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2006年1月22日 (日)

大雪/クリニック

今日は大雪でした。

東京からも電車は遅れ、なかなか大変な一日でした。

PA0_0028

行く途中のねぎ畑です。

なかなかいい風景です。ねぎは寒くなると甘みが増します。
雪の浴衣を着て、糖分を増しているようです。
W31CAは早朝の薄暗さも表現していて、すばらしいです。

ソニエリも良かったけれどホワイトバランスが自然です。

今日は、こんな雪だったけれど、多くの方がいらっしゃってクリニックは実りが多かった。

PA0_0027大和田医院の看板の上にも、朝9時の時点で8cmぐらい積もっています。

今日はもっと積もるかも知れません。

PA0_0026

御昼過ぎにはたぶん10cmぐらい積もっていました。
こういう風景もいいです。

雪が音を吸収し、『しんしん』という感じです。

PA0_0025

帰りの電車のプラットフォームの様子です。
まさに雪国。

電車が遅れて今まで無い「無」の時間が生まれました。
しんしん雪が降っています。

雪が降るときの擬音語を「しんしん」とあらわした先人に敬意を表しますは素晴らしい。

「ぼたぼた」でも「しくしく」でも「ざくざく」でもない。

「しんしん」と静かに雪のかけらが落ちていきます。

大好きな中島美嘉さんの「雪の華」が流れるようです。

用意されていた会合は延期になりました。暖かな延期。

雪道を雪を踏みしめ、独り帰りました。

静かな日。

どんな雪の日もいらっしゃる患者さんを、クリニックを暖め待っていたいと思いました。
医療者ならではの思いでしょう。

宮沢賢治も銀河鉄道の夜を書いた時にはこういう風に雪が降っていたのでしょうか。

学生時代、灯台に一緒に登った燈台守のKさんも同じ墨色の雪を見ているでしょうか。

人の鼓動を聞ける能力。

どこまでも照らす灯台。

砂浜に反射する音。

雪は音を鎮め、人の心をまとめます。

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