝は、Jアラートもありました。

921()2200NHKクローズアップ現代「カフェイン中毒」の取材協力をしたところだったので、不思議なご縁です。

家庭用ピレスロイド系殺虫剤は、昆虫や爬虫類などに存在する神経系のレセプターをブロックするものです。ヒトには存在しないレセプターなので、毒性は低い。有機リン系殺虫剤は、ヒトにも存在するコリンエステラーゼという酵素をブロックしてしまうので、毒性が高い。

​殺虫剤の薬剤そのものの毒性と溶剤による粘膜刺激症状があることをお伝えしました。家庭用の一般的なピレスロイド系殺虫剤は毒性は低く、溶剤などにより粘膜刺激症状が主となる。

今回散布された殺虫剤は、有機リン系殺虫剤ではあったが、空気で拡散され濃度が低かった。もしくは溶剤の刺激症状だけだったかもしれない。 症状が咳やくしゃみなので、有機リン中毒だったとしても症状がとても軽かった可能性が高いと予想されました。暑い体育館で、においがきつくて気持ち悪くなった・・・と子供たちも語っていました。

有機リン殺虫剤は、ガーデニングでも中毒が起きることが知られています。救急診療していた時もカフェイン中毒の方と同様に殺虫剤中毒の方に時々お会いしました。

有機リン殺虫剤を誤って誤飲してしまったときには、口に含んでいる物ははき出させるが、飲んでしまったものは無理に吐かせたりしないで、救急車を直ぐに呼ぶ。

手に着いたり眼に入った物は直ぐに洗い流す。
有機リン中毒は頭痛、めまいなど軽傷のこともあるけれど、大量に摂取したときには重篤で、嘔吐、意識障害、視野障害、呼吸障害、徐脈などの循環器障害、けいれんなどが起きる。

家庭用でもガーデニングや家庭菜園用の殺虫剤には有機リン系殺虫剤のものもある。子供の手の届かないところにしまったり、子供が手に触れる所にはまかない。

大事なことは、有機リン系殺虫剤は、絶対に小分けしない。飲料のペットボトルや牛乳のビンに入れておくのは危険。

こういった出来事が起きたことで、今一度身近にある有機リン系殺虫剤の危険性を再認識するとよいかもしれない・・・ とお話ししました。

次のために役立てることが重要だと思っています。

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