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2005年9月 5日 (月)

昨日の豪雨と在宅医療

昨日、東京に大雨が降りました。


私が拝見させて頂いている、在宅のALSの患者さんのご自宅が停電になってしまいました。
人工呼吸器を付けているのですが、予備電源も使い切りそうになり、緊急入院されました。

もともと、本日、胃瘻(いろう)栄養のチューブ交換のため、入院予定でした。

そのため、彼のためのベッドは既に準備されていたのです!!

10時に病院到着が、夜中の2時に繰り上がっただけですんだのは、何という神様の采配でしょう。

ときどき、神様はほほえんでくれます。

そうでなければ、もっと苦労したに違いありません。

無事、さきほど、ポンスキーNBRカテーテルから、シャーウッドバルーンカテーテルにスムーズに交換できました。

これなら、在宅往診医でも簡単に交換できます。

スキントラブルもありませんでした。

日本の在宅医療は高度化してきていますが、いつ、何時どのようなことが起きるかわからないので、すぐにバックアップできる入院施設が必要だと痛感しました。

しかし、現在の医療ではそのような対応は難しい・・・
今は私は救急病院で入院患者さんを受け持たせて頂いているので、そのまま、拝見できますが、来月からは、外来医になってしまうので、そこが不安です・・・
日本の在宅医療のまさに解決すべき問題でしょう。

明日の取材のために医療情報をおさらいしながら、つらつらとそう思いました。

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