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2006年6月 4日 (日)

徳永進先生/晴れた日の午後に 鳥取

Photo_8晴れた日の午後、徳永進先生にお会いしてきました。

タイトな時間を割いてくださり、いろいろな御話を伺えました。
私の人生を変えるような出会いだと感じました。

Photo_6京都から、鳥取にスーパーはくとにて入りました。
陸路2時間半で、中々良い時間でした。
はくとの中での島崎先生と過ごした時間。
徳永先生との御話。

今思い出してもため息が付く程人生に於いて有意義な時間でした。

鳥取のアゴのしょうゆ付けと辛口のワインが胃に染みます。

Photo_9お昼に食べた明石のタコ飯がすごく美味しかった。

海の塩の匂いと言うのでしょうか、タコに塩見が聞いていてすごく良かったです。

スーパーはくとの間、島崎先生と様々な日本の医療、診療報酬体系や医療保障システムと介護医療システムの連携、憲法と実際の法律の整合性についてなど、普段聞けない貴重な御話をいただきながらの小さな旅でした。

Photo_10現地に厚生労働省の重要なお仕事の方も合流されました。
当日、良い医療を実践している徳永先生に御話を伺いたいということでいらっしゃいました。
とんぼ返りで帰京した後も、翌日の日曜日も霞ヶ関で御仕事だそうです。

私は、こういった為政管の方々の真摯な姿に触れてきました。

初夏の良い風の中僅かな時間でも次の良い仕組みのためにこうやって駆けつけてくれる。

涙が出るほど素晴らしいことです。

報道はバランスがとても悪いです。
もっと人々がホッとする報道を心がけるべきだと思っています。

野の花診療所の御話は、幾つもあるので今日は書ききれません。

これから折を見て書き綴っていくつもりです。

徳永先生の生きること、死ぬことの自然について。
医療と人々のかかわりあい方。


私のマインドは徳永先生にお会いして、確実に変化しました。

Ana1帰りの飛行機の中、私は考えてしまいました。
これまで私は、島崎先生の取り計らいで、日本の様々なところで、試行錯誤の中、患者さんのためにご尽力されている沢山の先生方にお会いしてきました。

良い医療って何なのだろう。

Ana2私たちは超少子超高齢社会に突入しました。

赤ちゃんがもっと生まれる世の中にしなくてはいけません。
ご高齢の方々のより良い幕引きを考えなくてはいけません。

『死生観』。

徳永先生はおっしゃいました。

『トカゲやありが公園や道路で死んでいる事があるでしょ。人間だって、熊野路の上で死んでいる人がいてもおかしくないよね。』

そうです。

そこに答えが隠されていたのです。

私は涙がこぼれそうでした。

日本の様々なところを巡り、私の頭の中をグルグルしていたもやもや。

私が未熟なため日本のいろいろなところでよい医療にご尽力されている、沢山の先生方が発していたメッセージを私は受け取れませんでした。

沢山の亡くなった患者さんたちが私の手を握って発していたメッセージ。

遠いどこでもない、私たちの心の中により良い医療のための手がかりはあったのです。

日本の遠い沢山の先生のもとに出かけていった思い出とともに私は涙があふれそうになりました。

ああ、正解は遠いどこでもないここにあったのです。

Photo_11野の花クリニックの中庭に咲く風に揺れる白い花。

そこに正解はあったのです。
生きて死んでいくという事。

そこに答えがあったのです。

私は自分の胸に手を当て、今はまだ動いている私の心臓の鼓動の振動をかみしめました。

ありがとうございました。島崎先生。
ありがとうございました。徳永進先生。
そして、ありがとうございました。谷川先生。

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