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2006年3月21日 (火)

たけしの本当は怖い家庭の医学

今日は久しぶりの休日でした。

WBC優勝、王監督のチームを作るところからのご苦労は報道されており、日本のスポーツマンシップやイチローの侍のようなストイックさに美しさを感じていました。

カワサキも何回かエラーしたけれど、ホームに手でタッチするという感動もありました。

プレッシャーの中のイチローのヒット。

終わってみれば点差はありましたが、決して圧勝ではなかった。
一つ一つの確実なコツンヒットと点の積み上げでした。
大切なものを教わりました。

素晴らしいです。

桜も東京では、今日、開花でした。

おめでとう。

何気なくテレビを見ていたら、
「たけしの本当は怖い家庭の医学」が放映されていました。

『薬の副作用SP』でした。
少し脚色されていますが、とてもよいものだと思いました。

まずは、メタボリックディジーズに対するローカロリーの工夫。
どの辺をどう調理するとローカロリーにできるか、とても参考になりました。

次に、副作用についてですが、なんと、第二の母校の呼吸器科吉沢教授が出演されていました。

アンジャッシュのボケにまじめに突っ込もうとするところに、やさしくまじめな人柄が表れていると思いました。


拙書の内容とオーバーラップするところも多く、感動しました。

副作用―その薬が危ない 副作用―その薬が危ない
大和田 潔

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でも、拙書の薬の副作用の共通パターン1、2、3、4と私が苦心の末まとめた分類がなんとなくご紹介されていて、とてもうれしかったです。

この本の本文だけでなく、コラムも結構評判が良く、日経DIには検査値についてのコラムの連載を担当することに成りました。

時々、え?と思う事がありましたが、今日は少しがんばっているのでは?と思いました。

薬の副作用についても、きちんと検証されていると思いました。

ちょっと間違いもありましたが。

まずは、間質性肺炎についてです。

拙書、副作用のページを引きながら少し説明を加えてみます。

間質性肺炎は、肺の中の〝間質〟と呼ばれるところに炎症を起こすのです。

エピソード1 OLさんの間質性肺炎

このことは、108ページで詳しく触れています。
間質の位置や、その仕組み、起きてしまったときのマーカー(指標など)はこちらでご参照ください。

エピソード2 解熱鎮痛薬によるインタビューアの間質肺炎

アスピリンによる喘息については、199ページに一章を独立して設け、〝アスピリン喘息〟として触れています。

なぜなら、このアスピリン喘息はとても重篤で、急速に悪くなる事が有るからです。

エピソード3 部長さんの引退のときの吐血

解熱鎮痛薬製の胃かいようについては、82ページで触れています。

私が実際に経験した、つわものの社長さんのエピソードを載せています。

テレビでは、空腹時に薬剤が胃の粘膜を直接アタックするように描かれていましたが、もう少し違うメカニズムが考えられています。どうぞご参照ください。

エピソード4 抗菌薬による意識障害

211ページにもう少し詳しい事を、私が経験した例を引いて説明しています。

今日のこの番組は、患者さんの例を呈示して、その後メカニズムを説明するという方法で、デジャヴの感覚が起きました。

その他では、高血圧の薬でEDになる事など、良く経験される、でもあまり知られていない事を満載にしました。

ご興味ある方は、どうぞご参照ください。

なんといっても、この本をまとめ上げた、祥伝社の編集長さんの嗅覚に感謝します。

論文に直にあたり、内容が時間がたっても、ぜんぜん色あせないものを追求してよかった。

今日はボウモアか響をロックで飲んで寝る事にしましょう。
忙しい合間のちょっとご褒美です。

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