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2006年2月 8日 (水)

糖尿病

糖尿病の患者さんが増えています。

糖尿病、高脂血症(コレステロールや中性脂肪が高いこと)、高血圧、肥満などは
代謝病、メタボリックディジーズと呼ばれています。

先週の土曜日、日曜日と一緒に医療パンフレットを作成した河盛教授の熱血あふれる糖尿病の勉強会に参加してきました。

PA0_0073外来後急いで会場に行きました。

目からうろこのデータの蓄積でした。

写真は日曜日の朝の皇居近くの風景です。

日本人のインシュリン分泌には特徴があるというのです。

幾例かの患者さんの症状やデータの検討会ののち、さまざまなデータがしめされました。

これまで、肥満を中心として、メタボリックディジーズは考えられてきました。

脂肪組織の主な細胞である、肥満細胞がさまざまな物質を分泌したりして、メタボリックディジーズが悪化するという事を多く学んできました。

糖尿病もまたしかりです。

ところが、河盛先生のお話はその根本を覆すものでした。

私たちは、食事をすると、肝臓がいったん糖分を蓄積します。

そして、食事をしていない時や寝ているときに糖分を放出し、一定の値の血糖値を保つようにがんばってくれます。

脳や筋肉は糖が主なエネルギー源ですから、血糖値の低下は生命の危機にかかわるのです。

ですから、肝臓の機能が悪くなると、この肝臓の働きも落ちてきます。

日本人のインシュリンの分泌には特徴があり、肝臓がそれをカバーしている。

ところが、アルコールや脂肪肝などで、肝臓が障害を受けると、一気に血糖値が上昇してしまう。

なるほど、沢山の患者さんがそれで理解できます。

一つの経路として知っていても、その重み付けなどは、専門化の方のこのようなお話から気付くものです。

よい勉強になりました。

患者さん一人ひとりの病態をさらに決め細やかに、良く考えて治療していくことができると思います。

少し専門的な話なので、時間をみて、少しずつ噛み砕いてお話しすることにします。

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10.慢性炎症 / メタボ / ダイエット / 栄養運動医療アドバイザー」カテゴリの記事

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