昨日の豪雨と在宅医療
昨日、東京に大雨が降りました。
私が拝見させて頂いている、在宅のALSの患者さんのご自宅が停電になってしまいました。
人工呼吸器を付けているのですが、予備電源も使い切りそうになり、緊急入院されました。
もともと、本日、胃瘻(いろう)栄養のチューブ交換のため、入院予定でした。
そのため、彼のためのベッドは既に準備されていたのです!!
10時に病院到着が、夜中の2時に繰り上がっただけですんだのは、何という神様の采配でしょう。
ときどき、神様はほほえんでくれます。
そうでなければ、もっと苦労したに違いありません。
無事、さきほど、ポンスキーNBRカテーテルから、シャーウッドバルーンカテーテルにスムーズに交換できました。
これなら、在宅往診医でも簡単に交換できます。
日本の在宅医療は高度化してきていますが、いつ、何時どのようなことが起きるかわからないので、すぐにバックアップできる入院施設が必要だと痛感しました。
しかし、現在の医療ではそのような対応は難しい・・・
今は私は救急病院で入院患者さんを受け持たせて頂いているので、そのまま、拝見できますが、来月からは、外来医になってしまうので、そこが不安です・・・
日本の在宅医療のまさに解決すべき問題でしょう。
明日の取材のために医療情報をおさらいしながら、つらつらとそう思いました。
« アフォーダンスとクールビズと過剰包装 | トップページ | 万華鏡 »
「08.新クリニック/未来の医療をめざして」カテゴリの記事
- ALSが治る未来 / チロシンキナーゼ阻害薬 ボスチニブ(2021.10.02)
- 2類のまま自然に治療体制も変容し溶けていく / 平和な秋葉原(2021.08.12)
- Marshmello in AKIHABARA 2021 0710 / マシュメロに秋葉原で会った日(2021.07.10)
- TV番組の収録 / 栄養アドバイザーとして(2020.09.28)
- 夏の頭痛について取材にいらっしゃいました(2020.06.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント