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2006年4月11日 (火)

急性胃腸炎

昨年末から急性胃腸炎が猛威を振るっています。

先日ジーコ監督が急性胃腸炎で倒れたとの報道がなされました。

その他にも、急性胃腸炎でマグノアウベスが先月、戦列を離れました。

昨日の日刊スポーツにもゼカルロスとピンゴが相次いで戦列を離れたそうです。

サッカー選手だけでもこれだけの猛威を振るっています。

急性胃腸炎の主な原因は何回か触れましたが、ノロウイルスや、ロタウイルスと呼ばれるウイルスによるものです。

急性胃腸炎の患者さんの便中に多量に排泄されたウイルスが、海に流れ、魚貝類に摂取されまた戻るという循環が指摘されています。

子供用の科学雑誌かがくるに国立感染症研究所の先生と協力して、ロタウイルスの写真を載せました。

今流行っているノロウイルスの方は、一本鎖RNAウイルスの仲間で、正十二面体の星のような形をしています。

下水処理した後の水中のウイルスチェックはノロウイルス由来の遺伝子をPCR法という方法で沢山増やして分析する方法でチェックします。

また、ウイルスを不活化させる、このような方法も開発されています。

急性胃腸炎を起こすウイルスには、このノロウイルス、ロタウイルスのほかにも腸管アデノウイルス、コクサッキー、コロナといった他のウイルスもあります。

ですから、一シーズンに何回も胃腸炎を繰り返す方もいらっしゃるのです。

ウイルス感染症が成立するためは、
1.ウイルスとホスト(人)の免疫力のバランス
2.感染するために必要な最小限量のウイルス量
が必要です。

体力をつけて、ウイルス感染を最小限に抑えたり、入り込むウイルス量を減らせば病気にはならないということです。

十分休養をとり、体力をつけて、免疫力を高めておくという事。

よく手洗いをして、うがいをして、ウイルスが腸管に入り込まないように気をつけることにしましょう。

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