秋葉原駅クリニック/お仕事

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クリニックのオンライン診療

秋葉原駅クリニックでは、オンライン診療を開始しています。

日本では、毎年4月1日に保険診療改定がおこなわれました。新しい薬や手技が保険診療に加わったり、保険診療費が変更になったりします。3月末は、保険診療改定でどの医療機関も慌ただしくなります。

実は、オンライン診療は厚労省のページにあるように何年も前から準備されていたものです。疾患が限られており、施設の届出や専門医の資格を含めいろいろな条件がありますが当院はそれをクリアしております。いまのところ、通院されている状態が安定している患者さんの再診で行うことができることになっています。

高血圧、糖尿病、高脂質血症などメタボリックシンドロームに対して電子通信機器を用いたお互いに本人確認が行える動画通信のオンライン診療が行えます。

昨年いくつか手直しがあり、慢性頭痛も禁煙外来とともに許可される疾患に仲間入りしました。それを受けて、私どものクリニックも届出を済ませておりオンライン診療を行える環境を整えてきていました。案内書も作り、スタッフと準備しておりました。

忙しくて来院できない、土日祝日しか時間がとれない、親御さんんお介護で通院回数を確保できない、といった声に応えたいと願っていたことも理由のひとつです。

厚労省から通達があり暫定措置として電話でも同様の処方箋発行を行えます。私どもとしましては、暫定措置が終了した後でも、きちんとオンライン診療が行えるように患者さんにご案内しています。保険診療は、受診していただき体調を確認して処方を行うというのが原則だからです。

もし外出自粛などでお困りの際は、どうぞご連絡いただけますようお願い申し上げます。私どもは、状況の変化に負けず通院中の患者様がお困りにならないよう努力しようと思っています。

よろしくお願い申し上げます。

2020年4月 7日 (火)

大きな魚と魚とウミウシの背中

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自由に気持ちよく海を泳いでいた魚。
毎日、泳ぎ方を練習するのが日課でした。

ある日、岩に体をこすってしまい一枚うろこがはがれてしまいました。

「傷んだところがあったら、いったん体をちぎってこの特殊傷テープで治すといい」と大きな魚が言いました。
「特に、こんな感染戒厳令の夜は。
傷んだところからばい菌が感染して体全体にまわってしまうとよくない。
他の仲間にうつさないためにも、大手術が必要だ。」

「それに、」と大きな魚は続けました。

「俺は、いくらだって傷テープをもっている。
すきなだけ具合の悪いところをちぎっておいてあげよう。
そのあと、どんどん貼って治せばいいから。一緒にやろう。」

魚が悩んでいる間に、大きな魚は魚が傷んでいると言ってあちこちをちぎり始めました。
魚も自分のヒレをちぎったりしました。
とても痛かった。

そのあと、高級な傷テープで貼り付けました。
ちょっと痛みが和らぎました。

魚は、テープで貼ったヒレでテープを貼ったりしました。
うまく動かなくなったテープで貼ったヒレ。

「傷んだところは全部治ったよ」大きな魚は言いました。
「高級傷テープたくさん使ったし。」

自分ではわからなかったので、だれかに聞きたいとおもいました。

「無料で治すなんて、俺ってエライでしょ」大きな魚は言いました。
「すぐに治るとおもうけれど、後は君次第だね!テープは高級なんだから!」

・・・

魚は、良くなっていない気がしました。
そこで、物知りなウツボのおじいさんのところに行きました。

「僕治ったかなぁ」と尋ねました。
「いっぱい良いテープ貼ってもらって、なんとか泳げているから」

ウツボのおじいさんは魚をみると、悲しい顔をして少し涙を浮かべて言いました。

「そうだねぇ」

魚は不安になりました。

「元に戻ったのかな」

「そういうわけではない」

じゃ、どういうこと?

「でも、治ったんだよね」

「そうだねぇ」

・・・

魚は、答えが判らなかったので質問はやめることにしました。
その代わり、大好きなあたたかな海面に行こうとおもいました。

「あそこには陽の光があるから」

でも、なかなか進みません。
沈んで行っているように思います。

そして、大丈夫といわれたテープを眺めていました。
自分から一枚ずつはがれるテープ。

貼りなおしても、どんどんはがれていく。

「貼れば治るって言っていたのに、おかしいなぁ」

不思議に思いました。
いつもよりもヒレを動かすことにしました。

そして、ゆっくり沈んでいきました。

ゆっくり、ゆっくり沈んでいきました。

暗く寒くなるにつれて、心臓の音も弱っていきました。

・・・

「あらあら、これはひどいわね」

海底に横たわる魚にウミウシは言いました。

「なんか泳げなくて、動けなくなっちゃった。悪いところとったはずなのに」

「ふぅ」ウミウシはため息をつきました。

「そうなんだ。じゃあ、こうしよう。」

「もっといいテープがあるの?」

「そうじゃなくて、君が治すんだよ。
その身体じゃ無理だろうから、僕の背中に包まれるといい」

ウミウシの背中に魚はなんとか転がり込むと、疲れて眠り込んでしまいました。

・・・

「おはよう。君は、長い事寝ていたね。」

魚がウミウシの声で目をしました。
ちぎれたところから小さなヒレが生えていました。

「ちっちゃ」

「ないよりましだろ。僕の体からは再生因子を含む粘液が分泌されているんだ。湿潤治療っていうんだ。」

「テープよりいいの?」

「そりゃそうさ。人にやってもらうんじゃなくて、自分で回復する方がいいに決まっている」

「悪いところを切り取って、はりつけるんじゃなくて?
感染戒厳令の時には、悪いところは切らなくっちゃいけないんだ。」

「そうかな。何が体によいか、自分で見て考えなくっちゃ。
正しいことは、君のカラダが君に教えてくれていると思うけど」

「そうだね・・・
僕、どうして、自分の、ヒレをちぎったりしちゃったんだろ・・・」

魚は、ウミウシの背中の中でまた眠りにつきました。
陽の光にきらめく海面の夢をみながら。

「目が覚めたら、答えがみつかるといいね。
海の底には誰かが決めた感染戒厳令なってものはないから、ゆっくりするといい。
自分で感じて、自分のことを決めていいんだよ。」

ウミウシは、魚を背負いながらゆっくり海底を歩いていきました。
おいしい海藻を食べながら。

ウミウシが食んだ(はんだ)海藻の断端からは、ゆっくり煙のように滋養の薬が海に立ちぼっていました。

海の仲間たちのカラダをつつみこみながら。

いつまでも。

2020年4月 4日 (土)

失われた呼吸器5000台と2500ベルと諸行無常

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200億円。

呼吸器一台400万円。

200億円=人工呼吸器X5000台。

チョウチンアンコウも高価で2500ベル。
リュウグウノツカイとともに、たくさん釣った。うれしかった。
地面に水槽を置くと、明りにスイッチを入れられる。夜の水槽は美しい。

人工呼吸器はメインテナンスすれば長く使えるし、ME室にしまって置ける。
チョウチンアンコウもリュウグウノツカイもフクロウに頼んで博物館に展示してもらえる。
美しい魚たちとして。
どちらも僕らの財産として残る。
購入した人工呼吸器は、流行が終わった後、いざという時の公共のメカにして各地の日赤などにおいておいても良かったかもしれない。

使ってしまって無くなってしまうもの。
多くの人命を救うはずだった5000台の呼吸器はケムリのように失われてしまった。
せっかく撃ち落としたのに、海におちたプレゼントのように。

国産開発のアビガンは、無料で国外に配布される。

僕らは、保存がきく人工呼吸器や水槽の美しい魚たちが欲しかった。
治療薬アビガンを使って国民が無料で治してもらいたかった。
あげるぐらいなら、これからも。

すでに済んでしまっていること。そんなこと。
そんな国に住んでいるということ。僕らは。

無駄を支えるための僕らの存在。

天引きされる税金。

収入減、

でも。

2020年4月 1日 (水)

僕らを守る平時の備えの病院船

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病院船の話が報告されていました。

こういったことがあると、建造しておくとよいかもしれません。

対外的なものに威勢よくふるまうより、やってくる問題をかわしていけるシールドを固める方が良いと思っています。

問題から学んで、次に活かすというのがカシコイやり方。

もう作ってくれているのかと思っていたら、計画がなんと流れてしまっていました。

戦時中、病院船は作られていて、米軍に沈められています。
絶版の本を取り寄せて購入して勉強したことがありました。

高価な薬剤を大量に備蓄するのも良いけれども、別な方法も考えていくべきだと思っています。

物理的に動けて治療できる病院船は魅力的です。

接触感染なのに、なぜ呼吸器?

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接触感染で有名なウイルスは、ノロウイルスや水ぼうそう、水いぼのウイルスなどです。

嘔吐や下痢の症状からの飛沫で下痢や嘔吐の消化器症状が出現します。
水ぼうそうや水いぼでは、触れた皮膚に皮膚の症状が出てきます。

新型コロナCOVID19は、主に接触感染なのに消化器症状でないのはなぜ?
と疑問に思っていました。

いくつかの論文を読んでいたのですが、こちらが判りやすいです。
(https://www.gizmodo.jp/2020/03/covid19-digestive-symptoms.html)

嘔吐、下痢の消化器症状の方が先に現れ次いで、呼吸器症状。息切れや咳というまえに、そういった症状が先に出る人が沢山いることは、とても重要です。

また、中年の発症者も結構いることもわかってきました。

症例が蓄積されると、感染症のイメージがだんだん正確になってきます。
そのうち、報道でも消化器症状のことを伝えるようになるんじゃないかと予想しています。

通常の胃腸炎も流行っています。軽い症状なら移動を控えて家で安静が良いのではないかと思っています。
まだ、特別な薬があるわけではないので自分の体力で治癒すればそれでいいと思っています。

2020年3月31日 (火)

新型コロナCOVID19は終焉する

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いつ、コロナの流行は去っていくのか。
不安が世の中を覆っています。

どんな感染症も、ピークを迎え終焉していきます。

一人の感染者から、何人にひろがるのか。
その人の中で、どれくらい活性を保ち続けるのか。
どんな感染様式なのか、などなど

そういったパラメーターからシミュレーションできます。数理モデル。

こちらに、スタンフォード大学の Michael Levitt先生の記事が掲載されていました。

非常に興味深いものです。日本の専門者会議にも、北大の西澤先生がいらっしゃいます。こういったパンデミックには、理数モデルが欠かせません。まさに人間が持つ科学力です。

終焉までの期間についてかかれたものですが、その中の一文のほうが僕には印象深いものでした。

“いろいろ最悪の条件が揃ったダイヤモンドプリンセス号ですら「感染者は20%にとどまった」(教授)ので、免疫が生来備わっている人は案外多いのかもしれない”

の一文です(引用同上)。

これは、中国からたくさんの観光客が来日していた年末年始の日本にも当てはまるものです。そうであれば、そもそも感染する人が日本人には少ないかもしれない、という可能性もあります。

数週間は、楽観的希望は胸にしまっておこうと思います。
感染者数を最小限にとどめるため、必要な移動にしておくことが重要だと思っています。

でも、人間が生きていくためには希望が必要

僕は、レビット先生の意見に賛成だし、希望にして良いと思っています。

日本は、「日本型の新型コロナウイルス流行」に淡々と対応していけばよいだけです。
不安や恐怖ではなく、作業として。

こういうときには、疑心暗鬼になり信用収縮を引き起こそうとするダークサイドが現れがちです。EU崩壊するかも、とか。リーマンショック以上とか。

新型コロナは、これからも人類が経験していく流行性ウイルスの一つにすぎません。そのたびに同じことにならないよう、経験値を積んでいるのだとポジティブに考えています。

良いフォースのもとにいるように気を付けましょう。

2020年3月28日 (土)

「日本の」新型コロナCOVID19を考える重要性

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無症状の新型コロナCOVID19陽性の方が次々に増えていき、重症の方が無数に増えていく・・・
そういった悪夢を防ぐため、今週末は移動制限がかかっています。

多くのデパートやカフェ、店舗が店を閉じています。

日本では、秋にRSウイルスというカゼのウイルスが流行します。
1年に10万人の方が罹患します。多くは、お子さんで20%に症状がでます。気管支炎や肺炎を起こし、合併症のある方は重篤化しやすい傾向があります。そして、簡易キットもなく治療薬もありません。唯一、合併症のある方のための高価な抗体薬が保険適応になっています。

何か、どこかで聞いたような話です。

東京都の定点観測(定点報告疾病 週報告分 推移グラフ)で確認すると、秋から冬にかけて「感染爆発・オーバーシュート」しています。その数10万。新型コロナは今のところ1500人以下、アメリカで8万5千。

でも、ニュースになりません。なぜでしょう。コロナウイルスと同様、薬もワクチンもありません。それは、毎年だからであることと子供のカゼだからです。子供さんがいないご家庭や、大人になってしまった人には無関係になります。社会は大人が回していますので、自分に無関係だとあまり社会的問題になりません。

新型コロナ COVID19は、ドイツでは4ー5万人ほどが確認されて致死率は0.6%と報告されています。
情報が蓄積されるに従い死亡者数が各国でプロットされています。致死率は、陽性感染者数に占める死亡者数の割合なので、症状のない陽性患者さんが多い国では低くなります。PCR検査の方針は各国で変化しているので、人口あたりの死亡者数が参考になります。

この状況では院内感染のこともありますので、先進国では重症肺炎の方には必ずPCRを行っています。人口あたりの死亡者数は、嘘をつきません。コロナウイルスによる死亡者数は、ドイツの人口8500万人で250人ほど、日本は1億2000万人で50人ほど。先に感染が始まっていたけれども、段違いに日本が世界の中で低いことがわかります。0.03人/1万人と0.004人/1万人となります。

もし日本が真面目にPCR検査したら、致死率はドイツより低くなり0.1%を切るかもしれません。ウイルスによる死亡率は、ウイルスの性質と国内の医療事情などの環境因子に左右されます。日本はドイツと同じかそれ以上の医療水準を保っていると考えられます。突然急上昇するものではありません。多少の変異はあっても、世界の新型コロナと日本の新型コロナウイルスは一緒です。

COVID19もRSウイルスのように、「感染爆発・オーバーシュート」しても日本で致死率が高くなければ問題ないと思われます。日本は、世界で唯一のPCRを計画的に実施して難を逃れた国になるのではないかと思います。

ドイツのように力技で沢山検査して沢山移動制限をかけるのとは違う解。問題に対する解は、一つではありません。うまく流行を乗り越えれば、どんな方法だって良いのです。検査の目的は、治療であることを忘れてはいけません。

西洋と日本の哲学の違いを感じます。西洋では、人間の有能感を信じて頑張れば制御できるかもと自然現象に逆らって努力します。日本は、地震や津波などどうしようもないことが多い国です。やってきた災厄をしかたがないものとして謙虚に構え、ある程度の被害を受けながらもかわしていく。最終的な被害が少ない方が適切な対応です。

どちらが良いかは分からないけれど、未知の新型コロナウイルスに対しては日本はうまくやっていると思う。どうしようもない状況への対応には慣れているのかもしれない。R0アールノートが日本は低いのかもしれない。

僕は、変に楽観主義になろうとは思いません。未来は、わからないので気を付けるに越したことはありません。けれども、冷静に「日本のCOVID19」を考える必要があると思います。

中国でオーバーシュートしていた2019年年末、2020年年始、たくさんの方が来日され観光やショッピングをされていました。それでも、日本で謎の肺炎は「オーバーシュート」しなかった。その時に、免疫を獲得された方も多いでしょう。そういった事実も冷静に検証する必要があると思います。

日本で流行しなかった理由については、いくつか考察しました。最近では、オーストラリアで日本型BCGも注目されています。いずれにしても、日本の感染症対策の歴史が健闘しているのではないでしょうか。

僕の予想は、「たとえ感染者数は激増したとしても軽症の人がほとんどで死亡者数もあまり増えない」というものです。症状のない人や軽い人は家で過ごして治るのを待つことになりました。呼吸器でアシストすべき人は増えるかもしれません。NHKでこんなに患者数が増えるかもしれないけれど、ベッド数がそれに対して足りないかもしれない、医療崩壊するかもしれない、という不安だけをあおる良くない報道がなされていました。いつもそう。

突発的なことのために、常に高価な設備を維持することはできません。僕は都立病院の統廃合の波にさらされた人生を送ってきたので、何を言わんか、という感じです。日本も医療は、金食い虫とされて無駄を省く以上にどんどん病院を減らしてきていました。平時にインフラに余裕を持つことに賛成する方は少ないのが現状です。原発のバックアップ電源ですら省かれることが証左です。

移動制限をすることが流行にどのような良い影響を与えるかについては、こちらに、良いシミュレーションが掲示されています。

しばらくおとなしくして、様子をみていれば「日本の新型コロナ」の全貌が明らかになってくることでしょう。私たちは日本に暮らしています。日本の状況に従って対応していけば良いとおもいます。

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金曜日の夜は売れ残っていたレトルトの88円パスタソース数袋と、ボックス型の225円ティッシュペーパー一つを買って帰りました。そんな感じで良いのではないかと思っています。マスクも時々見かけるようになりました。日本は、武漢にもイタリアにもならないと思います。

毎年流行る見慣れた季節性ウイルスになった「新型」コロナウイルスの未来。
iPSの山中先生も似たことをおっしゃっていました。ある程度の集団免疫を獲得するに至るまでの被害を減らすことが重要、と。日本は、専門者会議のもとに今のところうまくやっています。

明日は4月から刷新された保険診療体系について書いてみようと思っています。

2020年3月22日 (日)

Angiotensin II receptor, ACEi, ARB and COVID19 / ACE阻害薬やARBとCOVID19

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Hypertension, adult men and smokers are well known risk factors for Coronavirus COVID19.
Because I described a report about ARBs and published a paperback about medicines, RAAS system is familiar to me.

SARS is also caused by coronavirus. At that time, the researchers studied that coronavirus binds to the angiotensin II receptor (ACEII-R) appearing surface of lung cells. It was also reported that only few ratio of hypertensive people in Wuhan had suitable treatment. Hypertension and diabetes may affect ACEII-R expression in the lungs.

There are reports that ACEII-R numbers are increasing in hypertensives and smokers and relate to how cell differentiate and mature.

Drugs such as ACE inhibitors and ARBs are used to treat hypertension. It is more expensive than diuretics and calcium channel blockers (CCBs). It is known to have cardioprotective effects as well as high blood pressure.

ACE inhibitors have the well-known side effect of cough because bradykinin is increased in the lungs. This indicates that ACEII-R is abundant in the lung.

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There are two hypotheses in addition to antihypertensive effect by the agants.

1. ARB covers ACEII-R to which coronavirus binds. Putting it simply, ARBs seems to be effective against COVID19 attachment and entering into cells.

2. On the other hand, taking ACE inhibitors or ARBs decreases angiotensin II, so cells will increase ACEII-R and try to respond to small amounts of angiotensin II. In other words, the increasing ACEII-R may be more harmful.

(https://academic.oup.com/eurheartj/advance-article/doi/10.1093/eurheartj/ehaa235/5810479)

In order to resolve this contradiction, there are several strategies with artificial ACEII-R to create medicines.

The European Society of Cardiology recently issued a statement saying "ACE inhibitors and ARBs actually protect the lungs in the current clinical situation, thus do not stop taking the agents. Don't forget the function that the medicines protect cardiopulmonary function''.
(https://www.escardio.org/Councils/Council-on-Hypertension-(CHT)/News/position-statement-of-the-esc-council-on-hypertension-on-ace-inhibitors-and-ang)

I know that large amounts of inexpensive diuretics and CCBs are used to treat hypertension to reduce medical costs. It has been reported that ARB, which is popular in Japan, is used only in a small percentage in the world.
(https://europepmc.org/article/med/29962652)

I guess that the low damage to COVID19 in Japan may be due to the heavy use of ARB. In Japan, ARB can be used at low cost through medical insurance by all doctors. In addition, smoking cessation has been progressing.

Above all, I think that the most essential and necessary factor is that the usual treatment of high blood pressure and diabetes has improved the lung environment.

In that regard, I have been telling my patients “taking ARBs may exert protective effect to your lungs in such situation”. I still think that is correct, because antihypertensive treatment itself is significantly beneficial.

Because Japan is very close to China and there was also no shore of invisible coronavirus Covid19, we must have allowed many coronavirus invasions as other countries.

COVID19 and the angiotensin receptor will be studied in the future. A sub-analysis of what medications hypertensive patients were taking will be keenly investigated.

The only thing that can be said is that it is important to properly treat high blood pressure and to quit smoking in order to reduce the severity of coronavirus.

Thank you for reading.

 

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コロナウイルスCOVID19は、成人男性の高血圧、喫煙者がリスクファクターであることが知られています。また、若年者での悪化が少ないことも知られています。私は、ARBの論文や一般向け薬についての新書を記してきたのでRAAS系についてなじみ深いものがあります。

SARSもコロナウイルスによって引き起こされます。その時の研究によって、コロナウイルスは肺細胞のアンジオテンシンIIレセプターACEII-Rに結合することが研究されました。

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高血圧や喫煙者では、ACEII-Rの数が増えているという報告があります。また肺の細胞分化もACEII-Rの発現に影響を与えます。私はそれが、高齢者が重篤になりやすい可能性かもしれないと考えています。また、武漢では高血圧の患者さんが多かったにもかかわらず、治療をしていなかった人が多かったことが報告されました。高血圧や糖尿病が、肺のACEII-R発現数に影響を与えているのかもしれません。

日本では、高血圧の治療薬としてACE阻害薬やARBといった薬も使われています。海外でよく使われている利尿薬やカルシウム拮抗薬よりも高価な薬剤です。ACE阻害薬やARBには、降圧効果だけでなく心臓や血管保護効果があることが知られています。

ACE阻害薬による咳の副作用は有名です。肺でブラジキニンが上昇するからです。ACEII-Rが肺にも多く存在することを示しています。

コロナウイルスに対するACE阻害薬やARBの作用には、降圧効果以外に二つの仮説が提唱されています。

1.ARBは、コロナウイルスが結合するACEII-Rに蓋をします。単純に考えるとCOVID19が細胞にくっつくのを防ぐため、効果がありそうです。
2.一方でACE阻害薬やARBを内服するとアンジオテンシンIIが減少するので、細胞はACEII-Rを増やして少量のアンジオテンシンIIに反応しようとします。つまりACEII-Rが増えてしまう(アップレギュレーション)ため有害ではないか、といわれ始めました。
https://academic.oup.com/eurheartj/advance-article/doi/10.1093/eurheartj/ehaa235/5810479


この矛盾を解決するために、コロナウイルスに予め人工的に合成したACEII-Rを結合してしまえばいいというアイディアも考えられています。

European Society of Cardiology欧州心臓病学会は、つい最近「まだヒトでは確認されていないものの、現実の臨床の現場ではACE阻害薬やARBは肺を守ってくれているので、内服を止めないように。降圧剤による心肺機能保護効果をわすれないように。」との声明をだしました。
https://www.escardio.org/Councils/Council-on-Hypertension-(CHT)/News/position-statement-of-the-esc-council-on-hypertension-on-ace-inhibitors-and-ang

私は、アメリカを含む海外では医療費削減のために高血圧治療に安価な利尿薬が大量に使用されていることを知っています。日本でよく使われているARBが、世界ではあまり使われていないことが報告されています。
https://europepmc.org/article/med/29962652

日本でCOVID19の被害が少なかったのは、ARBが多く用いられていたからではないかと私は推測しています。日本では、保険診療によりARBが安価に使用することができます。また、禁煙も進んでいました。

それより何より、普段からの高血圧や糖尿病の治療が、肺の環境を改善していたことが最も大きな必要不可欠なファクターだったと思っています。全人口をカバーするフリーアクセス保険診療を持つ日本はその面でも有利だった。

その面から、私はARBを内服している患者さんに、”こんな感じの世の中では、肺の保護効果をもつかもしれない”と、患者さんに説明してきました。高血圧の治療自体が意味を持つので、今でも1の仮説の方が正しいと考えています。

COVID19とアンジオテンシンレセプターについては、今後研究が進んでいくことでしょう。高血圧患者さんがどんな薬を飲んでいたのか、というサブ解析も進むことでしょう。

一つだけ言えることは、予め高血圧をきちんと治療しておくこと、禁煙をしておくことはコロナウイルスの重症化を抑えるために重要だということです。

2020年3月21日 (土)

「脳を守る」という軸足

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日本は、油断は禁物だけれどもコロナの騒ぎが一段落しつつあります。今日は、つかのまの休日。これまでの仕事を振り返りつつ、ブログの「秋葉原駅クリニック・お仕事」を整理しました。

「脳を守る」医師になりたいという気持ちで神経内科医を選択しました。当時はMRIも無く、やっとCTの時代。脳に空気をいれる気脳写というものが残存していたりしました。筋肉生検、神経生検を自分で行い、自分で夜中じゅう染色して寝ないで朝プレゼンテーションということが普通でした。今は、きちんと技師さんがサポートしてくださっています。

基礎研究と臨床を並行しておこない、論文をしたためてきました。オーソリティーとリアルなものにこだわって基礎と臨床を行なってきました。論文には査読があります。治療には成績が、出版にはインパクトで評価されます。一つずつ、公平な他者に評価されつつ前に進むという作業を繰り返してきました。

未来はわからないままの、ほふく前進のようなカタツムリのような速度。今もだけれども。

日本各地の医療機関をめぐり医療システムを研究し発表もおこないました。

こどもが医療機関にかかることの怖さを減らす本の依頼を受けて、絵本を描きました。

栄養で脳を守り、薬を減らすということも一貫してやってきました。オメガ3のDHAで脳を守るという仕事は、国際GOEDの会合やDHAラボとして結実しつつ継続しています。地中海食を用いた和食への応用も形になり、続いています。

「栄養を処方する」という理想を掲げ、採算を度外視して管理栄養士さんからの栄養指導をクリニックで続けてきました。管理栄養士さんの教育システムも構築し、臨床栄養協会の理事になりました。

女性たちを苦痛からまもろうと、積極的に頭痛診療をおこなってきました。著書をしたため、国際学会や日本精神神経学会、頭痛学会で発表を重ね、日本全国で医師向けの講演会も行いました。お薬を飲めないときのために、AECウオーターをカンパニーイメージの一つとしていただき採算度外視で継続していただいています。

海外留学のタイミングで、都立病院統廃合のお仕事に就くことになりました。今は亡き新田先生の思い出は2009年にも書かせていただきました。病院ビオトープ構想については、その後反響が大きかった思い出があります。リハビリの先生と論文を書いて、賞をとってくださいました。

薬だけでなく、栄養療法、運動療法、リハビリテーションを統合して、患者さんを治療し、地域医療に大きく貢献したことが出版やBS健康番組につながりました。自分で運動しなくっちゃわからないと思って、運動しているうちに沢山走って泳げるようにもなりました。代謝学の論文も読めるようになりました。訓練。

忙しかったけれど、いつも全力で仕事をしました。万事塞翁が馬、だと思って。お仕事はたくさんいただいたけれど趣旨がちょっと違うタイプの時には「ゴメンナサイ」とお断りしてきました。大切な仕事にリソースを集中してきました。

国家資格を得たいと頑張っている人のために、参考書の監修も継続しています。能力の高い方を世におくりだしつつ、楽しい参考書を安価に出版してベストセラーを続けています。苦しい出版業界の中でも、キチンと良いものを作ることで商業的にも成功するためのシステムづくりをしようと挑戦しつづけています。

患者さんをの守るという軸足のもとに、リアルなものを新しく生み出しつくりだしました。
今もたくさんの人々とお仕事を継続しています。懐かしむだけでなく、その先にやるべきことがたくさんある。

出産後にスタッフが戻られる予定になっています。妊娠出産を経ても、雇用の機会を守り続けるという夢がまたひとつ実現される。

ステルスで作られるフェイクやブラフではなく、こうやって地に足のついた「手触り感のあるリアルなもの」にこだわり続けたいと思っています。世の中、何か仕組みを作って「うまくやろう」とすることは、きっと不可能。キザシにも書きました。

まだまだひよっこ。やらなくっちゃいけないことが沢山あります。小中学生新聞の方や「からだにいいこと」の方にもお話ししました。

サイバー世界の発達で正しい情報が拡散するようになって、皆んなの目も肥えて、かえって世の中が少しずつ職人に有利になってきているのかも。サイバーが発達すると、正反対のリアルが評価されるという不思議。

僕は、地道に人々の健康に貢献できる仕事をしていきたいし、そういう仕事に就きたいと思う人々のお役にたちたいと思っています。何よりも、人を癒す人になりたい。これからも、ずっと。

たまに時間軸で業績をまとめるのも良いかもしれない。

2020年3月20日 (金)

コロナCOVID19のあとの日本の世界貢献 / 報じられないRoアールノート(R naught)

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まだ注意を続けなくっちゃいけない状況だけれども、考えてみる。
僕は想像する。この新型コロナウイルス流行が治まった後のこと。世の中の変化は、人間が自分で考えるより速いペースで変化するものです。

たぶん、世界に先駆けてオーバーシュートも起きないで流行は落ち着いていくことでしょう。今のところ、一人の人から他の人へうつす割合が自然減衰する割合に収まっています。しばらくメディアの便利な言葉として「オーバーシュート」が使われることでしょう。

Ro基本再生産数とよばれるものですが、こちらに興味深いシミュレーションがあります。こう言ったものは、報道され無いので困っちゃいます。イタリアより日本の状況が重要。あなたの不安の材料は?と聞かれると、あなたが提供しているものです、と答えてしまう。独自に計算式を作って、シミュレーターを国民が走らすという優秀さ。

感染者や死者数ばっかりで、Roアールノート(R naught)についてSARSと比較して詳しく解説する番組を見たことがない。アクティブな感染者数は、新規発生して治癒していく動的平衡の中にあるのだから、その時点でのRoが重要なのに。真実を説明して国民を守る報道をしようという気がないことがわかります。

日本が鎮火しても、世界ではまだ流行が続いて困っている場所があるでしょう。日本は、そう言った国々にノウハウを伝えて助けるといいんじゃないかと思う。例えば、たまに流行るコロナにPCRの機械を全ての国が保有するのは効率的でないから、日本で購入して技術者といっしょに貸し出して回るとか。

そしてオリンピックは、いろいろあるかもしれ無いけれど少し延期してみんなの足並みがそろうように待つことにするのが現実的かもしれない。予想外のことが起きても、それに適応して変化して対応できることが能力というものだと思う。

経済システムをいち早く再開して、余力を作っていく。海外との交流が不十分でも、国内で消費が落ち込ま無いでお金が回っていれば浮上は可能です。そのためには、落ち着いた地域間での人の移動が不可欠。北海道は落ち着くでしょうから、夏の北海道旅行もいいでしょう。

日本自身は準備できていても、お金かけて延期することで世界の人々に応援してもらえるようになるんじゃないかな。準備が遅れそうな国には、お手伝い集団が行って間に合うように手伝ってあげる。

そういうのが、世界への貢献だとおもう。日本は、真面目に丈夫な橋をかけたり、井戸を掘ったり、教育システムを提供したりしてきたことの延長。人類共通の問題である感染制御で人助けをするなんて、カッコいい。日本独自のPCRなどのシステムパッケージを、ガス燃焼タービンみたいに商社の新しい人助けビジネスにするといいんじゃないかな。

日本は科学の国で、国民の方が優秀でした。色々なあおるブラフが繰り返されても、パニックにならなかった。接触感染の制御についても、みんなやり方を結構知っている。ちょっと話すと理解ができる基礎的な頭脳の胆力。日本の教育システムの良さです。それもインフラ。

未知のウイルスとの戦いにも、いち早く対応できたということを誇りにおもいつつ過ごす。
長い時間とお金をかけて育ててきた、全国を網羅する保健医療システムの温かみを感じつつ。

近い将来、そういう未来になるといいと思う。

落ち着いている場所では地域的な活動を徐々に再開

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専門者会議が開かれて、妥当な発表がなされました。

日本国内での流行状況は、モザイク状にまだらになっていることが前提になっています。

落ち着いているところは、とても静か。
一方で、感染者が増加している地域もある。

どこかで感染は続くだろうから、全部がゼロになることを待っていると日本経済が沈没する。総合すると、うまく流行を制御できているのだからそれに従って早期に経済活動をやれる範囲で再開する。

なので、感染拡大しているところは人の移動や集合を制限する。
その一方で、落ち着いているところは「地域的な活動」を再開する。
落ち着いているところでも、「全国的な集会」をするとその地域に流行地域からウイルスが持ち込まれクラスターが発生する可能性があるから控える。

医療者的には、全国的なシステム構築を進める方針を頼もしく思いました。また、陽性の方でも軽い人は学生さんも含めて家で静養となりました。インフルエンザと同様です。少しだけおこもりの期間が長いけど。

今まだ残り火になっているところは対応をつづけ、皆んなは消えるのを応援しましょう、そこから延焼するのを防ぎましょう、とのこと。

専門者会議、やっぱりとってもいいです。特定の環境因子をあげたのはいただけなかったけれど。

春の暖かい光の中で、オープンエアで散歩したり親御さんが子供たちと遊ぶのは大丈夫。風通しがいいところなら問題ないです。部屋でずっとゲームする必要ありません。基本、接触感染なので帰宅後はノロウイルス流行期と一緒の対策でいい。大抵のお母さんは学んでいます。

東京は、いまのところ落ち着いている地域です。
地域内の活動を開始して良いのではないかと思っています。

クラスターにシールドを張りながら、経済の浮上を徐々に開始。

日本人は、結構お上の言いつけを守ります。
もうしばらくするとクラスターしている地域も落ち着いて行って流行が終了するのではないかと思っています。

日本人は、自分たちの清潔好きなところが身を守っています。
また、お金をかけてずっと維持してきた日本の医療システムが強固な防御壁になっていることを、もっと誇っていいと思っています。このような医療システムを持つ国は、他にはありません。

蛇口をひねると飲める水が出てくる。公園の水も飲めるし、共用トイレもきれい。そんなことも感染症蔓延を防いでいます。どんな人も受診できて老人が輸入肺炎ワクチンを安価に提供し接種しています。介護保険もある。

皆んなが安心して暮らせる本当の盾・シールドは、不断の普段からの社会インフラの完備だった、ということが証明されました。

ミサイルや核兵器や戦闘機はパワーバランスに必要かもしれないけど、社会インフラはイザというときにもっとずっとずっと人の命を守ることを証明しました。戦闘機だけでも6兆円(!)使っているので、兵器に比べればと公衆衛生インフラは安いです。戦闘機買ってもいいから、日本の医療システムにももっとお金を使って高性能にして行った方がいい。国民をすぐに直接守ることになる。

普段使いのインフラは目立たない。この休止期に、みんなで立ち止まってその素晴らしさを実感する時間にすると良いかもしれません。

そう思っています。明日は、患者さんと会話した未来のビジョンについて書いてみようと思う。

2020年3月19日 (木)

日本では肺炎やカゼがはやっていない、それがファクト

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検査は治療のためにあります。

医療機関も人の命や健康を守るためにあります。今現在、花粉でつらい人は増えていますが、理由の判らないカゼも肺炎も流行っていません。

衛生兵のように働く僕ら町医者臨床医が参考にする定点観測図

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マイコプラズマも流行っていません。どのカゼも流行っていません。それがファクト。

現場の医師には、目の前で起きていることがすべてです。兵隊にとって、目の前の戦場だけがリアルなものです。卓上や脳内の推論の可能性は多岐にわたっても、目の前に起きている事象は一つ。ドラマのようにパラレルワールドはありません。時間も戻せない。

万が一、薄く広く新型コロナCOVID19がひろまっていたとしましょう。ホントはちがうけれど。発症しないで気がつかないで治っていく状態を「病気」と呼ぶのだろうか。僕らは無数のウイルスや細菌と共にくらしてる。発症しないときには病気とは呼ばないできた。哲学的。

僕は、2019年年末から2020年年始にかけても、知らないでかかって抗体獲得しているひとが大勢いるんじゃないんだろうかと思っています。常識的に考えるとそうなる。

集団内の発症者が閾値以下、抗体を持つ人数が閾値以上に増えれば自然にそれで終了。

それで、いいんじゃないだろうか。

北海道で桜が咲くころには、過去のものになるでしょう。

患者さんを診ている僕は、虚構やあおりによる大勢の人が困る医療崩壊/医療パニックを恐れていました(過去形)。もし、実際の重症発症者が多くて大変なら仕方ない。そうじゃないのに大混乱は困る。僕は、実勢調査や実態調査なんていらない。知ったところで治療薬がないので、治すことにつながらない。PCR検査は、重症の人が助かるための手がかりの一つ。

これから海外から時々持ち込まれたり国内で散在するウイルスになるんだから過敏にゼロにする努力をする必要もない。ウイルスの特性もずいぶん明らかになった。大規模流行がおさまっているのだから、経済活動を再開させるべき。少数のクラスタリングにシールドを張りつつ、経済浮上の攻撃を開始すべき。

いつまでも殻に閉じこもって、ポツポツ降ってくる雨粒がゼロになるのを待つなんて自滅パターンです。ましてや、地面におちた雨つぶの数を数えましょう、なんてナンセンス。

日本は、いち早く上手にコントロールできた。僕はそう思っています。
理由はすでに書いた通り。

”Coronavirus : l'exception Japon”(コロナウイルス 日本は例外)フランスの雑誌も同様の記事を書かれていました。ニューズウイークさんも同じ論調でした。


世界中で考えることは一緒なんだなぁとおもいます。何か、応援してもらっているような気もしました。日本の流行は終わってきています。海外のニュースは海外のもの。

昨日は、健康と食事についての取材でした。脳の健康を守る食事。僕のライフワークの一つ。

一つずつがんばりましょう。

2020年3月18日 (水)

強い国と緑の国 五 最終話 / 『それもまた、野のことわり。われわれも野のものの一つなり』

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その五 野のことわり
緑の国の書記官は、全ての患者の経過や国様子を詳細に書き記していった。
カゼがはじまり、カゼが緑の国を去るまで、その全てを。


「これは国の財産だ。長持ちする紙に清書して本にして後世に伝えよう。
効果があったスープのレシピは全部書き留めた。次に備えよう。
観察と記録は、この前の家畜の疫病の時にも役にたった。
人間や家畜の血を垂らすと、大体の疫病の種類がわかる石版も見つけた。

しばらくすると、咳が出ていた人もほとんど回復していった。
悪寒だけで済んでしまう人もたくさんいることがわかった。

けれども、中には死んでしまうひともいた。

そんな時も人々は慌てず、丁寧にみんなで弔った。
みんなが悲しんで一人ずつ大切に葬った。

春が来て、咳をする人はいなくなった。カゼは自然に去っていった。
長老が眺める夕方の丘には墓標がふえていた。
去年より少し多いだけだった。

「カゼが流行らなくとも災害で墓がもっと多い年もあった」彼は呟いた。

そこに兵が走ってきた。
「国王、我々のカゼの治し方を教えて欲しいという国の伝令が開けてあった門のところに来ています。どうしますか。」
「今のところ分かっていることを全て、教えてあげなさい。
悪霊はでてこないことも。我々は、たくさんのことを学んだじゃろ。それを全部教えてあげなさい。」

「かしこまりました」
兵は走り去りぎわに付け加えた。
「強い国は国土が焼け落ち、人口が激減したそうです。大ヤケドをおったものも多く、痛み止めも効かず唸り声が街中にひびいていたそうです。
旅のものが申しておりました。そして、なぜか国民の多くだけでなく国王も親指を切り落としていたそうです!」

緑の国の国王は、ため息をつくと遠くを見つめた。
「悪霊にやられたんじゃな」独り言を言った。

夕方の穏やかな風の中に静けさがもどった。
樹々の葉がゆれている。

国王は、昨日の演説の風景を思い返していた。
「霧はやってきて、霧は去る。
風は渡ってきて風は去る。
我々もやってきて、我々は去る。
大きな理(ことわり)の中で生きている。それだけのこと。」
長老の裾が風にはためいていた。
緑の国ひとびとは、その言葉にうなづいていた。

振り返ると、初夏の祭りのための準備に忙しい人々が遠くに見えた。

「なにも変わらなかった。
私も、少し悪寒がしたが様子をみていたら、それだけで治ってしまった。
衛生兵と栄養士が作り上げたスープは、体を助けてくれた。
きっと、体内に良い薬のようなものになる「素(もと)」がもともと備わっているのだ。」

療養所の上にはためく目印の吹き流しが風の向きを教えていた。
丘の緑は、夕陽に美しく輝いていた。


「野から生まれたものが野にもどる。

野にあるべきものが今、野にあり、我々は今、それを眺めている。
我々もまた、その野のひとつ。
野のものである我々が野にあって、野を観察して工夫して暮らしている。
災厄もいろいろあるが、またそれも野のもの。
それだけのこと。」

妻がたくさんの果物をもって丘を上がってくるのを彼は眺めていた。
妻もまた、暖かいスープで回復した人間のひとりだ。
「今年も実り豊かな年になりそうだ」

山の向こうには、焼き払われる家々や様々なものからの他国の煙が遠くに見えていた。

目を覚ました衛生兵は、風邪にゆれる療養所の布の天井を見ながらつぶやいた。
「わかったぞ! 国王に尋ねて合っているかどうかたしかめよう。そうか、悪霊は・・・」

熱が下がった彼は、暖かな毛布にくるまり再び安らかな眠りについた。

国王は書記官が製本した最後のページに記した。
「無きものを在るという幻。在るものを無きものにする幻。
それもまた、野のことわり。われわれも野のものの一つなり。」

 

 

おわり
(作 おおわだきよし)

新型コロナ専門家会議「爆発的感染には進んでない」 /  頑張れ実務者よ専門者会議よ!

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新型コロナ専門家会議は、「爆発的感染には進んでない、持ちこたえている」と発表しました。

COVID19新型コロナウイルスについては、いろいろわかってきました。

最初のあたふたは、どの国にとっても仕方がない。未知のものに対して、どの機関だって最初から完璧に対応することはできない。

厚労省は、早々に広い範囲から専門者会議を作成収集して色々な方針をうちだすという正しい選択をしました。

後手にまわっている、という意見もあるけれども、僕はコロナには後手も先手も無いと思っています。感染したことも気づかない人が多いウイルスを制御する方法を、人類は手にしていないからです。それがファクト。

感染症はやってきて、去っていく。

そのダメージを少なくできれば、それでよし。

厚労省は丁寧に、国内リソースを枯渇化してパニックを起こすことなく感染症のピークをやり過ごそうとしています。
僕は、もっともっと褒めるべき誇るべきことだと思っています。

アナウンスを間違えて、総合病院にPCRを求めて殺到する人々を作ってしまい糖尿病や透析、救急の患者さんが加療できないといった医療パニックを起こすことはありませんでした。一歩まちがえると、そうなってしまっていた。たぶん、もう大丈夫。

粛々とPCRを行う準備を進めつつ、パニックも避け、クラスター連鎖を予防する(+クルーズ船)というたくさんの離れ業を回しつづけています。神奈川の黒岩知事もご苦労をされたとおもっています。彼は、今日は患者さんの個人情報を守りました。台風の洪水の時も逃げなかった。危機管理すばらしいです。真の実務者。

僕は、こう言った実務を淡々とキチンとやっている人々や専門者会議に拍手を送りたい。

利益のために、メディアが後先考えず作り出した恐怖や取り付け騒ぎ。そんな中、批判を受けながらも国民を守り続けている。結果がわからない中で全力で実行に移している人々。それこそが、真のヒーローです。

僕は、四面楚歌になってもウイルス学者さんを信じているので日本では鼻かぜが基本という軸足はブレない。感染症は、起因ウイルスが引き起こす病状の以上でも以下でもないからです。徐々にそう言ったことがわかってきたけれど。特殊なウイルスなんてありません。新型コロナを何だと思っているんだろう?恐ろしい人食いウイルス?日本土着コロナウイルスの変異版に過ぎない。

面識はないけれども、先生が良いことをお話しされています。
臨床でPCRをしているプロの先生。僕がいいたかった、偽陽性偽陰性のことやアナウンス効果にまで言及されている。PCRは、法医学でも使われる遺伝子検査メソッドだけれども臨床で使うには注意が必要です。やっても意味を持たないこともたくさんあるし、とっても良い説明。

(たぶん年末からきっと流行っていたけど、この程度ですんでしまっているという認識なので)もう実は、集団免疫の力がウイルス感染力を上回ってしまっていると僕は思っています。たまにクラスターが起きてもそれ以上でも以下でもない。

さらに、ウイルスの感染力がインフル以下という点が判明したので、日本の衛生管理と保険診療の元ではクラスターの連鎖は起きにくいだろうと思っています。健康な人が多くて、医療をみんな受けられてきたという長年の日本医療文化の素晴らしさ。それを味わうべき。誇るべき。

専門者会議の先生がた、厚労省の役人さんがんばれ!もうちょっと。
実務者を怒りたくきもちもわかりますが死者10人未満というのは、諸外国をみればどれだけ日本の対応が健闘しているかわかるっていうもんです。彼らの奮闘あってのものです。パニックを煽るメディアを苦々しく思うのも良くわかります。

僕らには、不便なことや、残念なこともあったかもしれない。国民の「流行よ、早く終わってよ。何で終わらすことができないの!」という気持ちもわかる。けれど感染症や病は、人間の意図とは関係なく、勝手にやってきて勝手に去っていくものです。

文句はウイルスに言いましょう。矛先を必死に対応している実務者に向けさせたのも、メディアの大罪。中国も多大な犠牲をはらいました。原生林と接している国には、常にこう言った感染症発生の可能性は存在します。それに、コロナウイルスは猛毒でもなんでもなく、生きた細胞にとりつけないと崩壊してしまい感染力を失う自然界に存在していた弱い物質。

科学が進んだので不都合が起きたように見えると「もっと何かできたんじゃないか」とか思ってしまう。でも、大抵はみんな全力で対応していてそれが目の前に繰り広げられている。

僕は、一生懸命戦っている真のヒーローを讃えたいと思っています。
そう言った方々からの声は小さく目立たないけれども、責任を両肩に背負って実際の作業を進めている人の言葉は真実を語る重みがちがいます。その言葉に、耳を済ませましょう。原発の爆発は防げなかったけれど(それも彼らの責任ではない)、現場に残って必死に作業した方々と重なります。

みんなだって夜中まで居残りしてプレゼン資料を作ってコピーして部数つくったあげく、翌日ホチキスの位置が悪いなんていわれたことあるんじゃないかな?何それっておもう。仕事を代わりにしてくれている実務者の作業結果を、キチンと評価すべき。

専門家に耳を傾けず、傲慢に自分勝手に、テリトリーを作る行動は自滅に向かうことが知られています。
厚労省は、逆。謙虚にテリトリーを超えて人々を専門家を召集して、知恵を絞って対応している。自滅の愚挙を避けています。素晴らしい。僕は日本に住んでいてよかったと思う。

流行も収まってくるにつれ、煽られても国民は反応しなくなるでしょう。物流も再開する。
その日は近い、と思っています。それでいい。

そして、経済のV字回復を急がなくっちゃ。日本では、鼻かぜだもの。

2020年3月15日 (日)

患者さんをご覧になっている都立駒込病院感染症科部長の先生のお話し

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こちらに、都立駒込病院感染症科部長の先生のお話が掲載されています。

それが全てだと思う。これ以上でも、これ以下でもありません。

全くそのとおり。
昨日の池上彰さんの番組の内容と、今村顕史先生のお話しで全て。

僕らの病気はコロナだけではなく、のエントリでも一月前に書きました。

日本は、きちんとした作業を粛々と続けてきました。
世界の状況を見れば、きちんとできていることがわかるでしょう。何も問題はないように見えます。

このまま継続していけばいいだけ。日本の人のきれい好きにも触れられていました。

保健所の方々は通常業務の他にクラスターを必死に追いかけて、医療機関と連携をくんで働いている。たぶん、ギリギリどころか超過勤務だらけになっているはずです。仕事がコロナだけじゃないから。

保健所のクラスター調査を取材したところを見たこともないです。軽自動車や自転車をかっ飛ばしてフロントラインで戦うヒーローやヒロインを取材しないメディアのジャーナリズムの死。

そもそも、もともとPCR検査は感度が悪くコロナウイルスではもっと感度が悪いことを知って言っているのだろうか。行政から流れる数を速報に加工し、PCRの検査数上昇を連呼し、海外の画像を買い付けて編集したり、行列を写すだけの脳死状態からは何も生まれない。

Buzfeedさんは、厚労省の職員さんの疲弊も取材していました。僕は、この記事とってもいいと思っていました。メディアは、こうやって取材して国民に話すのが仕事だったはず。この記事には、労災に近い形で感染してしまった職員さんもテレワークで作業を続けて戦い続けたことが記されている。そんなことはメディアでは放映されない。

国民のイライラにカタルシスをあたえるには、何処かへのスケープゴートの攻撃対象が必要です。それが実務者だと、自分たちを守ってくれている存在に刃(やいば)をむけることになる。厚労省はその対象になりやすい。

メディアは私たちの安全性を毀損するために、局のPCの前で電話するだけになってしまいました。本当のジャーナリズムは、サイバースペースに移動したのかもしれない。

本当のことは、こう言った実務をこなす先生の言葉からしか生まれない。そして彼らは、厚労省と協力して戦っている。僕らも厚労省が出した指針を保健所から受け取って、保険診療を行っている。

医療は常にマンパワーが必要なチームワークの作業です。仕事ができる人は、チームワークの連携を大切にする。だから実務にあたっている人々のマンパワーを疲弊させたり脆弱化することを声高に言ったりはしない。もし、至らないところがあるならば手伝えばいいだけだし。ましてや患者さんを差別バッシングにつながることなんて絶対しない。僕らは、そういう存在からそっと離れていく。

駒込病院の今村先生のお話は、穏やかでとても良いお話しです。医療全体をみて、目の前の自分の仕事を全力でしている。国際医療センターの先生のお話も良かった。実際の患者さんをごらん人なっている先生の言葉は違う。

僕も色々な先生方にお会いしてきました。人を治す信頼できる先生というのは、いつでもこう言った先生がたでした。たくさんのことを教わってきました。困った時には、今でも教えていただいています。紹介した患者さんの経過からお電話でご教授いただくこともあります。

頭が下がります。
先生は、黒い大量の烏合の衆のなかに輝く雲中白鶴といったところです。
それからBUZFEEDさんありがとう。素晴らしい。

僕らは市井で、早急に正常化に向かえるよう日々診療を続ける。
患者さんの不安をできるだけ取り除くように変化と工夫を繰り返しながら。

緊急事態は宣言しなくてよい安全な状態。少数の新型コロナウイルスと共存しつつ経済浮上へ。

1.緊急事態宣言は回避され正常化への道筋が描かれました。
1万人あたり、0.06人であることが具体的な理由として示されました。

2.医療崩壊を防ぐ。重症者への重点的治療をしていく。予備の人工呼吸機も病床も十分数の準備が完了している。

3.感染のピークを遅らすことが多大なメリットを生む。それは、一定期間ウイルスと共存することを意味する。

4.それと同時に経済対策をきちんとしていく。状況を見つつ、より浮上させる手を打つ。

5.PCR検査についての、非常に妥当な説明。

常々、感染症の制御と経済対策の両輪を行えるといいな、と思っていたので、本当にこの発表はうれしい。素直に額面通り受け取るべきだと思っています。政府が招集した専門者会議がとても良く機能している。具体的なファクトにそって非常に理性的に指示を出しているものと思われます。

クルーズ船をネタにしていたメディアと違って、その中で頑張った実務者の方々をねぎらっていらっしゃいました。現状の報告もなされた。本当にそうです。危険を侵して実務にあたる人をけなすことなんてできない。

子供達の卒業式、春の選抜にも触れていた。外で遊ぶのも問題ないと言っていた。素晴らしい。

医療者のみんなは、予備に12000のバックアップベッドと3000台のレスピレーターが完備されていることに安心したんじゃないんだろうか。それぞれ消毒すれば次の人に使えるものです。回転していけば順次患者さんを何人でも治療していけます。具体的な数字が説得力を持つ。

なんといっても注意は今後も必要だけれど、みんなの努力で戒厳令をひく事態ではなくなっていることを確認したこと。
ここから巻き返すんだ、という意気込みであることに、とってもホッとしました。

聞いていて拍手してしまいました。
ただ、状況が変わった、といって国民の権利と自由を奪う緊急事態宣言がなされないことを願いつづけていることは変わりません。よっぽどの強毒感染症でなければ、日本では必要ないと思います。

☆ その後見た、池上彰さんの番組がスゴく良くできていました。
インフルエンザを例にとって、治療薬あっての検査であることをとってもスマートに説明していた。PCR検査や、やがてできてくるコロナウイルス簡易検査もその見地から説明。

コロナウイルス仲間のSARSやMERSが、いまでも人類と共存していることを示しつつ、COVID19も同様の季節性ウイルスになることを説明されていました。また、ウイルス感染症の風邪の一種で差別が起きるなんて、良くないということにも触れていました。物不足にも言及。

全方位的にファクトに基づいて無駄なく作られた番組。プロデューサーさんが、視聴率より科学的ファクトを重要視して全方位的な一網打尽を目指したものと思われます。村中璃子先生のいうところの「専門家」も出演しない、良い番組。

「専門家」には、見えない根っこがあるので発言にバイアスが生まれやすい。池上彰さんは、医療者じゃないので第三者として俯瞰的に淡々と説明していました。現時点でのデファクト・スタンダード。メディアが、COVID19ウイルスとの共存の道への第一歩を踏み出しました。建設的な番組の第一号の記念日。タイミングもばっちり。

しかも、コロナは番組の話題の一つに過ぎませんでした。僕らにとって、COVID19なんて生活の一部分であるという主張。つながりで中国をめぐる話題の中の一つに過ぎませんでした。僕は、COVID19は生活の一つに過ぎないと言いたくて、マイナス検索を案内したりしていました。フォーカシングイリュージョンの魔術を解きたかった。

みなさん、徐々に通常の日常にもどりましょう。

☆日本はおちついちゃったから、永遠に怖がらすため各県別の「速報」とイタリアやヨーロッパ関連の話、クラスターの芋づる式の図を伝え続けるメディアもあるでしょう。レスピレーターたくさん予備をもっていることが明らかになりました。みなさんの命は医療者が全力で守る。日本は、少しアウトブレイクしてもビビらなくて大丈夫。他国は日本の未来ではありません。

そして、これから毎日出現してくるかもしれない陽性患者さんの通勤経路を一つずつ報道していくことを日課にしてもいいでしょう。一地方の保健所の仕事を全国放送することに、僕は今でも意味が見出せない。

これから何を作っても、美しいCGを駆使して特集を作っても、海外の教授の話をつなぎ合わせても製薬メーカーに取材に行っても、全部二番煎じ。池上さんの番組以上のファクトを示すのは難しい。毎日の速報を楽しみにしています。

僕らは、救急病院の医師たちが肺炎対応で忙殺されるところか当直が暇になっていることや、急病による救急車出動が減少していることを横のつながりで知っている。PCRをやらないから患者数が少ないんじゃないことを知っている。他のウイルスを含めて、風邪自体が流行っていない。肺炎になった人については、PCRしているからその中に見逃しもない。

僕らは、現場で難しい判断をし働き続ける人の苦労を忍びつつ、皆んなが使っている保険診療システムが壊れてしまわないように、患者さんが不安になりすぎないように医療の裾野で尽力してきました。具体的な数字を載せた資料も作って説明してきました。

☆感染の広がり方を見つつ、どうウイルスと共存していくのか。それは、未知の世界。集団内抗体価が上がってくるので、徐々に収束に向かうでしょう。それでいい。日本なら、世界に先駆けてうまくやる方法を見つけるはず。そして、世界を導けばいい。井戸の掘り方を教えたり水路を作ったりして、豊かな贈り物を世界の国々にしていくのが僕たちの国民性です。

だんだん世の中正常化しつつあるようです。本当によかった。副作用の少ない専用薬ができてくればなお良いし、さらにその先、ワクチンもできてくるでしょう。世界で広がっているから、ワクチン作ってもペイできるので企業も乗り気です。

ホント、どうなるかと思った約2ヶ月でした。メディアがあおるあおる。現状との乖離にびっくりの連続でした。首相も釘をさしたから、もういい加減な番組も減ることでしょう。科学的に正しいことを伝えなければならなくなった。

患者さんにカレンダーを指差して「きっと安心宣言に近い方針を伝えるものになると思うよ。マスクも、正常化するって話すと思うよ。がんばろう。」と伝えていました。みなさん、当たって良かったですね。困った方にマスクを1枚ずつ無料で配っていた日々も懐かしくなることでしょう。

良かった良かった。コロナウイルスCOVID 19は日本に住み着き、よく見かける隣人となっていきます。その隣人とともに、経済浮上を目指す。その方針が示されました。僕の臨床的直観と考察は孤立無援じゃなかったんだな、と思いました。

もう、しばらく長文書かなくてよくなります。日本は良い国です。科学の国。
インテリジェンス高いです。

何とかしたくて、早朝ひとりで絵本の文章書きをしたのも楽しかった。何かが目覚めた気がします。

2020年3月14日 (土)

Prescription for Prevention of Medical Collapse and Economic Recovery / コロナの医療崩壊予防と経済復興の処方箋

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Prescription for Prevention of Medical Collapse and Economic Recovery

Japan is not in a crisis, but an emergency declaration that severely limits the rights of the people is going to come into effect. I don't think it's a good idea because it will bring the economic stall.

The number of COVID19 patients is about 600, and death tall is about only 20.

You may feel anxious that the coronavirus COVID19 pandemic cannot be prevented.
You may be worried if a medical collapse occurs and you can no longer get regular medical care.

Which one will we take, controlling coronavirus or revitalizing the economy? If we take economy, corona will spread and if we corona control is prioritized, the economy will stall.
Many people may feel the dilemma.

I think there is a good prescription.

The premises are these two points.
1. Coronavirus infection heals as common cold within 2 weeks.
2. Contact infections may be predominant rather than aerosol pathway. If they are prevented, the transmission speed is very slow.

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(Doorways and obstacles, You can evacuate faster if you place obstacles )
I will quote from a lecture on traffic jam studies at Japan Railway East. 
Since I work in a small clinic, I was studying congestion to keep my patients from getting too crowded.

This diagram means is a simple fact.
“If everybody rushes towards narrow exit door, it is difficult to escape. If you place obstacles in front of the exit and align them, the escape will end smoothly. Nobody will be injured.”

Let's assume the exit in this diagram as medical institutions and the dots as a lot of patients.

It means if they come in order, medical systems can see and treat everyone without confusion, even if many coronavirus patients appere. The same goes for other diseases.

Many more people will be affected coronavirus and almost all will be cured.

If catching coronavirus cold is gradually in order, it is no problem, somewhat fine. The infection spreads slowly, and everyone will be cured.

If the symptom is mild slightly, they will stay at home with usual painkiller. That's OK.
Only severe patients will be observed at the hospital. PCR test should be performed at that point to decide on their treatment strategy.

Even if slight symptom patients will be pandemic, there is no way to find out what the virus is. In fact, hay fever also "pandemic" (not exactly how to use it), we don't care what pollen we are reacting to. It will subside after the time has passed.

In this way, the key is revitalizing economic while controlling the surge of patients.

It is impossible to contain coronavirus or get rid of it. Even if it can be reduced to zero, it will always flow from abroad. Because it is prevalent everywhere in the world. Border closure should be temporary.

Aim for economic emergence while allowing slow spread and small occasional clusters. That is the prescription.

In other words, we have to seek the path of coexistence with the coronavirus COVID19.
Not very difficult. Don't be afraid. Extreme fear leads to a credit crunch.
Above all, I'm lonely if I can't shake hands or hag with other people.

We can't do anything if we are extremely afraid of unpleasant future coexistence partners.

Vaccines and treatments will soon be available.
Let's live with hope now in the transition period.

The goal is a society that coexists with the seasonal new coronavirus COVID19.
If we imagine that, we will be easier to live now and to realize a better society in the future.

Thank you for reading.
Kiyoshi Owada, MD
Akihabara EKi Clinic, Tokyo, Japan


コロナウイルスのパンデミックは防止できないと不安に思われるかもしれません。
医療崩壊が起きて、通常の医療ができなくなると不安になるかもしれません。

日本は落ち着いていますが、国民の権利を大きく制限する非常警戒宣言が施行されようとしてますが、私は経済失速を考えるとあまり良い案ではないと思っています。600人の患者数、20人ぐらいの死亡者にとどまっています。

コロナ対策と経済対策のどっちをとるの?とジレンマを感じるひとも多いかもしれません。

それには処方箋があります。

1.コロナウイルス感染症は発症しても治癒することが多いこと。
2.接触感染が主で空気感染するかもしれないけれど、予防すれば伝搬速度は遅いこと。
これが前提になります。

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JR東日本の渋滞学についての講演会から引用させていただきます。あまり直接引用はしないのですが、今回は特別。
私は小さなクリニックで働いているので、患者さんがあまり混雑しないように渋滞学を学んでいた時期がありました。論文も寄稿したことがあります。

この図の意味するところはシンプルです。
「全員が押し寄せると脱出するのが難しくなり、出口の手前に障害物を置いて整列させると脱出がスムーズに終わる」というものです。

この図の出口を、医療機関が処理できる患者さんの人数と過程しましょう。

たくさんのコロナウイルスの患者さんが発生したとしても、順番にいらっしゃれば混乱も起きずに全員を拝見して治療することができます。コロナ以外の病気に関しても同様です。

日本人も多くの方がコロナウイルスに今後もかかり、治癒されていくことでしょう。

けれども、順番に風邪をひいていくぶんには問題ありません。ゆっくり感染が広がり、みんなが治っていけばそれですんでしまう。

コロナウイルスは、治療薬はないので軽症の時は家で安静になります。
症状の重たい方だけ病院で様子観察になります。その時点で治療方針決定のため、PCRをやりさえすれば良いのです。

軽症者がパンデミックしても、そのウイルスが何であるか調べても意味がありません。現に、花粉症も「パンデミック」(正確な使い方ではないです)しますが、何の花粉に反応しているかなんか気にしない。時期が過ぎればおさまります。

このように、検査を行うことを調節し受診患者さんの激増を防ぎつつ、経済対策を打っていくことが解決になります。

コロナウイルスを封じ込めて退治してしまうことは不可能です。たとえ、いったんゼロにできたとしても常に国外から流入しつづけるでしょう。世界のどこかで流行しているのですから。国境封鎖は一時的にすべきです。

ゆっくりの感染拡大やたまにのクラスターを許容しつつ、経済浮上を図る。それが処方箋。
言い換えれば、コロナウイルスとの共存の道を探るということです。
あまり難しいことではありません。恐れないこと。恐怖は信用収縮につながります。他の人と握手できないなんて寂しい。

未来の共存相手を極度に恐れていては、なにもできません。

そのうちワクチンも治療薬もできてくるでしょう。
過渡期の今を、希望を持って暮らしていきましょう。

ゴールは、季節性となった新型コロナウイルス COVID19と共存する社会です。
それをイメージすれば、今を生きることが楽になり、未来のより良い社会を実現しやすいと思います。

2020年3月13日 (金)

みんなで次は何かあててみよう / 緊急事態宣言の前の静かな日に 

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コロナウイルスは、侮れない疾患です。本気で対応すべき疾患です。

日本は、今のところずっと心配していた医療崩壊・medical collapseも回避しつつ死亡者も激増していないという良い経過をとっています。注意はしつつ、安心して暮らしてよいでしょう。接触感染なので、手を洗いましょう。

日本はうまく危機管理をしていて、おちついているので、今日は視点を変えてメディアを観察して眺めてみましょう。
僕もすごく勉強になりました

友人から聞いていたけれど、今日別な方からも聞いて確認しました。イタリアと違って、日本の「公立病院は空いている」というレポートをメディアはしただろうか。もし、PCRしていなくても、悪性のカゼが流行っていたらど混みのはず。当直の先生方はご存知のとおりだ。何故か報じない。救急車疾病出動回数が2月は1月より減少していることを報じない。

ファクトから人々を演繹させないようにする。

日本は落ち着いている。それは報じない。患者累積総数700人以下は、昨年の麻疹(はしか)の患者数より少し多いぐらいであることを報じない。総数が他の感染症と比べてどれぐらいか、報じない。日本のコロナによる死者数が日本の感染症の中で、どれぐらいの位置をしめているのか報じない。医療情勢の異なる他国は日本の状況を反映しない。

非常事態宣言の一種である、緊急事態宣言についてあまり詳しく報道しない。それも報じない。ちょっと怖い。

つまり、大切なことが沢山あるのに取捨選択して決められたものがリピートされている。それを支える構文がある。決して重要な順番でも、起きてきた順番でもなく、文脈に沿った構文。

物事を短時間で人々につたえ、注目を集め続ける方法は広く知られています。

1.感情に訴えること 恐怖や喜びなど

2.リピートしたときに認識しやすいように短い単語をつくる

3.そのものの特殊性、独自性を打ち出す

4.常に刷新して陳腐化をさせない

5.バリエーションをふやす

などなどがあります。
全体像を見せたり比較をしないで、そのものだけに注意をひき続けさせることが重要なポイントになります。

例文としては、

「XXXを知っているといいことがあります、この情報を知らないと損します
その解決はYYYです。
XXXはAAAやEEEとちがうし、ZZZとは全く違います。
なんと毎日変化しています。
XXXには、BBBやDDDもあります。」

といった具合です。コロナの話題の場合の先手を打ったキーワード考えてみましょう。

1.恐怖の感情に訴える はご存知の通り。流行が沈静化した中国や、医療保障が完備していてきっと顕在化しない北欧やカナダは永遠に取り上げられない。そこから学ぶこともあるにもかかわらず。高齢者、喘息、高血圧、糖尿病などの持病で来るかも。皆のためと称して繰り返しかかった人のインタビューが流れることになりそうです。
また、恐怖は外からやってくるので、何らかの外的要因が加わるかもしれません。外国帰りの感染の人とか、海外旅行帰りの人とか。

2.のリピートして憶えやすい言葉については、ご存知の通り。
「コロナ」→「クルーズ船」→「マスク」→「イベント中止・学校休校」→「PCR」→「クラスター」→「オリンピック延期」→ときています。次は、「コロナショック」、「コロナ恐慌、コロナ不況」、「マスク配布配給」、「医療崩壊」、「人工呼吸器の不足」なんかが来るんじゃないかな。
そして「緊急事態宣言」。その後の日々は、制限事項のオンパレードになるでしょう。コロナの感染症は自然に収束しても、法律は勝手には終了しない。30年緊急事態宣言が続いた国もあります。

3.独自性については、コロナとインフルエンザなどの比較が来ることでしょう。
ただ、強毒ウイルスと比べるとコロナの恐怖が減るので、エボラやSARSはあまり取り上げられないはず。身近なインフルエンザや接触感染仲間のノロウイルスやロタウイルスとの比較になるんじゃないだろうか。死亡率高いとか。日本のデータだけでいいのに。

4.常に刷新した情報、というのは、庶民だけでなく有名俳優や政府高官もかかるといった点があげられます。他に新しく加わる仲間としては、先進国の流行や「なんとこんな人もコロナ?」なんていう1と関連させた情報になるかもしれません。
あるいは、クルーズ船のように注目すべき目に見える対象物を作って、ずっとその観察を続ける、という方法もあります。
しばらくして、それも陳腐化してくるとビックリさせないといけないので、そのうち「突然死」なんていうものを持ってくるかもしれません。

5.視聴者を飽きさせないためには、バリエーションが必要です。同じことをしていると、やはり陳腐化していく。コロナはカゼの仲間というのは当たり前になったので、臓器を移動させる作戦がいいでしょう。結膜炎、胃腸炎、腎不全、肝障害、脳炎、心筋炎、筋炎など。実は、どのウイルスでも起きてくるあたりまえの炎症です。コロナだけに限りません。一つずつピックアップする作戦。犬にコロナがうつった、というのもあったけれど愛犬家の恐怖をあおりたくなかったのか消えていきました。

バリエーションには空間的、時間的なものもあります。普通の生活の場から、満員電車、お店の店員さん、デイケアシステム、幼稚園、運動施設などがあげられます。いろいろな県の速報がでたりしているのも空間的分散。もともと感染症は潜伏期間があってずっと前からだし症状ない人も多いのに、PCR結果が判明しただけで「速報」とはこれいかに。
急ぐ必要ない「速報」。速報は、人の心をざわつかせる常套手段です。
時間的バリエーションは、いったん収束したところに再発したりするもの。しばらくすると現れてくることでしょう。終わったと思っていたのにくすぶっていて終わっていなかった、と1に戻ります。
もしかすると、コロナはRNAで4種類あって・・・とか言い出すかも。それが始まったら、種類のバリエーションです。もう、知られていることをまことしやかに“速報”します。
株価を混ぜたり、上記のものを混ぜたりして複数のパラメータを混ぜるバリエーションもあります。

本当は、コロナウイルスが細胞にどのようにとりついて、どのように増殖するのか。
治療薬は、なぜHIVやインフルの薬が一部分効果あるのか、どうやって新薬は探されているのか。
RNAの変異についてや、ワクチンはどんなふうに作るのか、DNAワクチンという先端的な技術について。

こういったことについては、重要だけれどもあまり触れられない。メディアはそんなこと伝えたくない。
短いキーワード、感情。それを湧き起らせる何かを探し続けます。
「国民にパッションを湧き起す、パンとサーカスを見せるんだ!」と。

次に何を一生懸命力をいれてくるか予想するのも楽しいです。みんなで当ててみましょう。

村中璃子先生に注目していくといいです。正しい。

でも、ホントは使命を終えたのでコロナの話題は日本では終わっていきます。きっと。実は、もう終わったこと。僕は、患者さんに正しいことを理解してもらって、落ち着いてもらうことしか考えていなかったなぁ。

残されたのはあおられたあげくの人の心の不安感、モヤモヤ感と物不足や不況。
そして、必要以上の制限を許すことになった土壌。

トランプ大統領がエールを送っているので米国と足並みを揃えた発表がまっているのではないかと思う。

日本は、いくつものシッカリした強固なシステムに守られているので大丈夫です。あなたの手にしている毎日内服している薬がコロナに効果をもっているかもしれません。日本は、まがい品の薬なんてない普段からしっかりしている国なのです。コロナ自体には、心配なきよう。

感染流行はもっともっと落ち着いていくことでしょう。
救急病院に肺炎の患者さんが殺到することもなく、急患のための救急車の出動台数も減っている。
国内は通常運転のままで、とても静かでどんどん落ち着いてきていることを忘れないようにしましょう。

おちついて、これからどんなときも真実を自分の頭で考えて行動していきましょう。今以上に報道も均一化して変化していくでしょう。自由に発言もできなくなっていくでしょう。接収されるまでは、サイバー上の文章も残され読めるだろうと思う。

「幻のコロナ患者さん」で当直医が暇なのに「幻の医療崩壊」していて、その対策のために接収されるまでの自由。フリーアクセスの保険診療を行えていたころを懐かしく思い出すかもしれない。

法のもとでは、所有者や運営者の許可などいらない。なにもかも「コロナ対策」のために接収できる。

はしか程度の感染数、インフルの数十分の一の死亡者数のコロナの名のもとに議論を挟む余地のないテロ対策並みの法律が制定されたことが重要。 未曾有の災害が起きる前に、と。共有される幻の恐怖感が必須だったのかもしれない。違和感を感じながら僕は無力で、ながめていることしかできなかったけれど。

もし、状況が変化したら僕はその波にそって生きていこうと思う。人間はやってくる波の上に浮かぶ木葉(このは)に過ぎない。

私たち国民の大切なものが一つずつ抵抗できない法律のもとに奪われないことだけを願っています。日本には抵抗権が制定されていないから。
ささやかでいいから自由が残されることを願っています。

緊急事態宣言が宣言される前の静かな日に記します。

強い国と緑の国 四

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四  緑の国
「きます。」

緑の国に伝令が帰ってきた。
「ここに悪性のカゼが来るのも時間の問題です」
「ごくろうだったな」年老いた長老が出迎えた。
「隣国では、親指を切り落とし、家に火がつけられています。
門は硬くとじられていましたが、悪霊が出る咳のカゼは防げないようです。
他の国に移動する速度を計算すると、数日のうちに、この国にもきます。」

「そうだろう。そうだろう。しかたのないこと。
災厄は、時々やってくるもの。門はあけておけ。」

咳をする人から悪霊がでてきて、人々を呪い殺すという噂も届いていた。
悪寒がするうちに手当てをしないと気が狂うとも噂されていた。

最初に発症して焼かれた伝令の様子や、石を投げる群衆の様子が瓦版で届けられていた。

だから、緑の国の人はとても不安になっていた。

家から出ないようにする人々もいた。
がたがた震えている人もいた。
門は閉じなくていいのか、と詰問するひともいた。

国王は集会場で国民を集めて語った。
「門を閉じたところで、意味が無いそうじゃないか。
だったら、我々は開けておこう。困った人が助けをもとめにくるかもしれん。

カゼについては実際、わからん。ただ、噂話は信じないようにしよう。
どうなるか自分たちの目で見てみようじゃないか。
悪霊がでてきたら、その時に考えよう。」

長老は、息をつくと続けた。
「霧はやってきて、霧は去る。
風は渡ってきて風は去る。

野にはわれわれには、理解できないことわりの方が多い。
われわれが母より生まれ出る道理さえよくわからないではないか。

野のものをコントロールしようとするのは、無理じゃ。
ただ、観察してその性質を知ることはできる。

我々がやれることに全力を尽くそう。いつも通りの生活を続けてくれ。
咳がでてきたものは、いつものカゼと同じように、とりあえず風通しの良い居心地の良い場所で手当てしてあげてくれ。
そして、経過を記録しよう。
ためになったものが見つかったら、みなで共有しよう。」

国民は、大切な仲間が病気になったからといって仲間を呪い殺すとは思えなかった。
その一方で、内心では怯えていた。

ほどなくカゼが緑の国にもやってきた。
どこからきたかはわからなかった。
悪寒や咳をする人間が増えていった。


風邪をひいた人も、どうしてかかったかわからなかった。
けれども国王の指示に従って、犯人探しはしなかった。
症状が辛いときには、専門の施設で治療することにした。
お世話をしてくれる施設を自分から訪れた国民もいた。

施設では、悪寒がする人が次々にはこばれてきた。
それぞれにスープと毛布があたえられた。
クスマの木の汁も試されたが、予防にも治療にも効果がないことがわかった。

そうやって、カゼの人もそうでない人も助け合い一緒に暮らし続けた。
なぜなら、咳が多かった人は一人でくらすのは体力的にむりだったからだ。
カゼが治った人が、新しくカゼになったひとを助けた。

しばらくすると、十分な栄養を与えるとほとんどの人が回復することがわかった。
年寄りが具合わるくなりやすいこともわかったから、彼らの家には健康な若者が物資を補給してまわってあげた。
悪霊を見たものは一人もいなかった。

そうやってしばらく時間が経過していった。

「悪霊を見たものはいるかね」
国王は看病している衛生兵に言った。
かれは、ときどき施設や国内を自分でみてまわっていた。

「いいえ、誰一人としていません」ゴホゴホ。咳をしながら、彼は答えた。
「悪霊なんていませんでした。強い国は、悪霊退治に必死だったのに。うちの国では出ませんでした。」

「うーん。」国王は微笑んだ。
「我が国には悪霊はこれからも出ない」

「そうなんでしょうか?」

「ああ。そうだ。私には君たちのおかげで分かったよ。ありがとう。
君も咳が出ている。カゼに感染しているようだね。交代して休むといい。

休んでいる間に、なぜ我が国では悪霊がでなかったか。考えてごらん。
もし、
答えがわかったら私に教えてくれ。正解かどうか、教えてあげよう。

栄養士が、滋養のある早くよくなるレシピを見つけたそうじゃないか。
本当にありがとう。国民のためになる。おつかれ様。 」

そういって彼の背中をポンとたたくと、国王は宮殿にもどっていった。

つづく

2020年3月12日 (木)

Spreading figure of coronavirus COVID19 "virus road" and AECII receptor in gastrointestinal tract / ウイルスロードと消化管ACEIIレセプター

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Spreading figure of coronavirus COVID19 "virus road" and AECII receptor in gastrointestinal tract

The coronavirus COVID19 originated from China.
Later, it spread all over the world.
Characteristic appears in the form of distribution.

Here is a beautiful world map of the coronavirus COVID19 outbreak. By Nikkei newspaper.

It extends from Eurasia to Europe through the Middle East.
It has also spread to Asia, including Japan.

Outbreaks in Iran and Italy.
However, its spread to Scandinavia, Australia, Africa and the Americas is very small.

This is similar to the agricultural revolution and the spread of iron culture that began in Europe.

As it is written in "Guns, Germs, and Steel: Seeing the Fates of Human Societies", (Jared Mason Diamond, 1997) or "Sapiens: A Brief History of Humankind" ,(Harari, Yuval Noah, 2016).

To communicate the difficult method of steelmaking from iron ore, mankind had to communicate directly from person to person.
The same goes for growing and harvesting wheat and grains that are difficult to grow.

It's very similar to the way iron and wheat spread around the world.
It is a corona "virus road".

These transmissions indicate a mode of direct transmission from a homo-sapiens to another one.

Coronavirus COVID19 transmission is seemed contact pathway to be predominant rather than aerosol.
If aerosol transmission via air is dominant like FLU, it will spread evenly and faster.

From the point of view of infectious transmission ACEII receptor on cell surface plays an important role.

This suggests that the ACEII receptor expressing gastrointestinal cells plays a major role in infectivity and severity.

It has been reported that the coronavirus COVID19 does not become severe in younger people. Expression of ACEII receptor in gastrointestinal and respiratory organ might differ with age.

Because I am a physician and not a cytohistologist, I do not have that knowledge at this point. In the future, investigation on these things will progress.

Those scientific facts will help prevent and treatment for patients.

Reducing panic is accurate knowledge and action based on it.
Media bluffing is useless and PCR testing is not essential.

We Japanese learned many things such as stagger commuting hours and telework, and how to avoid medical panic.

Homo sapiens will learn a lot from coronavirus outbreak,and can share that knowledge via cyberspace which also made by mankind.
A new beneficial page could be added to history of human civilization.

Thank you for reading.
Kiyoshi Owada, MD
Akihabara Eki Clinic

<please refer other entries>

Why Coronavirus Covid19 damage in Japan is small and epidemic is controlled ? 

A Consideration on New Coronavirus COVID-19 by a Japanese Clinician in Akihabara

 

コロナウイルスCOVID19の広がり方と消化管のAECレセプターについて

コロナウイルスCOVID19は、中国から発生しました。
その後、世界各地にひろがりました。
分布の仕方に特徴が表れています。

こちらにコロナウイルスCOVID19についての美しい世界地図が示されています。日経新聞社によるものです。

ユーラシア大陸から中東を経てヨーロッパへ広がっています。
また、日本を含むアジアへ広がっています。

イタリアではアウトブレイクしました。
しかしながら、北欧やオーストラリア、アフリカ、南北アメリカへの広がりは少ない。

これはまるでヨーロッパから始まった農業革命や鉄文化の広がりに似ています。
Guns, Germs, and Steel: the Fates of Human Societies, (Jared Mason Diamond, 1997)を見ているようです。

鉄や小麦が世界に広がって行く様子によく似ています。
シルクロードならぬ、ウイルスロードです。

こういった伝達は、ホモサピエンスからホモサピエンスへ直に伝播する様式を示しています。

コロナウイルスCOVID19は、空気感染もありうるけれども接触感染が主であることを予想しています。
もし空気感染が主であるならば、もっと早く均一に広がることでしょう。

また、感染成立にはACEIIレセプターが重要な役割を果たしています。

とすると、胃腸細胞のACEIIレセプターが感染性や重症化に大きな役割を果たしていることが推測されます。

若年者では、コロナウイルスCOVID19は重症化しないことが報告されています。
胃腸や肺の細胞におけるACEIIレセプター発言が、年齢によって変化するのかもしれません。

私は、内科医で細胞組織学者ではないでその知見は持ち合わせていません。

今後、これらの事について研究調査が進むことでしょう。
そして、それらの科学的事実は予防や治療に役に立つでしょう。

パニックを抑えるのは正確な知識とそれに基づいた対策です。
PCR検査やメディアが流すブラフではありません。

日本も、時差通勤やテレワーク、医療パニックの回避などたくさんの事を学びました。
ホモサピエンスは、今回の流行から またたくさんの事を学びました。そして、その知識をこれまた人類の作ったサイバー空間で共有しています。このように人類がまた新たな1ページを文明に加えていくのだな、と思うと感慨深いです。

お読みいただいてありがとうございます。

«Why Coronavirus Covid19 damage in Japan is small and epidemic is controlled ? / どうして日本はコロナウイルスによる被害が少なく、流行をおさえられているの?