かがくる・ウイルスの写真/日本の善良な先生達と努力
きょうは、かがくるの編集担当の方がいらっしゃいました。
これで、一応の終了です。
文章の監修は終わっていて、写真だけ待っているところでした。
ウイルスの写真を取りにいらしたのです。
手に持たれているのは、かがくるのゲラ。
美しくてかわいいできあがりです。
イラストも子どもが喜びそうな感じ。
科学は楽しくなくってはいけません。
でも、ゲラで、予定なので変更があるかも。
今回の写真は、前回の広島衛生研究所のアデノウイルスに次いで、
国立感染症研究所からお借りできた物でした。
ロタウイルスという下痢を起こすウイルスの写真です。
このような鮮明な電子顕微鏡写真の写真がとどいたのでした。
ほんとに美しい写真です。
アップはこちら。
素晴らしい、本物の生写真です。
電子顕微鏡の写真は本当に撮るのが難しいのです。
この写真は、普通の顕微鏡の写真とは違い、とても大変な物なのです。
普通の顕微鏡が光を用いて小さな物を拡大してみるのと全く違う仕組みで、より小さな物をみるのです。
小さな物を拡大するにしても、光とレンズを用いた光学系では限界があります。
そのため、きわめて薄くした切片に電子を通過させ、その情報から画像を得ようと言うのが電子顕微鏡です。
ですから、いわゆる理科室にある「顕微鏡」とは、全く違う形をしていて、非常に大きな装置です。
表面をなでるように拡大できる「走査電子顕微鏡」と言う物を用いると、きわめて小さなでこぼこや、細菌やウイルスの表面の様子も知ることができます。
日本の科学雑誌は、このようにして、本格的な情報と正しい知識に支えられて創られているのですね!
何万部も売れるのがよく分かります。質が高いのです。
技術立国を支える子ども達に科学の楽しさが伝わればいいと思います。
今回のウイルスの写真では、弘前大学教授の先生、国立感染症研究所の先生方など、プロのスタッフが皆さんメールでやりとりして、この美しい写真にたどり着いたのでした。
心から、深謝いたします。
そして、広島、東北、東京と日本全国の、子ども達のためなら
と努力を惜しまないプロの方々のその心意気を涙が出そうにうれしく思います。
写真のお渡しが一段落したところで、脊髄小脳変性症の方の転院をお手伝いしました。
確定診断を付けなくてはなりません。
英訳がとどきます。
こどものお医者さんの絵本も仕上げなくてはなりません。
明日も忙しくなりそうです。
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