2005年11月 7日 (月)

書店で見かけました!

頭痛の本が、一般書店にありました!
syotenZUTU明らかに他の実用書と違う表紙です。気合のオーラが出ています。
僕たちの「新しいデザインを切り開いていこう」と作ったものがここに実現されています。
左上の題名の字が、白いピン止めみたいにかわいいです。

しかも、一番山が小さくって、売れてるみたい(詳細不明)。
ちょっとほっとしました。

長い道のりを歩いて、ここまできたと思うと感無量です。

雨の中、編集長さんとこどもの城のひなびた喫茶店でおあいしたまだ寒かった春。
薬膳カレーを食べたまだ夏のようにあつかった夏。
デザインを決めるため、必死に集まってくれた天才デザイナー集団。
滑り込みで間に合って、発表できた国際頭痛学会の秋。
もうすぐ冬になろうとしている今書店に並んでいます。

夏の暑いときに携帯電話で何回も編集者さんと連絡を取り合いました。
インターネットがつながらず、とてもあせっていた夏。

リネンの手触りの本。
今まで無いデザイン。
幅広の帯をめくると、秘密が隠されているギミック。

走馬灯のようにいろいろなことが思い浮かびます。

みんなで助け合うと良い仕事ができます。
本当にそれだけです。
何も無いから友情だけのつながり。
いい仕事する人だけが集まる誠実さ。

未来に向かって走り続けることが、新たなエンジンとなります。

bamukeroバムケロのカレンダーが発売になっていました。
バムケロすごく好きなので、購入しようか迷ったのですが、お財布ピンチなので、月末にしました。
ケロの無邪気な優しさが好きです。

4894232103 バムとケロのおかいもの
島田 ゆか

文溪堂  1999-02
売り上げランキング : 1,049
おすすめ平均 

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ちっちゃいやつが乗り物に乗っていたり、歩いていたり、のぞいていたり、寝ていたりするところもいいです。
売り切れないといいなあ。

投稿:by ドクターレポリス 午後 11時46分 in 02.頭痛
| | トラックバック (0)

2005年11月 4日 (金)

うれしいお知らせ

頭痛の本でうれしい知らせがいくつかとどきました。

とても偉い先生から、お褒めのお便り(あいさつだけかもしれないのですが・・・)をいただきました。

Kohjiro先生のブログに取り上げていただきました。
すごくすっきりしたデザインで、いつも感心してしまいます。美しい。

いくつもの書店さんに取り上げられ、平積みされているという情報が入りました。

出版社さんからも、いくつかの書店さんからご連絡をいただいたと連絡がありました。

また、銀座や新宿で購入したとの情報も入りました。

なんか、とてもよい感じで、少しうれしいです。
これもかれもすべて、新水社さん、アストラカンさん、TEQさん、NaBさん、博報堂さんのおかげです。

自分用の一冊を今なぜなぜしています。
TYDさんの選んだこの紙質はすごい。
彼女は植物系のセンスの良い女性でした。
女性の感性に従うべきです。
ほんとにこの手触りは良い。

本の肌触りなんて考えたことがなかったので、新鮮です。

こんな風に子供の絵本も本屋さんに並ぶといいのですが・・・

投稿:by ドクターレポリス 午後 11時06分 in 02.頭痛
| | トラックバック (1)

2005年10月14日 (金)

アマゾンに『頭痛』の本登場!

頭痛の本がアマゾンに登場しました。

国際頭痛学会で世界に冠たる先生方に差し上げてきた本です。
出荷の準備が整ったらしい。

でも、まだ写真がありません・・・

どういうタイミングで写真が載るのでしょう。

zutuhyoushinoe
手持ちのデザイナーさんからいただいた、この本の表紙の画像を貼り付けてみました。

4883850811 頭痛
大和田 潔

新水社  2005-10

売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

せっかく、すばらしいデザインなのに、表紙が無いのは悲しいです。

でも、アマゾンに二作目が登場してくれたのはうれしい。

本屋さんにいけない忙しい女性でも手に入れられます。

ミンナ、がんばってこいよ・・・

一冊一冊がみんなのお役に立つことを祈っています。
前回の新書もすぐ在庫切れになってしまったから、今回もすぐ在庫切れにならないといいなあ。

<追加文>
夜見てみると、絵が二つになっています。
数時間の間に表紙がアマゾンにアップされたらしい。
記念に二つ並べておこうと思います。
アマゾンでは、まず、題名や文章がアップされて、その後数時間して、表紙がアップされることが証明されました。

また、JPGファイルより、アマゾンのファイルの方がはるかに鮮明です。

面白いですね。

投稿:by ドクターレポリス 午後 03時05分 in 02.頭痛
| | トラックバック (1)

京都の香

4thdayKICHもう学会場KICHともお別れです。

沢山勉強したけれど、いざ最終日だと思うと少し悲しいです。
今日は今までで一番晴れていました。

ocyaire最終日にやっと、お茶をいただくことができました。
いつも間に合わなかった・・・
ochya
京都のお茶はおいしいです。
ポスターセッションを拝見し、帰途につきました。
帰り際、京都を少しだけ周りました。

京都の北側にある金閣寺。
ついで、脊髄小脳変性症の患者さんのお宅にお邪魔するつもりだったのですが、予定があわず、金閣寺どまりとなってしまいました。
kinkakujitosora

金閣寺は美しい。
金色は、黄色オレンジでなく、白っぽい金で上品。

修学旅行の学生さんも沢山いました。
僕もこんな感じだったなあ。
大人にならないと、この美しさわからないかも。

まだ時間が残っていたので、清水へ移動。
バスで行ったので、1時間以上かかってしまい、かえってあせってきました。

kiyomizuomiyage少し周れるかも。
坂の途中のお土産やさん。
修学旅行を思い出します。
よく思い出せないけれど、この赤と黒の感じはそのままかも。

kiyomizuiriguchi

少し歩くと到着しました。
清水の舞台はこの上かなあ・・・思い出せない。

kiyomizumioroshi到着しました。
やっぱりすごいです。

高いし、舞台の先のほうに行くほど斜めになっていて、ちょっと怖いです。
結構高さがあります。
英語では、バルコニー ってことになっていたけれど、いわゆるバルコニーという概念とちょっと違う気もします。どちらかというと大きな縁側。

足のうらに伝わる気の感触と、木の香り。
森から降りてくる風と、木造建築の両者からの香りです。
大人にならないと、やっぱりわからないなあ。
自分の命の有限さを知ると、この長年耐えて、いつかは朽ちる、でも今はしっかりしているこの感じ、この香りのよさを知ります。
確実にもう数十年後には僕はもうこの世にはいない。
でも、沢山の人が京都に集まり、学び、また、この木の舞台に上がり、人生を考える。

kiyomizuそのまま歩いていくと、清水の雄姿が見れます。
左手の京都の街も美しい。落ち着いた町並み。人々も満足げに見えます。東京みたいにぶつかってくる人、いません。
東京のスモックの降りたビル群のサイバーさがよくわかります。

udonya疲れたので、うどんを食べました。
七味が山椒の香りがします。
東京とちがうダシのおいしい、揚げの手打ちうどん。
ビールもたのみました。森から谷に抜ける風を感じます。

ちょうちんが美しい。
ビールはエビスで、CMの音楽が頭をよぎります。
これまでいろいろあった、4日間をゆっくり振り返りました。

久しぶりに緊張して、そして喜怒哀楽のあった数日間でした。

風が涼しいです。

京都観光の美しい女性ともお話できました。
楽しい時間には終わりがあります。

学会費でお金使ってしまったので、お土産は、うどんにかけたのと同じ七味唐辛子(プラスチック容器)のみです。

でも、講演会の内容死に物狂いでメモしたし、沢山のすばらしい先生にお会いできたから満足。
先輩との秋刀魚の生き作りもおいしかった。

さあ、東京に帰りましょう。
明日から、また、沢山の患者さんにお会いすることになるでしょう。

<写真はデジカメ忘れたので、全部携帯でとるしかありませんでした。写真ほめてくれたみんなありがとう。この携帯は患者さんの命も救ったし、本当に助かりました。ありがとうソニーエリクソン。基本性能がよいのですね。>

投稿:by ドクターレポリス 午後 02時35分 in 02.頭痛
| | トラックバック (0)

2005年10月13日 (木)

国際頭痛学会3日目

国際頭痛学会3日目です。
初日に突撃質問をして、拙書をもらっていただいた
Hans-Christoph Diener先生がなんと国際頭痛学会の特別講演をされ、賞を受賞されておりました!(10月11日15時のもの)

あー、なんてことをしてしまったのだろう。

物を知らないということは、恐れを知らないということです。

このレクチャーもすばらしかった。
実薬でない、通常注目されることの無い偽薬、プラセボ薬の意味についてでした。

特にexpectation、期待感を持たせること、子供であることなどがプラセボの意味が大きくなるという、本当に報告されている面白いデータを見せてくれました。

すばらしい。

その後も大変に有意義なセッションが続き、気がつくと18時です。

9時間も昼食の間も、ランチョンセミナーをこなし、ぶっ通しでレクチャー聞き続けていたのでした。
コーヒー飲み放題とすばらしいレクチャーやポスター。

人間、やればできるものです。

大きなバスが次々に会場に横付けされ、異様な雰囲気です。

我々を、京都コンサートホールへ連れ行ってくれるのです。

SN310402

案内がでています。
美しい石畳を少し歩くと・・・



SN310403
水をたたえた美しい建物が現れてきました。
水面から垂直に立ち上がる円柱。
もれる長方形の光。完璧です。

SN310407美しいご案内。
海外の方々も、この看板を指差しうれしそうです。
なんと、多くの方々はドレスアップされています。
いつの間に!

SN310408入り口は二階。
ゆったりとしたスロープをあがっていきます。
壁には、薄い蛍光版に後ろから照らされる、歴代の音楽家たち。
写真が光っているようです。

SN310409
近未来というのでしょうか。
すごく難しい角度なのに、煩雑でない。
シンプルなのに技を感じます。Isozaki Arataさんは天才的です。

SN310412IHCの名札を見せて入場です。
お食事食べたいのに、
二階はすでに、社交場と化していて、入り込めません。
私は三階のアリーナへ。

三階に上がる途中で、みなれたおじい様が・・・

あの、時間を無視して面白いお話をされた、シンシナティからいらした
おじいさん先生でした。

Are you enjyoing?と聞くと、When the concert will start?
もうすでに心はコンサートのようです。
僕はまだ何も食べていないのに・・・


firstsyamp11thやっと、オープニングシャンパンにありつけました。きちんと、低炭水化物で肉だけ食べています。

隣の席のオランダの小児神経の先生方とお話。
みんなうれしそうです。
オランダの頭痛治療についてお聞きしました。
二年後のストックホルムの学会にも絶対に行くとお話しされている。
ああ、僕もいける環境に居れるといいなあ。

いやあ、とてもいい風景です。また、Diener先生と握手してしまった。
間中先生もいらっしゃいます。

先輩もとても喜んでいて、おいしいお食事です。

withSegawa

なんと、Segawa diseaseの瀬川先生です。
とても優しい先生です。
東京医科歯科大学のすぐそばにいらして、大変な名医でいらっしゃいます。うれしい。

日本人の名前がつく病気を持つ先生とお話できました。すごい。

withSakaiDrCONGRATULATIONS !!!!!!
学会大成功おめでとうございます。アジアではじめての頭痛国際学会。
両手で握手してしまいました。
坂井文彦先生です。

先生が頭痛学会員に数ヶ月前に流された、Call for abstruct, againのメールを拝読し、迷っていた私は三年間のデータをまとめて、演題を出すことに決めました。
データに誤りが無いように、数十冊のカルテと格闘し、世田谷の先生のデータをお願いして頂戴し、大学に行き論文を読み漁り、ポスターの材料を作りました。
病院の昼休みに渋谷駅前のキンコーズに走ってデータを持っていって夕方ポスターを出力し、夜、教授にチェックを頂き、胃痛に耐え何十回も練習して、発表を終え、この日をむかえました。
雨が降っていたので、ぬれないように抱えて運びました。

死に物狂いで独りでいろいろ作業を行い、私は変化することができました。

ありがとうございます。走馬灯のようにいろいろなことを思い出し、実は、少し男泣き。
うれしいです。ほんとにうれしかった。
この場に居られて、とても偉い先生がたと握手させていただけて、本当にうれしかった。
もし、これらの先生方と握手するためには、USAのシンシナティなどに行き、UKにいき、オランダに行き、ドイツに行き、スゥエーデンに行かなくてはなりません。
それが、眼下の二階に全世界の知能が集まっている。
うれしそうに結構飲んでます。

Tfeft先生とも握手できるなんて・・・

20時になり、ドアが開き、みんな着席。
開幕です。

taikoコンサートは有名な太鼓奏者のHayashi Eitetsuさんと、Yamashita Yosukeさんのセッションです。Eitetsuさんの太鼓を打つ筋肉がまた美しい。
太鼓とピアノだけの贅肉をそぎ落とした音楽。

Eitetsuさんの筋肉に共通する、日本の美しさです。

一曲ごとに、 bravo ブラボーの声があがります。
僕もブラボーを叫びました。

SN310419すばらしい演奏でした。ラベルのボレロの美しさ。
興奮冷めやらぬまま、帰宅です。
ああ、いい一日でした。
明日はアジアにおける疫学からの頭痛のセッションです。

あすは最終日。
がんばろう。
全部、学んで帰ろう。

投稿:by ドクターレポリス 午後 09時17分 in 02.頭痛
| | トラックバック (0)

2005年10月12日 (水)

本番

本番の日がやってきました。
英語のポスターを独りきりで発表するのは初めてです。
いつも仲間たちがいて、助けてくれたのですが、今回は独り。

朝、とても早く目が覚めてしまって、2分間でお話できるように何回も練習しました。

胃が痛い・・・

KICH2nd今日は10月10日。数ヶ月前から準備してきた日です。
二日目の会場。京都国際会議場。
曇り空に戦艦のようにそびえています。
大丈夫かなあ・・・

と思っていると頭痛大学の間中先生が。
お邪魔にならなければ・・・と申し出ると、快く頭痛の拙書を受け取ってくださいました。
幸先はよいです。
少し緊張がほぐれました。

kaijyo2会場に到着しましたが、私の発表は午後。
それまで先端のお話をお聞きすることにします。
片頭痛の治療は血管の拡張を改善することだけではないということを知り、また衝撃を受けました。

片頭痛は、血管の病気でもあり、神経細胞自体の病気でもあるのです。
こういった話が教科書に載り、みんなが知るようになるのには何年もかかる。

概念の変換が必要です。

京都にきてよかったです。
患者さんに最先端の知識を持って治療に当たれる。

時間が来たので、ポスター会場に向かいます。
水澤先生にお会いし、「君のポスター見たけど、まあいいいんじゃない?」というお褒めの言葉。
少しほっとします。
水澤先生は直後に控えている神経感染症学会のため、別な場所へ。
偉い先生方は本当に大変です。

準備されているオレンジジュースを二杯飲んで、「さあ、本番」です。
オレンジジュースおいしかったなあ。

withKanekoDr東京衛生病院というすばらしい病院の金子先生が応援してくださっていて、少し落ち着きを取り戻しました。
やさしさが身にしみます。
人生の織り成す綾が少しだけ異なっていたら、部下にさせていただいたのですが・・・

これも、ひとつのご縁。不思議なものです。

ウオーミングアップのため、片頭痛のスクリーナーの発表をされたトルコの先生に質問をして、英語に頭を切り替えます。

隣はイタリア人の女性の方。片頭痛発作の後に精神的に作業効率が落ちるお話をされました。少し、ディスカッションがあって、順番が回ってきました。

ほぼ時間通りに発表は終了しました!
いくつかの質問を受けて、次の方へ。シンシナティから来たプライマリケアの高齢のお医者さんです。

ところが、これが、時間関係なくしゃべっている。いい人なんだけど・・・
こんな風に適当に面白くしゃべっていいんだったら、今朝の早起きして、胃を痛くして何十回も練習したのはなんだったんだろう・・・
ま、いっか。

happyouUP
本当は発表の間に写真撮ってもらうはずでしたが、あがってしまって、終わった後に写真を撮っていただきました。

後ろが、苦労したポスター。
3年間のデータの蓄積です。先輩にもほめてもらってうれしい。

withTanakaDr

先輩もうれしそうです。
いやあ、やはり医者はこういった患者さん中心の発表をうれしく思うものです。
全国世界共通。

発表も無事終わり、コーヒーブレークの後再度メインホールで講演です。

コーヒーが潤沢に準備されているのはカフェイン中毒には天国です。

SN310376神経のシナプスにもトリプタンが効く場所があるというこれまたすごい事実。
トリプタンは血管に効果を持つだけではないということか・・・
まだ、頭が最先端に慣れません。

ポスター会場においてきた、頭痛の拙書はみんななくなっていました。
興味もって、専門医の先生方がお持ちになったと思うととてもうれしい。
名刺も半分に減っています。
早速、インドネシアの先生から「絵がcute!」とのメールが。
いいなあこういうコミュニケーション。
明日お会いできたら、お会いすることに。でも、彼らは、京都のお寺にexcursionに行くそうなので、お会いできないかも。お会いしたこと無いので、顔わからないし・・・

やっと終わり、少し疲れたので先輩と、ホテルの近くの郷土料理屋さんで夕食。

待ち合わせの時間の間に、応援メールをくれた、博報堂のNaBさんと鉄球さんにお礼のメール。ありがとうみんな。
本も評判すごくいいです。

SN310377まずはビールです。
秋刀魚の生き作り。
神経内科や今の医療制度について話しました。
充実感もあったのですが、やはり、ほっとして疲れました。

明日から、また最先端の講演が続きます。
沢山寝て、沢山学ばなくては。

原点が大切ということをまた、学びました。

つらかったけれど、独りきりの挑戦だったけれど、友情を知ることもできました。

京都のホテルで、独りで早朝、何十回もせりふを練習したことは一生忘れないでしょう。

人間、自分が変わらなければ、次のフェーズに行けません。

ココログがメインテナンスでアップロードが遅れ遅れになってしまった・・・

投稿:by ドクターレポリス 午後 10時56分 in 02.頭痛
| | トラックバック (0)

2005年10月 9日 (日)

国際頭痛学会初日です!

世界中のすばらしい先生が集まる、国際頭痛学会の初日です!
SN310334
地下鉄は奈良行きを示しています。
京都に来たんだなあ。
うれしい。


SN310340
到着した電車は京都そのもの。
びっくりです。
東京でもこんな全身壁画はありません。

SN310341京都二条城壁画のようです。


               

京都駅の三菱銀行でお金を下ろそうとしたら、UFJ銀行との合併により、ATMが全部停止しています!

ガーン。
お金なくて会場は入れなかったらどうしよう。普通、5万円なんて持ち歩いていません。
明日本番なのに・・・

とりあえず会場に行こう。

会場で恐る恐る聞くと、「こちらです。」と案内されました。

あーだめかあ。と一瞬思いましたが、机の上にカードリーダーが。
「カード使えますか?」とお聞きすると、「大丈夫です。」

ああ、よかった。でも、学会代金5万円は痛いなあ。
ポスター作成や論文収集代にもお金使っていて、とってもつらいです。

気を取り直し、とりあえず会場に着いたところで、まず、自分のポスターを貼りました。

鳥取大学の竹島先生にお会いして、すごくうれしかったです。
竹島先生はいつも明るくっていいなあ。

すこし、緊張がとれました。

きちんとしわのないようにポスターを貼り終えて、メインホールにもどり、講演会に参加しました。

すでにドイツのDiener先生のトリプタン製剤の
「飲むタイミングは関係ない、その発作の重さが重要である」という理論、
正直いってガーンです。

本当?飲むタイミング遅れたらだめなのでは?

私は、Diener先生の周りから取り巻きの先生が居なくなったところで、突撃しました。

だいじょうぶか?

" I'm very grad to listen your wonderful presentation, you mentioned, severity of migraine attack is more important than the timing of dosing of triptans."

そのお答えは衝撃的でした。

SN310342会場のセッションの様子。
沢山の方が見に来ています。
待ち時間の間に流れる音楽もよい。
神戸のセッションもすごく、待ち時間の間の音楽と映像よかった。こういう演出は国際学会上手です。

「片頭痛発作の進行はすごく早いので、トリプタン製剤による内服などもともと追いつかない。
であれば、最初から片頭痛発作の大きさはすでに規定されている。」というのです。

大切なのは、「sensitizationという中枢神経の興奮の方」であると。

でも、トリプタン製剤は血管収縮約の仲間。
それでは、sensitizationにトリプタンは効くのかという質問でさらに迫ります。

"Altohugh triptans are originaly vasoconstructor, do you mention that triptans are effective to sensitization more than vasoconstruction ?"

「いやあ、sensitizationに効くって訳じゃないんだけど、でも、トリプタンの飲むタイミングは大事じゃないってデータはもう当たり前なんだよね・・・・あした、またそのセッションあるから聞いてよ。」

うーん、雲をつかむようです。
今回出版された本をお渡しし、"Wonderful !!"とおっしゃって頂き、感激です。
ドイツ万歳!!

さて、次はレセプションパーティーです。
さすが国際学会。
切れいな女性が多く、香水の香りもぜんぜん違う。
SN310344京都国際会議場の池のある庭で、盛大なパーティが開かれました。
でも、そこは学問の場。坂井先生と、IHS(国際頭痛学会)president Tfelt先生による鏡開きです。

SN310347あちらこちらで、YAKITORI(焼き鳥)を手にディスカッションが進みます。
この熱気。
国際会議場で以前、大切な学会が開かれましたが、こんな感じではなかった。

自由なアカデミズム。


SN310343

頭痛大学の間中先生頭痛学会の坂井先生
沢山の先生方とお会いして、応援していただきました。

SN310348能の舞や、鼓の宴も行われました。

こんなに普通会うのが大変な先生にいっぺんにお会いして、名刺までいただけるなんて!
びっくりで、感激の頂点です。
普通の学会では皆さん忙しくて、おあいできないのに・・・

SN310360

SN310358

SN310361最後は花火がたくさんあがり、医科歯科大学の先輩と未来の神経内科を語り合いました。

こんな花火が京都の月の下で見れてうれしいです。

すばらしい先生方とYAKITORI(ヤキトーリィ)をいただきながら、談笑できる幸せ。

すでに、お支払いした何万円の金額以上のものを得た気がします。
僕って簡単な脳みそだなあ。

やっぱり、人との出会いがすべてです。

大切なことをまたたくさん学べそうです。

SN310363池の鯉も跳ねて喜んでいるようです。
大きな鯉。
外国のかたがたは盛んにパンを投げて喜んでいらっしゃいました。
(次の日にエサやり禁止との看板が・・・)
        

SN310362坂井先生の締めのお言葉。
和太鼓の口真似などあり、いやあ面白い。
いいなあ、こういうご挨拶。
短かくて面白い。さすが。

SN310364ご挨拶があってから、すでに30分。

世界中から集まった頭痛治療の専門医たち。
京都の庭でディスカッションが終わりません。

明日が本番です。
がんばらなくては。

投稿:by ドクターレポリス 午後 11時35分 in 02.頭痛
| | トラックバック (0)

2005年10月 6日 (木)

頭痛の本が完成しました!

頭痛の本が完成し、数冊献本されてきました。

この手触り。

いいです。

国際頭痛学会も迫りました。楽しみですが、緊張します。

新水社のプライマリケアシリーズのトップを飾るこの本。

国際頭痛学会に間に合いました。
懇意にさせていただいている、頭痛学会の重鎮の先生方に見てもらうことにしましょう。

日本頭痛学会のアドレスを掲載するご許可をいただいたときの言葉が忘れられません。

「頭痛は、こんなにたくさんの人が悩んでいるのに、ただの鎮痛薬で適当に治療されている。ぜひ、先生、頭痛学会のこの活動を、特に女性の皆さんに広めてください!!」

非常に大きく、しっかりした組織の頭痛学会さんから、このような心強いお言葉をいただき、本当にありがたく思っております。

あーでも、国際学会での英語でのプレゼン、心配です。

京都楽しむ余裕が生まれることを祈ります。

「今の季節の京都はとてもいいですよ。」

患者さんの一人の方が励ましてくれました。

東京から移動され、京都の中心に在宅を展開した、私が診断し一緒に悩み一緒に歩んだ、脊髄小脳変性症の患者さんのお宅に行けるといいな と思っています。

心と時間の余裕があらんことを。

投稿:by ドクターレポリス 午後 09時31分 in 02.頭痛
| | トラックバック (0)

2005年9月30日 (金)

頭痛の本がウエブに載りました

本日、新水社のウエブに頭痛の本の紹介が載りました。

女性が強いから、我慢しなくては、というのは間違いだと思っています。

頭痛は頻度の高い疾患で、きちんと診断と治療を受けるべきです。


新水社さんの新シリーズの始まりです。今後のラインナップも強力で、楽しみです。
女性の健康を守り、社会に役立つ良いシリーズに育つでしょう。

また、頭痛にはいくつかのタイプがあり、お薬が異なります。
特効薬のある頭痛もあります。

たくさんの絵を用いて、頭痛を楽しく理解する本になりました。

いままでの医療書と異なる、さわり心地にもこだわった本です!
表紙の紙がコットン系の気持ち良いさわり心地です。
洗いざらしの素朴なリネンの感触をめざしました。

どうぞ店頭でお触りください!

しかもカバーがない。最先端のデザインです。
その形もお確かめください。

プロのデザインの “しわざ” を書店の店頭で、ご覧ください。

アストラカンは、ギリシャ神話の女神のアストラエアからとった、アストラ館ではなく、ASTRAKHANで高級羊皮だそうです。

医療コーナーでなく、婦人書コーナーにディスプレイ目的に置いていただけるクオリティをめざしました。

すでになんと美容室からのお問い合わせをいただいております。書店でないのがうれしいところです。

全人口の10-20%、女性では多分30%ぐらいの方が悩まれている頭痛。

来月初旬発刊予定です。

よろしくお願い申し上げます。

投稿:by ドクターレポリス 午後 09時54分 in 02.頭痛
| | トラックバック (1)

2005年9月15日 (木)

今日のいいこと

今日はいいことが二つありました。

私が信頼している、博報堂生活研究所の方のTeQさんとアストラカンのTOYOさんとランチできたのです。

SN310172今日はお天気が良く、オープンテラスです。
UNCAFEという青山ブックセンター前のカフェ。
この陽射しがいいです。

頭痛の本の表紙、手触りなどの仕様ができあがってきました。
本邦初公開!
SN310173
やっぱり太陽の光はいい。
奥に見えるブルーに見えるのがデザイン。
右側の手触りの良い紙が表紙用の紙質。

SN310174
くつろぐTeQさんとTOYOさん。
ハンサムと美人コンビです。
デザインに携わる方々は美しい。

SN310175

上からカフェを見たところ。

おいしいし楽しいお話で、クリエティブな時間が過ごせました。

少し散歩して帰りましょう。
病院からは数分です。

これで、ほぼ頭痛の本の体裁は決定。
やっと出版です。

がんばって沢山の頭痛に悩む女性の方々に良質な情報をお伝えすることにしましょう!

投稿:by ドクターレポリス 午後 08時47分 in 02.頭痛
| | トラックバック (0)

2005年9月14日 (水)

頭痛の本の表紙

頭痛の本の表紙ができあがってきました。
おとといの会議からわずか2日でした。

メインは アストラカンさんが手がけてくださってます。
見るだけでも綺麗なホームページ。

プロの仕事は全然違う。

ARIさんありがとう!!!

プロの仕事というのは何でしょう。

人間にしかできない仕事です。

それは、概念的な事を含めて事象を理解し、次に起きることを予測し、目の前にリアルなものを構築する事です。

私は医師ですので、患者さんの背景、なぜここに来たのかなどをお聞きし、ソリューションを提供していきます。

アストラカンさんはたぶん、今回のプロジェクトで悩んだはずです。

頭痛について女性が手に取りたくなるという難しいデザイン。

新水社さん(出版者)側の題名や方針。

メディカルアフォーダンスのデザイン的表現。

いくつも乗り越えなくてはならない問題がありました。
全てを美しくまとめ上げた、ARIさんTOYOさん。

プロの仕事とはこういう仕事をさすのだと、また、泣いてしまいそうでした。
涙腺、昨日からゆるみがちです。

医療的な本とは思えないデザインの本。 期待していてください。

頭痛には見逃してはならないものがある。
絶対役に立つ本になるはずです。

絵が描ける神経内科医ってのもいいものです。
国際頭痛学会のビジュアルも美しい。

アストラカンという不思議な名前をさまよっていたら、綺麗なブログに出会いました。

投稿:by ドクターレポリス 午後 05時51分 in 02.頭痛
| | トラックバック (0)

2005年9月12日 (月)

頭痛の本、大詰めです

どんどん頭痛の本の完成が近づいてきました。

国際頭痛学会
に間に合いそうです。

前回は文書がまとまり、私のイラストをお渡ししてチェックするところまででした。


国際頭痛学会のビジュアルに負けないようにしなくては。

SN310124今日は、お昼過ぎから新水社さんにおじゃましました。

神保町の岩波ホールの石の所を登って、
                               

SN310125




煉瓦の壁をすぎれば、もうすぐ地上です。

SN310126

岩波ホールの展示台。結構かわいいです。

SN310127

ビルは靖国通りの交差点を渡って、すぐソバにあります。

一階にカレー屋さんがあるので、カレーが飾られています。

          
         

SN310128

私のイラストがかわいく収まっている初めてのゲラ。
いとおしい感じです。

SN310129

T編集者さんの入念なチェック。
一つずつ、問題点を確認していきます。

青山病院の外来に戻る前に、一階の薬膳カレー屋さんに初めて入りました。
気になっていたんだよね・・・

SN310130

鶏肉薬膳カレーです。
レシピ、あとで載せます。

SN310131

鶏肉のアップ。
スパイシーで油っぽくなく、すばらしくおいしかったです。

SN310132

横の小さい壺に入っていたのは、ゆで大豆の酢の物でした。
健康的。

SN310133




目印ののぼり。

      

地下鉄に乗ります。半蔵門線。                                                                

SN310134



神保町から渋谷まで、半蔵門線で一本です。
便利な物です。

SN310135地下鉄の乗り換え案内。
時間がタイトな僕は地下鉄(メトロ)ファン。国会議事堂前にもすぐです。
大学のあるお茶の水も地下鉄。メトロさん、ありがとう。
よく、東京の地下にこれほどのネットワークを構築した物です。

SN310136車内にあった広告。
「体調悪くて、つらくても、女の子には言い出せないことがある」
というキャッチ。

片頭痛の時には、一回でも会社休んで、病院きたほうが会社のためにもなるのに。特効薬飲む方が遙かに経済的。
「頭痛なら、我慢しなくていいんだよ。」と広告に答えました。

表紙の打ち合わせがあり、外来が終わったあと、タクシーを飛ばしてとんぼ返りです。

SN310137

タクシーの中から撮った皇居の近くの近代美術館工芸館。

                                     
表紙デザインは内緒なので、写真なし。
いろいろ有意義な楽しい話を、デザイナーさん、編集部さん達と交わしました。
さすが、みんなプロです。
すばらしい。

SN310138このデザインじゃ女性乗りたくないよね。
何もアフォードしていないです。
とは、デザイナーのTさん。20分後には社で会議だそうです。
まさに分刻みの売れっ子さん。

SN310140


家まで、物を考えながら歩くのが好きです。
駅前から少し入った閑静な所。
一番星が出ていました。

僕たちはお互いにと協力して、社会の役に立つ新しい物を生み出している。

一番星(たぶん、木星)はその行く先を示しているようでした。

本屋さんじゃなくてもおける本。
感性の鋭い、女性達に愛されるおしゃれな本。

今週、全員、“いっせいのせ” で最終入稿です。
また良い本を作ろう!

気持ちよく、がんばろう。 と夏の夕暮れに思いました。
今月は講演会もあり、忙しいです。

投稿:by ドクターレポリス 午後 07時58分 in 02.頭痛
| | トラックバック (1)

2005年9月 8日 (木)

くも膜下出血と救急車

今日はのんびりした話題にしようと思っていたのに、午後から嵐が吹きました。

内科の新患外来当番でした。この病院に来るのが最初の患者さん達をとりあえず診るという当番の医者です。

あさから、おなかが痛い方、人間ドックや検診で引っかかった方などを診ていました。

すると、「朝から、なんか気持ち悪くてしょうがないんです。上司に言われたので来ました。」という方がいらっしゃいました。


それが、嵐の始まりでした。      
          

自分で歩いていらっしゃった方で、血圧が少し高いぐらいで、特に変わったところはありませんでした。

項部硬直という(今月発刊の頭痛の本をご参照ください)脳に異変がある時の症状もありませんし、なにより吐き気だけが問題でした。

でも、診るからに具合悪そうです。

「突然起きて、ずっと続いている」というのが大変に気にかかりました。問いに対する答えも少し遅い感じがします。

そこでとりあえずCTを撮ることにしました。今日は新患の方があまりに多く、その方に割ける時間も10分ほどしかありませんでした。

別の喘息の方の話を聞いているときに電話が鳴りました。

「先生、大当たり、大変です! くも膜下出血です。」
(くも膜下出血については後日お話ししましょう)

放射線科の先生もあわてています。

「会社からここの外来まで、歩いていらっしゃったのに・・・」私は絶句し、冷たい汗が一滴また背中を流れました。
私は、臨床医として、この一滴の汗を流すたびにたぶん、100日ぐらい寿命が縮んでいるのでは、と思っています。
でも、その代わり、患者さんは何年もの命を得られるのだから、お安い物です。

くも膜下出血は、脳外科さんに診てもらわなくてはなりません。
そこで、私がこのあたりでは、もっとも腕がよいと信頼しているS先生に電話し、救急車に同乗し、急ぎ、広尾にある日赤医療センターに駆けつけました。

ambfront

今日、私が乗った救急車です。
東京消防庁が数分で当院まで送ってくださいました。

kyuukyuuushiro

日赤医療センター救急外来に到着です。あわてて引き継ぎした後、携帯で撮影しました。

nissekiiriguchi
救急外来の自動ドアを開けるときにはいつも緊張します。
でも、壊れていて、いつもなかなか開きません。

 

救急車の中は皆さんにはなじみが無いと思うので、ご紹介しましょう!
何回も救急車に乗っているのですが、僕も今日、初めて写真撮りました。

strecherストレッチャーと呼ばれる救急車に入れられる移動型ベッドです。
しっかりと車内に固定できる形をとっています。
また、清潔を保つため、不織布のブルーのディスポの布で覆われています。

 

ketuatukei
見ずらくて、ごめんなさい。救急車が急いでいて揺れています。
奥から見て右側には、血圧計や、血液中の酸素の濃度を測る機械が並んでいます。奥には手洗いの場所まで完備されています。
狭い車内に本当に効率よく機械が収納されていることが分かります。
これらの整備を救急隊員の方は怠ることはありません。

 

sukupu天井を見てみましょう。
奥から向かって左側の天井です。
金属のバーが見えます。
なんでしょう?

sukupu2スクープストレッチャーといい、患者さんを乗せる部分が二つに割れ、上からかぶせた後、患者さんをすくうように乗せる担架です。
交通外傷の方などに使います。その奥にはメッシュの中に必要な機材がしまわれています。

lactec照明も蛍光灯と明るいスポットライトが完備され、点滴も500mlのものが複数、準備されています。
私が乗ったときにはラックテックという血圧が下がったときによく使われるリンゲル液の仲間の輸液が積まれていました。

 

このように、狭い車内に効率よく人の命を守るために救急車は作られています。

同乗すると、一般道で止まってくれない車や、違法駐車の車に泣かされます。
目の前に助けたい人がいるのに・・・
救急隊の人も「道を空けてください。急いでいます。」と言っているのに・・・

また、急性アルコール中毒のように自己責任で防げる若者がトイレに行くために救急車を呼ぶこともあったり、とても悲しい気持ちになる事もあります。

私は、救急隊の方と話すと、いつも、その真摯な姿勢に心打たれます。

たとえ、理不尽な理由でも彼らは要請があれば駆けつけ、誠意を持って要請した方に接し、全力を尽くします。

ぜひ、救急車は人命救助のために訓練を受けた救急隊がいつも整備している大切なシステムであることを理解していただきたいと思っています。

今日、彼らは、一つの命を守りました。発症から1時間半で専門医に患者さんをお連れすることを可能にしました。

本当に一つの命を守ったのです。救急隊のシステムが守ってくれました。
そう思います。このシステムを社会は大切にすべきです。

今日は、本当にありがとうございました。ささやかなブログの片隅で心から御礼申しあげます。

そして、びっくりしたことに、15年ぶりに母校の同窓生に会いました。アフリカで医療を行って帰ってきて日赤医療センターで外科医をしているとのことでした。

彼は、たまたま救急で呼ばれて、救急外来にいたのです。

なんて言う偶然でしょう!!人生、不思議なことが起きる物です。

投稿:by ドクターレポリス 午後 10時33分 in 02.頭痛
| | トラックバック (1)

2005年9月 2日 (金)

本ができあがっていく醍醐味

今日は、新水社さん(http://www.shinsui.co.jp/)におじゃまし、イラストと文章を書くことができた「頭痛の本」の最終打ち合わせに行ってきました。
 
文章の校正が一段落し、イラストを確認しました。

最後に、表紙のパッケージングをどうするか、入れ替わり立ち替わり話し合いました。

表紙のパッケージングのデザインは、博報堂系の方が協力してくださっており、どれもが斬新で、非常に優れた物でした。

企画を立て、章立てし、文章を打ち込んでいく苦労。全体を見渡し構成を練り直す苦労。さらに、わかりにくいところ、長駄なところの修正。イラストの制作。いくつもの苦労を出版社さんと乗り越えてきました。本を作っている、という醍醐味はまさにこのことか・・・と思いました。

その最後の表紙のパッケージングの選定は、大変にうれしいものです。

syachou

奥がM社長さんです。
女性のための頭痛の本に対して、非常に理解が深かったです。

takanoharasan

担当のT編集者さん。

ご苦労をおかけしました。あと一息です。

uchiawase

社長さんと私が選んだデザインと、T編集者さんの意見が割れています。どうなるのでしょう・・・

 

T編集者さんは「今女性が求めているトレンドのデザインは・・・」とお話しし、私とM社長さんは「ウケねらいでおもしろい方がいい」と議論になりました。

結論は後回しにすることにして・・・
私たちは、神保町のカレー屋さんに昼食に行きました。

kareeeエビトマトカレーです。さわやかな酸味の中に、深いスパイスの味がとけこみ、本日35度の東京の気温にマッチし、とてもおいしかったです。

このあと、Tさんは大急ぎでデザイン事務所さんに私の持ってきたイラストを届けに行かれました。

うーん、どういうデザインがいいのだろう。女性の方に手に取っていただく、あるいは、男性が女性に買っていってあげるような本がいいなあと思っています。頭痛持ちの女性は非常に多いので、彼氏が、「君のことをいたわっているんだよ」という感じで、手にとってもらえるパッケージングがいいなあと思っています。

「雑貨屋さんにもおいておきたい、かわいい本がいいよね」
博報堂、TeQさんの名言です。プロは違う。すばらしい。

投稿:by ドクターレポリス 午後 06時15分 in 02.頭痛
| | トラックバック (0)

頭痛の本の挿絵

頭痛の本の挿絵が完成して、これから出版社に届けながら、打ち合わせをするところです。絵本を作るきっかけになった、動物のでてくる地図を後書きに添えることにしました。


これが、その挿絵です。

zutudoubutu



たくさんの動物たちがたのしそうに、地球の上で暮らしている所をイメージしました。

国際頭痛学会で発表するわけですが、日本発なので、日本地図をきちんといれました。

いくつかの挿絵を、これからアップロードしていこうとおもいます。今日は時間が無くて、これ一枚だけです・・・

投稿:by ドクターレポリス 午前 10時04分 in 02.頭痛
| | トラックバック (0)

2005年8月30日 (火)

頭痛の本

頭痛に悩まされる女性はたくさんいらっしゃいます。実は,女性の頭痛には,片頭痛という特殊な頭痛の方が多いのです。今,私は,自分で文とイラストを描き,博報堂関係の方にパッケージングをお願いしている,女性のための頭痛の本を作成しています。ことしは,国際頭痛学会(http://www.ihc2005.com/)も京都で開かれます。英語が苦手なのですが発表することになっており,緊張しています。内容は追ってお知らせしようと思います。

頭痛には,命に関わるものや,様々なタイプの物があり,外来でご説明するだけでは,わかりにくい物だと思ってきました。今回,女性のために鋭い意見を発信している新水社という出版社より,出版の御機会をいただきました。私の写真の右側にたたずむウサギのイラスト(レポリスくん)に登場してもらい,一目で頭痛が分かるように工夫しました。9月下旬に出版予定です。

投稿:by ドクターレポリス 午前 10時21分 in 02.頭痛
| | トラックバック (0)