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2018年8月21日 (火)

静かな夏の日々 / 福島医大の友人 / お便りをいただいた日

Semi2018

昨日の診療は、とても大変でした。

患者さんも、6時間待っていただいた方もいらっしゃいました。あまりにかわいそうなので、地元の先生をご紹介いたしました。

いろいろなお仕事も断っています。

どうしても、お世話になった方に恩返しはしたいのですが、自分にその価値が無ければ断った方がその方々のためになる。メディアは巨大なので、いくらでも適切な医師などの職業人を探してくることができます。

いろいろなメディアの方に、僕の代わりが務まる優秀な先生も紹介してきました。若者の、次の仕事につながるプレゼンの練習や礎になるといい。

Natunoochiba
今日、中村敦夫さんが福島原発の中で舞台を行うことをお伺いしました。なんと、木枯し紋次郎さんが、とってもりっぱな方になっていました。
その話をして、「こういう絵をとると、とても良い番組になると思う」とNHK系の方にお伝えしました。

数年前に、大切な福島の友人に会うために出かけたことを思い出してお話しました。僕の中の、友人のあだ名は、北極星。

福島で頑張るみんなのために。この前、福島で同窓会があったけれど、僕は欠席しました。心から応援しているけど、 福島のみんなでゆっくりやった方がいいと思いました。
 
いろいろなもの、たくさんの人々にさよならしたら、静けさが戻ってきました。
静かな夏の終わりの日。

いろいろなことが1周して、なにもないシンプルな元の自分にもどった感じ。

働き者の方の指を一本ずつ確かめて、SMBGのために適した部分を探しました。
ゴツゴツした指を探りながら意味もなく、涙がこぼれそうになりました。
「たいへんでしたね」それしか言えなかった。

道具を支えるたびに、少しずつ厚くなっていった手の皮たち。その人を守るために、強くなっていった手の皮。新陳代謝とともに、自然に帰る手の皮の表層・・・

看護師さんに見守られて都会の片隅のこの静けさの中で、そっと手を探る作業。
それが、僕の仕事なんだと、軸足なんだと思いました。

Envelope 計画も何もない、不確実性。自由意志に支えられた仕事の継続。森の木陰で、人を静かにいつくしむ作業のような気がしました。人為的なものは、“わびしさ”をともないます。

患者さんが医療機関を移動されて、かの地で治療が再開された報告書が連日、沢山とどいています。よかったです。大きなコクヨのファイルが3冊目になったので、毎日、毎日、とてもたくさんだったんだなぁ、と思っています。

温かい青い封筒のおたよりも頂戴しました。今日が、新しい出発の日。
人をいたわる作業を、仲間たちと地道に続けていきたいと思いました。

ガサガサした手で、“寒そうだね”と手を添えてもらえれば、僕はそれでいい。
僕という人間を視覚で捕捉し認識。ご自分の意志で歩いてきてくれて、手を添える決断をして、行動に移してくれる。

そういったたくさんの作業を、誰かが僕にしてくれるだけで、僕の心は満たされる。人間とは、そういったささやかな生き物のはずだ。マメルリハのように。

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