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2006年6月21日 (水)

二つの偶然

世の中には偶然と言うものがあるものです。

日経の講演会をするので、知り合いの薬剤師さんにメールしました。

ものすごい久しぶりだったのですが、とりあえずメールしてみました。

返事を待ちのまま、私は、別の会合のため品川のパシフィックホテルの楼蘭に急ぎました。(楼蘭の美しい食事については後ほどアップします)

すると、なんと、その人が品川駅にいたのです!

「大和田先生!」急に声をかけられました。



職場を変って、数年ぶりの再開です。

品川の勤務ではなかったはずです。

私も新松戸から急いできたので、品川駅構内を通過するのは1-2分だけだったでしょう。

「何でここにいるの?」

私たちは指をさして
ハモってしまいました。

「いや、品川で会議なんだ。」
「私はこれから大井町にいくところなんです。」

「メールの返事待ちのところで、偶然ぜんぜん関係ないところで会うなんてすごいね。しかも、この人ごみの中で、わずか数分しか、おたがい品川駅にいないのにね。僕は、診療が遅くなってしまって、遅刻したから、この時間にここを通過したのだし。うーん。すごい偶然。」

「先生との腐れ縁を感じます。」

「じゃね。」私たちは御互い別な場所へ急いで散りました。

びっくりしました。

翌日、私は航空会社の機内誌のための取材を受けました。

外国の航空会社なので、通常接点はありません。

診療の合間のお昼休み中、取材を受けて、午後の診療にはいりました。

すると、風邪をこじらせた患者さんに仕事についてお尋ねしました。

新松戸の実家に帰られたところで、カゼをこじらせてしまったそうです。

「私はこういう所に勤務しているのです。」と名刺をいただきました。

なんと、そこには、昼休みに取材を受けた航空会社さんの名が

一生の間でも、めったにお会いする事の無い外国の航空会社さんの一致です。

ひと時、この航空会社さんの事で盛り上がりました。

なんだか、不思議なものです。

世の中は織り成す綾のようだ とよく言われます。

同じ事を同じようなタイミングでやっても同じ結果にはならない。

一つ一つ、私たちは、後戻りできない貴重な時間を御互いに刻んでいるのです。

他の人の時間を慈しみ、自分の時間も慈しむ。

そういった生き方をしていきたいと願っています。

偶然の織り成す綾。

人生とは不思議なものです。

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