グッドデザインプレゼンテーション/クオーレアモーレ/日本の100色
日本の伝統色、100。
一体何のことでしょう。
それは、十二単に始まる、日本の重ね着でもハレーションを起こさない美しい色彩文化のことです。
日本人は、このような色彩を進化させてきていたのです。
その色彩と、最先端のナノテクノロジーを組み合わせた商品をクオーレアモーレさんが開発されました。
その品質はグッドデザイン長官特別賞を受賞された事でも証明されています。
原色、ましてや蛍光色のうるささが無い。
なんと、この100色の服のボタンはその服の色と同じ100色なのです。
このこだわり。
豊かな日本伝統が育まれた金沢で生まれた日本の色。
黄色系、赤系、青系、どの色を重ねても、ぜんぜんおかしくならない。
これらの色は、色彩マトリクスから離れて、長年かけて人間(日本人)の感性が選び磨いてきた色彩だそうです。
忘れ去られそうになっていた色彩。
それを再現した。
実物を見ていただくと解るのですが、とても優しいいろで、なんといっても上品な色彩なのです。
ファーストフードで嫌な気持ちになるのは、いつもその色彩と形だと思ってきました。
毒々しいピンクと黄色、赤・・・
それに比べて、この色彩のなんと上品な事か。
人を受け入れて安らかにさせる力を持つ色たちです。
そして、どんな重ね方でも、美しい。
私は絵を描くのが好きなので、いろいろな色の組み合わせを試してきました。
でも、こんな風なプロダクトの色でこういった経験は初めてです。
しかも、ナノテクノロジーで特殊な素材を綿線維に重合させた製品なのです。
このように撥水にする事もできれば、吸水性にする事もできる。
傷を癒す素材もできるそうです。
Cuore ed Amore、クオーレアモーレさんは、最先端の技術を駆使した線維を、日本の伝統色で染め上げた製品を誕生させました。
機能とデザインの融合。
とても大切なことです。
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