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2005年12月28日 (水)

お薬の値段

当院にはジェネリック薬が多くあります。
前回、ジェネリックにどのようなお薬を変更していったらよいかのお話をお書きしました

たとえば、コレステロールのお薬は今でも、特許切れの先行薬を飲まれている方が多くいらっしゃいます。

先行薬 メバロチン(5mg)    一錠75.6円

後発薬 プラバスタチン(5mg) 一錠52.8円

となっています。

一方、先発薬でも開発が遅かった薬剤は、
先行薬 ローコール(10mg)  一錠55.8円
とジェネリック薬に迫る薬価となっています。

このあたりをどう考えていくかと言うことは大切なことです。

私は、譲れない理由がある際は、先発薬でお願いし、次に、ジェネリック薬に迫る薬価の先発薬、同等の効果の遥かに安価なジェネリック薬がある際には、ジェネリックを処方するようにしています。

クリニックでは、患者さんの負担を減らすと言うことも大切なポイントです。

勤務医の時には性能ばかり考えていて、余り注目していなかった、お薬の薬価(価格)の勉強も欠かせません。

でも種類が多すぎて、全ては難しいです。

ジェネリック薬は本当に種類が沢山あります。
その、取捨選択も医師の技術になっていくでしょう。

こういったお薬の薬価は毎年4月に改訂されます(薬価改訂)。
効果、価格などをバランスよく考えて処方を行っていく姿勢が大事なのだと思います。

一人の人でも、経済的につらい月はジェネリック、大丈夫な時は先発薬という希望を出していただいてもよいと思っています。

カスタマーの目線に立ち、クリニックも少しずつ進化を続けています。

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