グッドデザインプレゼンテーション2006/GDP2006/ガンダムの操縦席
GDP2006のパネリストの部分が刷新されていました(キャッシュファイルはこちらです)。
所属が古く、東京医科歯科大学臨床助教授でないのですが、急ぎでファイルが更新されているところはさすがです。
御時間が許す方は是非いらしてください。
昨年度は、インスリン注射用の超極細の針がグッドデザイン大賞を受賞し、メディカルにおけるデザインが大変に注目されています。
『既存のデザインをいじっても、ぜんぜん人には優しくならない。
もっとぜんぜん違う地平から様々な分野の人間が集学的に議論するところから、全く新しいものを創るべき。』
博報堂生活研究所の高橋さんと私は、いつもそう話し合ってきました。
そして、私は医学書ではこれまでほとんど顧みられなかった『手触り』とギミックにこだわった本や、ウエブエンジンとして組み込みも可能な翻訳システム、UNLを用いた絵本などを出版してきました。
なんと、國本さんはその『場』を創ろうとされていたのです!
本当にびっくりな話です。
全く違うところで、同時に進行していたなんて。
本当に人との出会いと言うのはびっくりの連続です。
医療的な話題でもう一つとても参考になる話がありました。
人の足りない力の部分だけを補うメカニズムについてです。
脳卒中や難病で、知的なものが全く大丈夫なのに、運動機能だけが障害される患者さんはとても沢山いらっしゃいます。
そういった方に応用できるテクノロジーです。
それには、ハードも当然ですが、マイクロチップ化された高速プログラムのソフトが必要です。
なんと、こういったもののそういった制御系ソフトの面でも大変に大きな進歩がもたらされているそうです。
また、透明な板の上にプロジェクションできるシステムや、位置を認識して目的場所へ感覚をとおして案内してくれる腕輪のようなジャイロなど、まるでドラえもんの世界のような既にリアルに作られているモノについてのお話を伺いました。
私は患者さんをサポートするテクノロジーを持つ方とお会いしたくて、筑波大学に見学に行こうと思っていました。
それが叶い、本当にうれしいです。
昨夕の國本さんのお話から。
なぜ、ガンダムの操縦席は頭でなくて胸の辺りにあるのだろう? といつも思っていました。
マジンガーゼットなどは頭です。
ガンダムは人間の形をしていますが、頭脳のある部分は全く別なところにあるのです。
國本先生の答えは明快でした。
『だって、両手で防御の姿勢をとったときに、一番守れる部分に操縦者が居るべきでしょ。』
そうだったのかぁ。
合体ができるガンプラを作った少年の頃を思い出しました。
素晴らしいお話です。
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