11.お役立ちの話題

2017年12月 9日 (土)

イモリ型再生 / 新しい可能性

『イモリ型再生』という研究が、日本で進んでいることをしりました。
NHKかとおもいきや、WACさんという志高い会社さんの作品でした。

Chibaprof 筑波大学の千葉教授のお話は素晴らしかった。
アカハライモリを育てるためのイモリの里を守っています。皆で田植えして、子供たちと稲刈りをしています。

イモリは手や目を失っても、再生させる事ができます。水晶体に至っては、18回も!

Imorigfpinsersion 先生は、巧妙な実験系を組み立てました。イモリの卵に遺伝子を挿入し(たぶんGFP)、蛍光に光るイモリを作りました
Gfpimori リンク先に千葉教授の詳細なデータが掲載されています。常時蛍光を発現する系を作成するだけでも素晴らしい成果です。

このイモリの細胞を、通常のイモリに移植して手を切断。
再生させると、なんと、蛍光色の細胞が手の中に発現していました。AXIALとSagitalセクションのデータも画像化されて番組で紹介されていました。一部分というよりも、融合して『一緒に再生している』画像でした。

つまり、いったん身体の細胞に分化したものが、『リプログラミング(再プログラム)』して幹細胞化、そして、細分化していったことを証明しました。

iPS細胞は、全ての臓器を作れます。けれども、逆に言うと「一から作り直さなくてはならない」。手のような骨や筋肉、皮膚、血管、体幹につながった神経を作り出すことは困難です。

けれども『イモリ型再生』なら、痛んだ組織の周辺の細胞をリプログラミングするだけで、切断元の細胞が増殖分化して末梢に向かって目的の組織が形成される。魔法のようです。縫い目の無い、エンジアードメッシュや3Dプリンタのようです。

Imorigata4cancer 大学院生さんが、ガンのプロモーションをしてもイモリはガンにならないことを説明していました。組織を修復するリプログラミング細胞は暴走すること無いため、イモリはガンにならないとのこと。スゴイ!

iPS細胞には常に、先祖返りやガン化の危険性をはらんでいます。

ここ2週間、息つく暇も無く診療と沢山の方々にお会いして、忙殺されていました。朝から、夢のある話を伺えて良かったです。

ありがとうございます。千葉教授とWACの皆さん。
心の中でお礼をいいました。良質なTVプログラムに時々出会います。

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2017年11月19日 (日)

Fish-1グランプリ日比谷2017 / 麹と乳酸菌

Fish1granprix

今日は、日比谷公園でFish1グランプリが開催される日です。お魚は、良質なタンパク質とオメガ3の両方を摂取できます。

魚はアシが速いので、余りそうなときには八海山の酒粕を購入して酒粕漬けにしています。みりんを使うと、塩分を減らして旨みを増すことができます。ジップロックでつけ込んで、使い切りにしています。

乳酸菌と麹菌は、相性が良いので腸内環境が整うことを期待しています。それぞれの細胞膜自体が、腸管免疫を誘導することが知られています。加熱しても、腸脳相関に良い影響を与えてくれると思っています。

今年は、サケやサンマが不漁でした。東京では、北海道のブリや肉厚のナメタガレイ(ババガレイ)が流通しています。牡蠣も出回るようになりましたが、昨年よりイカが少ない気がします。

その年、その年で楽しめる魚介類は変化します。頂けるものに従って生きていくのが生き物として素直な生き方だと思っています。

晴れて良かったです。

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2017年10月23日 (月)

『亜人』を見た日 / 台風が過ぎ去る

Ajin1

『亜人』を見てきました。

映画は好きなのですが、時間が取れません。久しぶり。
佐藤健君がるろうに剣心からずっと好きなのですが、今回は綾野剛さんもかっこいい。今回、主役は研修医の設定でした。

佐藤が、このような行動に走ることをコンパクトに上手に編み込まれています。映画は、限られた時間でインパクトを与える宝石のようなものです。

『ながいくーん』という声が耳から離れなくなります。緩急が素晴らしい。観客は、20台の方がほとんどでした。

1022sky 新宿は雨。ブレードランナーのようです。

その後嵐が過ぎ去っていきました。

2人のアクションシーンや肉体の躍動が素晴らしい。体を動かすためには、絶え間ないトレーニングEXが必要なことを教えてもらいました。

EXを続けていたので、励まされました。

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2017年10月10日 (火)

Salomonと走りSWANで泳ぐ

Gazet1009_3

いくつかのリュックを経て、またサロモンに戻ってきました。
走ったあとの様子。
中に、スイムウエアとタオルなどが入っています。

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軽量で安定性が良いのが一番。さらに汗を簡単にゆすげます。背中のスパインがしっかりしすぎていると、簡単にゆすげないし乾燥に時間がかかる。

冬はアウターを入れたりするので、10が使いやすいです。時々、タイムセールでとても安くなっています。

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ゴーグルはSWAN/山本光学。幾つかのゴーグルを試して、LongSlowDistanceの長時間でも疲れにくくずれにくいものの一つでした。速度は必要なく、とにかくずれない事が重要です。バタフライでも、ターンでも大丈夫。

ガジェットがしっかりしていると、モチベーションが上がります。

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2017年9月23日 (土)

日テレBS深層NEWS / 秋の体調不良 / クローズアップ現代のお手伝い

Sinsounews

日テレBSの深層NEWSにお邪魔してきました。秋の体調不良がテーマでした。夏バテから秋の体調不良(秋バテ)、冬の寒冷馴化まで連続してお話しできる良い機会でした。

Sinsounews1 キャスターの今野さんや阿部さんも、楽しそうにお話しされていました。吉田さんは、的確なアドバイスをこそっと教えてくれて緊張をほぐして下さいました。

Sinsounews_2 腸内フローラが脳のコンディショニングに役立つ『腸脳相関』や、オメガ3のお話をすることもできました。以前、マリネの本のお手伝いをしたことがあったのでマリネを作ってもらいました。

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マリネは魚や肉などのタンパク質を酢でしめて、野菜と混ぜるのが基本です。Sinsounews_3
そこで、栄養学的に重要なタンパク質の種類でまず分類し、酢の代わりに酸味のあるヨーグルトを使ったものを提案して掲載してもらっていました。

スタジオには、赤堀料理教室さんが作って下さったマリネが届けられました。お世辞で無く、美味しい物でした。フライのイワシのしっかりした味にヨーグルトの乳製品のコクが加えられていて、野菜のシャキシャキ感とあいまってパーフェクトな一皿でした。

雑誌『けんいち』のオメガ3の特集、国際神経学会の発表とNHKクローズアップ現代カフェイン特集などが重なりましたが、通常診療をこなしながら何とか頑張りました。

一息入れて、来週は取材が2つ。校正が2つ残っているのでやっていこうと思っています。

ひとつずつ。

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2017年9月20日 (水)

WCN2017: 国際神経学会 / poster sessions: ポスターセッション / audiences: 賑わいました

Img_0006 昨夕、すべりこみ で京都に到着し今朝からポスターセッションの発表を行いました。2演題が連続しているので、両者への集中砲火的な質問に答えていきました。

インドネシアの親子の先生方やフィリピンの先生ともディスカッション。親子で神経内科医とのこと。お父さんはとてもアグレッシブ。

Medicalstudens0920 サウジアラビアからは、医学部の6年生の学生さんがいらしていました。これから卒業して神経内科医にすすむ予定とのことでした。素晴らしい。

片頭痛とトリプタンや、女性の片頭痛についてすこしお話ししました。なんと、国内のインフラが全てをバックアップしてくれているとのこと。

インドネシアの方も両者とも、国際学会出席に公的な支援があるとのこと。若者に投資する国々は素晴らしい。日本の若き医師たちは、消耗してしまっていることも多く何とかしないといけないと思いました。

その後も入れ替わり立ち替わり、先生がいらっしゃって沢山ご説明しました。日本の先生とも沢山ディスカッションできて、苦労したけれど頑張って本当にうれしかった。

山中先生のiPS細胞の講演会も拝聴しました。

Img_0005_2その後もたくさんの先生にお会いして勉強しました。国際学会で発表するのも脳トレになります。アカデミックな品質をキープしていくことも重要。

診療のために、一歩ずつ。

追記
その後、通常のWCNよりも沢山の方々が来訪したことが報告されました。前教授だった水澤英洋先生がWCN2017の大会長(魚拓)です。クリニック移転の業務のさなかの3−4月にがんばって演題を出すことにしたのも、先生から頂いたメールに応えたものでした。

Congratulations!

☆  ☆    ☆       ☆               ☆

I attended World congress of Neurology  2017 09 20 in Kyoto.

In front of our posters I discussed with Dr.s from Indonesia, Philippine, and so on, in addition, medical students from Saudi Arabia.

All of them are very smart and fortunately they were interested in our session. They made many questions and answers, which were encouraged me so much.

With the students we discussed about mechanism of migraine and triptans, and the medical indications/informations will useful in their country, I guessed.

I med many famous neurologists, and studied more in several sessions and I will return to daily clinic works.

WCN2017 was very important presentation opportunities for me. Although it was very tight schedule and hard work to make presentations, I think it"s incomparable productive experiences.

Finally I have to describe gratitude to every Dr. and medical student for approval of Photos for my BLOG. We exchanged our addresses each other. Thank you!

Nextwcn Next WCN will be held in Dubai Saudi Arabia. When I went out to the venue to return to Tokyo, I saw the information. I hope I would meet young hopeful neurologist there again.

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2017年9月16日 (土)

気温と体調 / NHKの取材 / 春や秋の体調不良 / 「秋バテ」 / 体を見つめる

Nhkapril1

クリニックが移転した春にNHKの気象予報士の檜山さんがいらっしゃいました。気温の変化と体調変化について、尋ねられました。
当日、気温変化で体調がすぐれない患者さまが結構訪れていました。

彼らにご協力いただいて、出演もしていただき生の声を届けていただきました。

20170916 スカイツリー展望台の気圧は950hPa。

今近づいていて、暴風による被害をもたらしている台風は中心でも955hPa。地上では人間の体は、気圧にはあまり影響を受けないようにできています。

もちろん、極端な高地やダイビングなど、天候変化とは比べ物にならない気圧の変化では体への物理的な負担がかかります。それは、体調変化とは別な人間なら全員に起きてくる「圧による障害」によるものです。

Nhkapril2 勉強していらした彼らの質問にお答えしたのですが、人間は恒温動物の哺乳類。基礎代謝として、たくさんのエネルギーを使って体温を維持しています。体温は、体内の酵素反応などを支える命の元になるものです。

気温が乱高下に合わせて、自律神経は頑張って体調を維持しようと努めます。自律神経自体が失調になることはありません。ホメオスタシスを支える自律神経失調は、命にかかわるからです。東京医科歯科大学で、患者さんの自律神経機能を専門の検査室で技師さんと検査していたことを思い出します。

Nhkapril3「自律神経失調」についてのTVプログラムのコメントを差し控えさせていただいているのは、医学的に正しくないから。ましてや、それを整える食材や飲料などは世の中に存在しません。呼吸や循環、体温を支える自律神経システムは、そもそも整える必要がない強固なシステムです。

自律神経システムは、生まれおちて死ぬまで、わたくしたちが起きている時も寝ているときも、走っている時も水の中を泳いでいる時も、体を監視して一定の状態に保ってくれています。

気温の変化について、彼らは念入りに取材されプレゼンされました。正しい医療情報をお伝えすることに専念しようと思っています。

患者さんには、繰り返し「雨や晴れ、台風などの天候に一喜一憂しないよう」にお伝えしています。女性であれば、体内の女性ホルモンの上がり下がり、つまり『体内のお天気』のほうが気圧の上昇低下よりもはるかに大きな影響を与えます。頭痛ダイアリーを眺め直して、『月経関連片頭痛』に目を向けるようお伝えしています。

BS日テレの深層NEWSの方も、朝ちゃんの方も入念に取材されたうえでクリニックにいらっしゃいました。「秋バテ」についてお話ししました。良質な番組を作られる方々は、熱意が違います。

それに応えていこうと思っています。丁寧に、一つずつ。

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2017年9月13日 (水)

iPhone X 登場 / 美しいカタチ

Iphonex

iPhone Xが発売になりました。
全面がガラスの美しいカタチです。

ジョブスは、マッキントッシュのころから継ぎ目の無い一体化したモノリスのようなものを目指していました。

技術が追いついて、モノ化できるようになりました。
素晴らしい。

この紹介のサイトは、スクロールするとXがiPhoneになるギミックになっています。
デザインは、音楽のように人々の感性やモチベーションをアップさせます。

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2017年7月31日 (月)

新しい薬局 / 「減処方 de-prescribing」 / スタチンと糖尿病

Forestpharm

新しい薬局がクリニックの直ぐ側に開設されることになりました。ご連絡をいただいて、びっくりしたのもつい最近。
ありがたいことです。

医薬分業のため、お薬の処方をしていただける薬局さんは必須。

これまでずっと一緒に悩んできた、ファルマルシェ薬局のスタッフさんがクリニックのあるビルの下に支店をつくってくださることになりました。

クリニックの減処方(de-prescribing)などの事情を把握されています。このWall Street Journalの記事がまとまっています。僕だけでなく長谷川先生や山田先生も同じく処方は最小限にしています。

ウイルス感染症に抗生物質は不要ですし、高熱でなければ解熱剤も不要。生活習慣を整えていくと、糖尿病や高血圧の薬も減らしていけます。吸入薬や外用薬を適切に使ったほうが良いことも多い。

不用意なスタチン処方が糖尿病を悪化させる可能性も指摘されています。家族性高コレステロール血症以外の方には、お薬不要と説明してます。ましてや閉経後女性の生理的高コレステロール血症にスタチンは不要だと思っています。こういった報告もあります。

高コレステロール血症を良くしようとしたら、よりカラダに悪さをする糖尿病になってしまった、では本末転倒。今日もスタチンを飲み始めてから、耐糖能障害が悪化した生活習慣病の患者さんに栄養運動管理を説明してω3に変更しました。

今回の薬剤師さん方は、僕らを理解しています。さらにお互いの忙しい時間をやりくりして、作戦会議を繰り返し行っています。利便性がまして、患者さんへの説明も丁寧に行えそうです。

未来型クリニックの進化を続けていこうと思っています。

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2017年7月 4日 (火)

週刊女性さんの取材 / 気温と免疫 / 猛暑を乗り切る工夫

Photo_2

今日は診療後、週刊女性さんが取材に見えられました。取材の日は、たまたま混雑することが多くてお待たせして申し訳無かったです。

初夏のこれから猛暑になるにつれての気温による体調不良の取材でした。とても面白い取材でした。人間は恒温動物なので、体内環境のホメオスタシスのためにも体温維持にものすごくエネルギーを使っています。

僕らは1010hPaで暮らしていて、普通の低気圧は1000hPa。台風の中心は980hPa。スカイツリーは950hPa。飛行機では実測ではもっと低くて、協力された方のデータを添えて依頼された本を執筆中です。

NHKさんが、そこを重点的に取材されにいらっしゃいました。

F 女性自身の取材陣の皆さんは、熱心に核心を突く質問が多くて診療後でも気が抜けない取材でした。免疫は感染症予防の砦(とりで)です。睡眠をしっかり取って、栄養を確保すること。

風邪を引いたら休むことなど、あたりまえのこと。でもそれが、なぜ合理的なのかをお伝えしました。

生理学、代謝学や解剖学。普遍的なそれらをお伝えするのが、僕らの体に備わった国公立の東京医科歯科大学をバックグラウンドに持つ秋葉原駅クリニックに集う医師たちの使命だと思っています。

国公立の皆は、現場で戦い続けた「タタキアゲ」しかいません。神経内科に関しては、救命救急医を必ず経験する研修になっています。

だからこそ、僕らのクリニックは沢山の方々を守ってきました。東京共済病院の久保田院長を通して先週も患者さんを守りました。

今週末の医局の若手医師との会合がとても楽しみです。

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